ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

Eagle Nest Lake 州立公園(3)

2009-08-30 | キャンプ


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今朝も外気温5℃。キャンパーの暖房を入れ、モモを連れて散歩に出る。散歩の途中、湖の向こう側から昇る朝日を拝む。


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朝食後、すぐに帰り仕度を始める。



帰り際キャンプサイトで見かけたプレーリードッグ。カヌーキャリアがはまったあの穴はプレーリードッグの巣だった。

正午にはロスアラモスに到着。なんか何であの州立公園が人気がないのか良くわかったような気がする旅だった。


Eagle Nest Lake 州立公園(2)

2009-08-29 | カヌーイング


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朝起きると気温は5℃。標高2,500m となると8月でも寒い。電気がないのでキャンパーに付属のプロパンガス暖房を入れる。朝食後、カヌーをトラックから降ろし、準備をする。キャンプサイトと湖の間は雑草と潅木が生い茂っているのだが、カヌーキャリアに乗せて引っ張っていけば何とかなるだろうという甘い考えで湖を目指した。しかし途中、地面には穴は開いているし、キャリアのタイヤがサボテンか撒き菱を踏んだのか?パンクしてしまった。何とか岸まで辿り着くと、臭い!湖は緑色の藻が繁殖しており、それが岸辺に打ち上げられて、腐って異臭を放っている。特にこの辺りは水が淀んでいる浅瀬の入り江。遠くから見るときれいな湖だったのに・・・・・
道理でこのキャンプ場にはハエや蚊が多いはずだ。キャンパーの外壁を埋め尽くすかのようにハエや蚊が張り付いてくる。たださすがに寒いせいか元気のない蚊に刺されたのはパパチャック一箇所だけ。
いまさら戻るわけにも行かず、勇気を持って最初の一歩を湖に踏み出し、カヌーを漕ぎ出す。沖に出れば水がきれいになるかと思いきや、どこまで行っても湖は藻で覆われている。


沖に出てもこの調子、岸辺はもっとひどい。


朝あんなに寒かったのに、日がさすと暑い。湖の中ほどまで行き、ゆっくり一回り。しかしこの湖、カヌーは僕らだけ、あとは皆モーターボートで白波を立てて結構なスピードで走り回っている。おかげでモーターボートの立てる波でカヌーが揺れる。ここは本当にNo Wake Lake?



お腹も空き、風が少し出てきたので昼過ぎに陸へ向かう。今度はキャンプサイト近くではなく、正規のボートランプへ艇を近づける。ママチャックを留守番に残して、子チャック達とパパチャックはパンクしたタイヤを持ってキャンプ場まで歩いて帰る。自転車用のパンク修理キットでパンクを直し、トラックでボートランプまでママチャックを迎えに行く。ボートランプの掲示板にはちゃんと”No Wake Lake” と書いてあるじゃないの。
カヌーをトラックに載せて、キャンプ場へ戻り、昼食にサンドイッチ。
午後はキャンパーでゆっくりと過ごす、夕飯の準備、ダッチオーブンで鶏と野菜を煮ていると、強風と雷、雨が降ってきた。
雨が降ると恒例、キャンパーの中でボードゲーム。今日はドラえもん日本旅行ゲーム。でもママチャックは大学の勉強中で不参加。
このゲーム、人数が多いほど面白いのだけれども・・・・・


Eagle Nest Lake 州立公園(1)

2009-08-28 | アメリカの州立公園ほか


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8月最後のキャンプ。昨年8月に購入したニューメキシコ州立公園キャンプ場年間パスが8月一杯で切れるため、その年間パスを利用する最後の州立公園。今回の分も含めて、この年間パスで州立公園に32泊することになる。10泊すれば元が取れる計算なので充分元は取れた。
今回は Eagle Nest Lake 州立公園に行ってみる。Eagle Nest Lake はタオス山脈の東側、氷河によってできたU字谷にある人造湖。このダム下流側に昨年8月年間パスを購入したシマロン渓谷州立公園が広がっている。もともとは個人所有の湖だったのをニューメキシコ州が買い上げ、2004年に州立公園となった。以前はボートランプとピクニックテーブルがあるだけの公園だったのだが、今年の夏キャンプ場がオープンした。湖はNo Wake Lake(モーターボートはゆっくりと白波を立てないようなスピード)と指定されており、カヌーにはちょうどよさそう。まだ新しいキャンプ場ということで知名度も低く、キャンプ場予約もできないため、きっと空いているだろうという見込みで行ってみることにした。子チャック達が学校から帰って着た午後4時、我が家を出発。山を下り、エスパノーラの町を抜けタオスへ向かう。タオスの手前で東へ向かいCarson 国立森林公園を抜け、Angel Fire、Eagle Nest のあるU字谷へ入る。しばらく行くと右手に草原の中に浮かぶ湖が見えてくる。州立公園に到着したのが午後6時30分、キャンプ場は予想通り空いていた。キャンプサイトは19あるのだが、泊まっているのは我が家を含めて4組のみ。電気や水道のフックアップはない。これは州立公園入り口に民間のRVパークが軒を連ねており、彼らのビジネスに考慮したからかなぁ?このキャンプ場はほとんど木がないので、代わりに各サイトには屋根付のピクニックテーブルとファイヤーリングが備えられている。カヌーを湖に一番下ろしやすそうな端のサイトにトレイラーをセットアップする。夕食は簡単にスパゲティ。



