ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

ユタ州モアブの旅(4) アーチーズ国立公園 -Delicate Arch -

2008-03-31 | アメリカの国立公園





午前8時40分キャンプ場を出発、アーチーズ国立公園へ向かう。まずは Park Avenue トレイルをハイキング。しかし今朝も天候は芳しくなく曇り。ニューメキシコでは当たり前の雲ひとつない真っ青な空をなかなか見ることができない。


屏風岩に挟まれた片道1.6kmのトレイルをCourthouse Tower まで歩き、来た道をまた戻る。




終いには小雨が少しぱらつくようになってしまいこれ以上のハイキングをあきらめる。Moab の町に戻り食料品の買出し後、キャンプ場に戻る。
昼食後まだ天気は曇り。仕方がないのでトレイラーの中でUNOで遊び時間をつぶす。
午後1時半、外を見ると午前中の悪天候が嘘のように見事に晴れ上がっている。さぁ、早速デリケートアーチトレイルに挑戦だ。
キャンプ場を出発、デリケートアーチトレイルヘッドを目指す。午後2時トレイルヘッドに到着。デリケートアーチを目指