三度ヘロンレイク州立公園(4)

2009-08-16 | キャンプ


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今日は雲ひとつない快晴。朝食後、サイクリングへ出かける。まずは隣のキャンプ場を一回りする。う~ん、このキャンプ場も狭いなぁ。さらに西へ向かいヘロンダムへ。子チャック(兄)とママチャックが休憩している間に、子チャック(弟)とパパチャックはこのダムの西側に並ぶキャンプ場を一回りしてくる。こちらのキャンプ場のほうが広く、RV向け。木が少ないのが難点だが、今度エレクトリックサイトが取れなかったら、こちらのキャンプ場にしよう。



キャンプ場へ引き返し、昼食後、帰りの支度。カヌーと自転車をトラックに積み、キャンパーを繋いで帰路に着く。


三度ヘロンレイク州立公園(3)

2009-08-15 | カヌーイング


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今朝の天気は晴れ。朝食後さっそくカヌーで湖に漕ぎ出す。雲が少しあるが、風もなく湖面はまるで鏡のよう。今日は完璧なカヌー日和!まずは艇を東に向け、湖岸に沿ってゆっくりと反時計回りに湖を廻る。大きなヨットも今日は出ている。



ちょうどキャンプ場の対岸近くに辿り着いたのが、午前11時半。お昼を食べるために湖を横断して、キャンプ場へ戻ろう。ちょうど湖の真ん中に来た頃、今までまったくなかった風が急に吹いてきた。艇の右からの向かい風、だんだん強くなり、終いには白波が立ち始めた。小さなカヌーは木の葉のよう、横から波を受けると揺れる揺れる。艇を波に対して直角に立て直すと、今度は舳先で砕けた波がカヌーの中にまで入ってくる。一所懸命漕いでも漕いでも、キャンプ場はなかなか近くならない。ひぇ~、こんなところで沈没したらどうしよう。カヌーで始めて味わう恐怖。エイ仕方がない、キャンプ場を目指すことをあきらめ、ほんのわずか風下を目指すことにする。これでようやく艇が前に進み始め、何とか岸に辿り着いた。カヌーを引っ張って岸を歩き、キャンプサイトへ戻る。


無事、岸にたどり着いてから撮った写真


昼食後、さすがに疲れたママチャックと子チャック達はキャンパーの中で熟睡。パパチャックは一人でビールを片手に湖を眺める。風が強い時の湖はヨットとウインドサーフィンの独壇場。風上に向かってジグザクに上っていくヨットを見るのもなかなか楽しい。



結局今日も魚が釣れなかったので、夕飯は再び安売りで買った鶏の胸肉。今日はインゲンと一緒に炒め物にする。どうも天気予報が一日ずれているみたい。






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キャンプサイトから眺める夕陽



三度ヘロンレイク州立公園(2)

2009-08-14 | カヌーイング


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昨晩はずっと雨、朝起きてみると雨は上がったが曇り空。昨晩寝るのが遅かったので、朝食はゆっくりと摂る。その後カヌーをトラックから降ろし、湖へ漕ぎ出す。まずは西へ向かう。しばらく行くと小雨が降り出し、風が少し出てきた。仕方がない、キャンプ場へ戻るか。昨日見た天気予報では風は強いが、降水確率0%、快晴のはずなのだが・・・・・



今日は朝食が遅かったので、昼食は抜き。そのためお腹が空いてきたので早めに夕飯の準備とする。今日は鶏胸肉の炭火焼。炭を熾し、これから鶏肉を焼こうという時、再び雨が降り始めたので、グリルをオーニングの下に移して鶏を焼き始める。副菜はガガモレとトルティーアチップス。アボガドを半分に割り、種に包丁を入れてくるっと回して種を取る。包丁でさいの目に切れ目を入れてスプーンで実をすくう。玉ねぎのみじん切り、青唐辛子のみじん切りを加え、ライムを搾って塩コショウで味付けをするだけ。本当はこれにニンニクとサランチョロのみじん切りも加えるとニューメキシカンテイストになるのだけれども・・・・・  今日の青唐辛子はまったく辛くないハズレ。我が家では青唐辛子を買うときはいつも一つ。とっても辛いときもあれば、今日のようにまったく辛くないときもある。職場でヒスパニック系の辛い物好きな人に辛い青唐辛子の見分け方を以前尋ねのだけれども、彼らはいつも袋買いで、いくつもまとめて使うため、見分ける必要がないみたい。
夕食を食べ終わって外に出てみると、なんと雨は止み、空は晴れ渡っている。さあ、またカヌーに乗ろう。今度はカヌーで東へ漕ぎ出す。しばらく行くと西のほうに雲が出てきた。



今日は天気の変わりやすい日だ。仕方がない、キャンプ場へ戻るか。戻る途中まだ陽が差しているのだけれども小雨がぱらついてきた。後ろを見るときれいな虹。あわてて艇を180度廻し、しばらく虹見物。湖の真ん中から見る二重になった完璧な虹。


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三度ヘロンレイク州立公園(1)

2009-08-13 | アメリカの州立公園ほか


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来週から子チャック達の学校が始まる。今週末が最後の夏休み。というわけで4週連続キャンプへ。行き先は三度ヘロンレイク州立公園。仕事を終えてから行ける範囲で、気持ちよくカヌーができる場所としてはここが一番。キャンパーは昨晩トラックに繋ぎ、準備万端。仕事が終わってから、パパチャックは子チャックたちをYMCAまで迎えに行く。ママチャックが仕事から帰ってきた午後5時50分、ロスアラモスを出発する。途中ガソリンスタンドで給油し、夕飯にサンドイッチを頬張りながら運転、ヘロンレイク州立公園へ。公園に着いたのが午後8時。平日木曜日の夜、夏休み中だとは言え、キャンプサイトは空いているだろうと思いきや、エレクトリックサイトはすべて埋まっていた。仕方がない、前回と同じ電気のないキャンプ場を見てみよう。さすがに木曜日の夜、ここはまだ多くの空きキャンプサイトがある。湖畔に面したキャンプサイトを確保。キャンパーをセットアップしている頃、雨が降り出す。
しかしこのキャンプ場眺めは素晴らしく、カヌーの湖へのアクセスも良いのだが、隣のサイトとの間隔が非常に狭い。キャンプファイヤーも隣り合わせ。でも今回両隣の人たちはどちらも静かな家族連れで良かった。

コロラドの旅(8) 帰路

2009-08-08 | その他


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今日はロスアラモスへ帰る日。朝食後、荷物の整理、自転車とカヌーをトラックに積んでから、キャンパーを繋ぎ、州立公園を後にする。I-25をひたすら南下、途中レストエリアでトイレ休憩、ランチを食べる。次第に南西からの向かい風が強くなる。今日はの燃費は期待できない。I-25をコロラド52番で降り、160号線に乗り換える。西へ向かい峠を越えて、アラモサの町へ。風の条件がよければロスアラモスまで無給油で帰れるはずだったのが、ずっと向かい風のためここで給油しなければならない。給油後、285号線を南下、エスパノーラを過ぎ、午後6時無事ロスアラモスに到着。

コロラドの旅(7) キャッスルロック アウトレット

2009-08-07 | 買い物


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今日は買い物! 州立公園から南へ約65kmのCastle Rockという町にある アウトレットモールへ向かう。ファッションにほとんど興味のないウッドチャック一家であるが、このアウトレットモールにはコロンビア、コールマン、エディバウアー、ティンバーランドなどのアウトドア系ショップがあり、また甲高な子チャック達の足に会う唯一の子供靴ストライドライトのショップがあるのだ。
キャンプ場を出発し、I-25 号を南へ向かう。Castle Rock の町に着いたのが午前9時、アウトレットに行ってみると開店は午前10時から。仕方がない、返品したいものがあるのでWal-Martを探そう。しかしWal-Martがなかなか見つからない。Castle Rockの町にある3つの高速出口でそれぞれ降りて、探すが見つからない。Castle RockのまちにはWal-Martはないのだろうか?あきらめてまた高速を戻るとアウトレットへ降りる高速出口の手前にWal-Martを発見。このWal-Mart、町の主要道からはまったく見えず、看板もない。北行きの高速道からだけ小さな看板が見える。これでだいぶ時間を無駄にしてしまった。Wal-Martで無事返品と買い物を済ませ、アウトレットへ向かう。
まずはコロンビアのアウトレットストアーへ、ここで冬用に家族全員分のフリース、子チャックたちの防寒ジャケット、パパチャックはレインジャケットとサンダルを購入。次はストライドライトで子チャック達の靴を2サイズ(現在用と将来用)。
フードコートで昼食にピザを食べてから、パパチャックはリーバイスでジーンズを購入、パパチャックはジーンズに関しては結構保守的、リーバイスの505でないといけないのだ。
ジャンボリーで子チャック達の服を購入後、ナイキで子チャック(兄)のバックパックを購入。パパチャックはナイキのセンスがまったく理解できない。何一つ良いと思う靴がない。
領事館にパスポートを取りに行く時間が迫ってきたので、トラックでアウトレットを後にする。I-25を北上、一番南にあるLincoln Avenue の駅からLight Rail に乗るつもりが、駐車場の場所が分からず、道に迷って結局ひとつ北にある County line の駅についてしまった。ここの駐車場にトラックをおいて、Light Rail に乗る。昨日と同じようにダウンタウンの16th Street でバスに乗り換え、Lawrenceから歩いて領事館へ。無事子チャック(兄)のパスポートを入手できた。
バス、Light Rail を乗り継いで、再びCounty lineの駅へ、トラックでキャンプ場を目指すも、I-25は事故渋滞のため、I-25をすぐ降り、裏道を通ってCherry Creek 州立公園を目指す。途中Kings スーパーに寄って食料品を購入。キャンプ場についたときには結構な時間になってしまった。ダウンタウンへの往復が思った異常に時間がかかる。これだったら、昨日の午後アウトレットに行き、今日は午前中に領事館でパスポートの申請をし、昼はダウンタウンで過ごし、午後、パスポートを受け取ったほうが効率的だったね。(領事館によると午前11時までに申請すればその日の午後3時にはパスポートが受け取れるそうである。)
早く帰ってこれれば、州立公園でゆっくりサイクリングでもしようと思っていたのだが、結構遅くなってしまったので、先ほどKings で購入した冷凍ラザニアを暖めて夕食とする。


アウトレットで購入した品々

コロラドの旅(6) デンバーへ

2009-08-06 | アメリカの州立公園ほか


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今日は最終目的地デンバーへの移動。朝食後キャンパーを仕舞い、午前9時20分キャンプ場を後にする。来た道を戻り山を降りる。途中何台もの自転車にすれ違う。そうか彼らはこの山の麓のIdaho Springs からMt. Evans の頂上を目指すのか!そうすると標高差2000m、距離45km。すごい体力だなぁ。Idaho Springs の町でI-70に乗り東へ向かう。デンバー手前でI-70から6号線に乗り換えI-25へ、I-25号線を南へ向かい今度はI-255号線でAurora の町へ。今日のキャンプ場はAuroraの町にあるCherry Creek 州立公園。デンバーに一番近い州立公園のキャンプ場。午前10時45分公園に到着。入り口で2日分の入園料16ドルを支払い、キャンプ場を目指す。チェックインタイムは12時なのだけれどもちょっと早く着いてしまった。サイトが空いていればよいが・・・・
キャンプ場は巨大で我が家のサイトナンバーは113番、一番奥のフルフックアップサイト。サイトは無事空いていたので、キャンパーを外してセットアップする。このキャンプ場はまるで高級RVリゾートのよう、サイトはコンクリートパッドで整備されており、電源は30Aと50A,さすがに入園料込みで一泊30ドルだけのことはある。




昼食後、トラックから自転車とカヌーを降ろし、近くのNine Miles Park & Ride にトラックを駐車し、Light Rail でデンバーのダウンタウンを目指す。



料金は大人一人往復7ドル、子供3.5ドル。家族 4人では結構高い。ダウンタウンの駐車料金のほうが安いかも。しかし、子チャックたちは普段乗りなれていない電車、バスに乗るのが大好きなのでこれもエンターテイメントの一つ。ダウンタウンの16th Street で降車し、今度はFree Mall Ride という無料シャトルバスに乗り、16th Street をLawrence まで移動。そこから徒歩で17th Street Plaza ビルまで。ここの30階に今回の旅の一番の目的地、日本総領事館がある。ここで子チャック(兄)のパスポートの申請を済ませる。
総領事館を後にし、16th Street からFree Mall Ride バスで終点のUnion Station まで、ここからさらに徒歩で川向こうのREIに向かう。さすがこのREIはコロラドデンバーの旗艦店、昔の市電操車場を改造した赤レンガ造りの建物で趣があり、巨大でニューメキシコのREIにはない品揃え。



店内には大きなフリークライミングの岩とこれまた巨大な暖炉がそびえる。店内を一周して見て回ると結構疲れてしまった。店内併設のスターバックスで休憩する。そのうち、空模様が怪しくなってきたかと思うと、稲光、雷鳴そして雨が降ってきた。仕方がない雨が止むまでスターバックスにちょっと長居をしよう。
雨が止んだのでREIを後にし、Union Station までまた徒歩で戻る。Mall Ride バスとLight Rail を乗り継いで、終点のNine Miles 駅まで帰る。そしてトラックで近くのH-Mart へ。ここは韓国系の大きな食料品店。ここで、大根キムチ、白菜キムチ、イカキムチと日本食材を購入。そして店内併設の韓国料理店でビビンバ、ブルゴギ、BBQチキンをお持ち帰り、キャンプ場に戻り夕食とする。


コロラドの旅(5) エバンス山頂

2009-08-05 | アメリカの州立公園ほか


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朝起きてみると、キャンプホストはバックでトレイラーを入れるのをあきらめたようで、頭からサイトにトラックとトレイラーを突っ込んでいる。頭から入るならなぜバックで入らないのか?一度頭から入れちゃったら出るのが大変だぞ。
朝食後、Mt. Evans へ登る。キャンプ場のすぐ脇からMt. Evans Scenic Byway という有料道路が始まる。ここもArapaho 国立森林公園の管轄下。なんでも北米で一番標高の高いところまでいける舗装道だそうである。車1台につき10ドルで3日間有効のパスがもらえる。料金所のあるEcho Lake から頂上の駐車場まで14.5マイル(約23 km)。まずは3マイル地点にある、Nature Centerに立ち寄る。標高11,600フィート(約3,530 m)、この辺りが森林限界の上部、木の生えていないツンドラがもうすぐ目の前。高山植物がきれいである。この辺りの松(Bristlecone Pine)は幹が太くて、枝が短く非常に変わった形をしている。



なんかバオバブの松版って感じ。なんでもこれで樹齢1500年以上、とても険しい環境でゆっくり生長している松で年輪が見えないほど詰まっている。ループトレイルを一周し、Nature Center に戻ってくると、ちょうど’パークレンジャーがドアを開けてくれ、子チャックたちにジュニアレンジャープログラムとバッジをくれたよ。Nature Centerを後にし、さらに登る。道はやがて森林限界を越え、ツンドラへ。
道路は舗装されていてもガードレールなどはなく、崖っぷちのカーブでは見えるのは空だけと結構怖い。やがて9マイルマーカーの地点にSummit Lake が見えてきた。駐車場にトラックを停め、湖を見学する。


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標高12,900フィート(約3,900 m)で、風がつめたく、すぐ近くに万年雪が見える。湖を後にし、さらに九十九折れの道を登って行く。北米で一番標高の高い舗装路ということで自転車の世界ではとても有名な場所らしく、非常に多くの自転車が登って行く。こんな標高の高いところでよく高山病にならないものだなぁ。たいした体力だ。やがて頂上の駐車場に到着。標高は14,160フィート(約4,320 m)。駐車場の周りにはなんと野生のMountain goats (漢字で書くと山山羊?)が群れている。



トイレから出られなくなったサイクリスト。


ここから徒歩で頂上まで登る。距離は約600 m。「お腹が空いた。」と駄々をこねる子チャック(弟)をなだめすかしながらゆっくりと登る。やっと頂上へ。標高14,280フィート (約4,360 m)
ここからの眺めは素晴らしい。カメラを持ってグルッと一周パノラマ写真を撮る。うまく繋がるだろうか?


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駐車場へ下り、山山羊を再び見学してから、山を降りる。






もうお腹ペコペコ。こんなに面白いところならお弁当を持ってくればよかった。そうすればもっとゆっくりできたのにね。
キャンプ場へ戻り、昼食にする。午後はキャンプ場でゆっくりと過ごす。午後からは天気は曇り、時々小雨がぱらつく。午後3時過ぎから炭を熾し、ダッチオーブンで豚肉とサワークラウトのビール煮を煮始める。ちょうど煮上がった、午後5時過ぎ、再び小雨が降ってきたので、仕方がない、キャンパーの中で夕食とする。夕食後、雨も上がったので、外でキャンプファイヤーを楽しむ。しかし、我が家の裏のキャンプサイトの家族連れがうるさい。非常に大きな音量で音楽を流している。「まったくなんてこった!」あのうるさいキャンプ場が嫌でニューメキシコからコロラドまで来たというのに・・・・・・
キャンプの醍醐味というのはやっぱり、川のせせらぎ、鳥のさえずり、遠くで響く薪を割る音、を聞きながらのキャンプファイヤーでしょうが。それがたった一組のキャンパーのおかげで台無しだわ。空に再び雲が出てきたので思わず、このまま大雨になれ、雷になれと祈る。そうすると本当に雨が降り始めた。キャンプファイヤーを切り上げ、キャンパーの中でシャワーを浴びることにする。雨はどんどん強くなり、やがて稲光と雷鳴、オマケに雹まで降ってきた。「やぁーざまーみろ!これでお前らのパーティーも終わりだ!」と思いきや一向にうるさい音楽は鳴り止まない。仕舞いには雨が止んでしまった。「負けた・・・・」パパチャックの念力や神の加護も負けてしまった。敗北感を抱いたままベットにもぐりこむ。

コロラドの旅(4) エコーレイク

2009-08-04 | キャンプ


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今日は移動日。朝食をゆっくり摂った後、キャンピングトレイラーのスライドアウトをしまい、トレイラーをトラックに繋ぐ。午前10時、Mt. Princeton キャンプ場を後にする。County Road 162号線を東へ戻り、Mt. Princeton を左に見ながら国道285号線を北上する。Buena Vista の町手前でデンバーに向けて東へ分岐する285号線に別れを告げ、24号線を北上、Buena Vista の町を通過する。左手に今度はMt. Yale を観ながら「今度はハーバードなんて山があったりして。」と冗談を言いながら24号線を走っていると本当にMt. Harvard があった。なんだこの辺の山はアメリカの有名校の名前をつけているのか。
24号線はアーカンサスリバーに沿って北上する。Leadville というとても古い鉱山の町で91号線に乗り換える。この辺りから道の勾配はきつくなり、大きな天然堀の鉱山がある峠を過ぎると道はひたすらI-70号線まで下り。この辺り、1995年に来たカッパーマウンテンスキーリゾートの近く。I-70号線を東へ向かい、Frisco の町でWal-Martに立ち寄り、子チャックたちの新学期学用品など日用品の購入。店内のMcDonald でキッズミールとチキンサンドを購入し、キャンパーの中で昼食。次は隣町Silverthorne のMarket City で食料品の購入。I-70を再び東へ向かい、Idaho Springs で降り、103号線で山の中へ入っていく。ここはArapaho 国立森林公園。九十九折れの道を上っていき、やがて標高10,000フィート(3,000 m)を過ぎると湖が見えてきた。きょうのキャンプ場はこの湖の先にあるEcho Lake キャンプ場。ここに2泊する。
入り口にいたキャンプ場の管理人にサイト6番をインターネットで予約してある旨を告げ、サイトを探す。しかし、サイト6番、7番にはもう先客として女子と男子の大学生グループが陣取っている。先ほどの管理人がやってきて、「来るはずのキャンプホストがまだ来てないのよ。それで予約済みの札がかかっていなかったのね。」といって、大学生たちにサイト6番を空けてもらう。それにしてもこのキャンプ場は小さくて狭い。




6番と7番はまったく隙間のない隣り合わせ、我が家のキャンパーのスライドアウトを出すと7番にはみ出してしまう。結局隣の大学生グループは他に空いているサイト9番10番に移っていった。ありがとう。あんなイケイケ大学生グループに隣で一晩中騒がれたらたまったものじゃなかったね。やれやれ。
夕飯は簡単にカレーライスで済ませ、夕食後は湖を一周散歩する。残念この湖はボート禁止だって。


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サイト7番は隣に大きなキャンピングトレイラーが陣取り、スライドアウトがはみ出ているのでこのキャンプ場で一番人気のないサイトになってしまった。というわけで夜遅く隣に素泊まりのバンがやって来て、ガタゴトとうるさい。そしてキャンプホストも夜遅く到着。しかしこの小さなキャンプ場、キャンプホストサイトもあまり大きくはなく、そこに大きな5th Wheel のトレイラーを入れようとするのだが、なかなか入らない。オマケにこのキャンプホストはやたらとトラックのエンジンをふかす。隣のガタゴトとキャンプホストのトラックのエンジン音を聞きながら浅い眠りにつく。

コロラドの旅(3) プリンストン山温泉

2009-08-03 | その他


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今日月曜日は温泉の日。朝食後、水着に着替え、午前9時の開店と同時にMt. Princeton Hot Springs へ飛び込む。入湯料 大人10ドル 子供7ドル 合計34ドルを払い、腕にストラップを巻いてもらう。このストラップがあれば一日中何度も出たり入ったりできる。
荷物をプール脇のテーブルの上に置き、まずは川岸の温泉へ。ここの温泉はあまり大きくはなく川岸に岩で組んだ湯船が10艘ほど、すぐ人でいっぱいになる。やはり開店と同時に来て正解であった。




ここの温泉は単純泉。崖側の岩の間や座っている砂の下から熱いお湯が沸いているので、川の水と混ぜて適温にする。というが、実際には崖側とお尻の下から熱いお湯が、川側から冷たい水が流入してくるので、いつもかき混ぜていないといけない。
充分温泉を堪能した後は、プールで水遊び。このプールも温泉入りの温水プールで生暖かい。子チャックたちはライフジャケットを着けて遊ぶ、そろそろ浮き輪なしでも泳げるようにならなきゃいけないんだが・・・・




プールの後は再び温泉へ。運良く最初に入った湯船が空いていた。塩素分をすべて洗い流してゆっくり体を温めてから温泉を後にし、キャンプ場へ戻る。もうお腹ペコペコ、昼食におそばを食べる。午後から再び雲行きが怪しくなり、雷と突風と土砂降り、それが過ぎると再び快晴。山の天気は変わりやすい。午後はキャンパーの中で昼寝をしてゆっくり過ごす。午後5時、夕飯にスモークサーモンの散らし寿司を食べてから、再びMt. Princeton Hot Springs へ。腕のストラップを見せて中へ入る。温泉はどの湯船も一杯のため、まずはプールで遊ぶ。陽が沈んでから温泉へ、何とか下流のほうの湯船が空いていた。しかしこの湯船は浅い。寝転がってもパパチャックの大きなお腹が出てしまう。少しでも深くしようとそこの砂を掘ると、どんどん熱くなる。靴を柄杓の代わりにお湯をかけながら体についた塩素分を洗い流す。充分温泉を堪能したらもう辺りは暗くなってきた。温泉を後にし、キャンプ場へ戻るともう午後9時、急いで着替えてベットに入る。

コロラドの旅(2) コットンウッドレイク

2009-08-02 | カヌーイング


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朝食後、カヌーの準備をして、午前9時30分キャンプ場を出発する。County road 162号線を東へ向かい、国道285号線を北へ向かう。Buena Vista の町で306号線へ左折、Cottonwood Passへ向かう。道はやがてCottonwood Canyon へ。Cottonwood Hot Springs を過ぎてしばらく行くとCottonwood lake の看板があるので左折し、County Road 344号線へ。道はここからダートロード。South Cottonwood Canyon を進むとやがて、Cottonwood Lake が見えてくる。


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湖北側にボートランプがあるのでその近くに駐車し、カヌーの準備、午前10時50分、いよいよ湖へ漕ぎ出す。結構風があり、カヌーが流される。なるべく風上へカヌーを向け、錨を下ろす。錨を下ろしても少しずつカヌーは風下に流され、錨を上げまた、風上へ漕ぎ出す。




一番風上にある湾内に錨を下ろしてカヌーの上で昼食にサンドウィッチを食べる。午後12時30分、だんだん雲が出てきたと思ったら急に雨が降り出し、風もさらに強くなってきたので、急いでボートランプまで漕ぎ着け、土砂降りの中カヌーをトラックにしまう。
帰りは湖の奥にあるCottonwoodキャンプ場を一回り見学してから帰途に着く。
Mt. Princetonのキャンプ場についたのが午後2時、今日の午後は晴れたり雨が降ったり変わりやすい天気。オーニングの下でのんびりと過ごす。夕食は鶏手羽先の炭焼き。

コロラドの旅(1) プリンストン山キャンプ場

2009-08-01 | キャンプ


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いよいよ1週間の夏休みキャンプ旅行の始まり。今年は子チャック(兄)の日本のパスポートを更新するためコロラド州デンバーにある日本領事館に行かなければならないためデンバー周辺のキャンプ場を渡り歩くことにした。今日の目的地はSan Isabel 国立森林公園内にあるMt. Princeton キャンプ場。ここに3泊する。
午前6時50分、我が家を出発。山を降り、エスパノーラの町を経て、あとは国道285号線をひたすら北上。8時45分、ニューメキシコ州とコロラド州の州境に近い、San Antonio山の麓で15分のおトイレ休憩。再び285号を北上し、コロラド州Antonito の町へ。ここは前々回行ったニューメキシコ州チャマの町から出る、蒸気機関車の終着駅。しかしこの町はなぜかあまり観光には力が入っておらず、駅の周辺は閑散としている。285号をさらに北上、Alamosa の町で給油後、この辺り、国道285号線は西側を大きく迂回しているため近道の州道17号を北上。右手にグレートサンドデューン国立公園を遠めに見ながら沙漠の中の真っ直ぐな道を進む。17号線脇に以前は見たことがなかった太陽電池発電所が新しくできていた。アメリカも少しは変わろうとしているんだなぁ。
17号線は再び国道285号線に合流し、道は山の中へ。午前11時35分、Poncha 峠の道路わきにて昼食にサンドイッチを食べ、約50分の休憩。




峠を下りると Poncha Springs の町。やがて、Nathrop の町で左折、County Road162号線を西へ向かう。草原の向こうにMount Princeton が立ちはだかる。




道はやがて山の中に入り、Mt. Princeton とMt. Antero に挟まれたChalk Creek 渓谷沿いに分け入る。途中Mt. Princeton Hot Springs を抜け、林の中へ。いきなり目の前には道を横切るビックホーンシープの群れ。こんな歓迎があるとは知らず、カメラの用意をしていなかった。残念。午後1時、Mt. Prinston キャンプ場に到着。予約してあるサイトへキャンパーをセットアップする。




しばらく休憩してから、午後2時30分、周辺を偵察するためドライブへ。Chalk Creek 沿いの道をさらに西へ上流へ向かう。地図上にはこの辺りに2つの湖があり、そこでカヌーができるか?まず一つ目のChalk lake へ到着。


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ここは森林公園の管轄下、しかし湖というよりは池といったほうが良いような小さな湖で、カヌーができるような湖ではない。2つ目の湖を目指してさらに上流へ向かう。しかし、湖は発見できず、とうとうSt. Elmo の町に着いてしまった。標高10,000フィート(3000メートル)、ここはコロラドでもっともオリジナルなゴーストタウンとして有名な町。しかし今日はこの町でオークションが開かれており、すごい数の車と人、アンティークを趣味とする人や、ジープ、ATVのオフロードを趣味とする人たちでごった返しており、とてもゴーストタウンの趣はない。なんでもこのオークションは町おこしのためにやっているようなのである。しかし、ゴーストタウンを売りにする町が町おこしとは・・・・・




St. Elmo の町を後にし、来た道を戻る。途中崖下に湖を発見!大きさもカヌーに手ごろな大きさ。何の表示もないのだが、湖に下りれそうなわき道を見つけ、左折し湖の近くに下りる。橋を渡った所に湖へ向かう入り口が、しかしそこにはなんと「Private Lake」の看板が。なんとこの湖は個人所有のものであった。なんとまぁ、さすがここはアメリカ、資本家は大きな湖を個人で所有し、庶民は政府所有の小さな湖で我慢しなければならないのか。
道を引き返し、キャンプ場も過ぎ、Mt. Princeton Hot Springs に立ち寄り温泉の情報を入手する。料金は土日は大人一人15ドルだが、平日は10ドルとのこと、これでこの温泉には月曜日来ることが決定。そしてこのChalk Creek沿いではカヌーに乗れないことがはっきりしたので、明日はMt. Princeton を越えた北側にある、Cottonwood Lakeでカヌーに乗ろう。
キャンプ場へ戻り夕飯はタコサラダ。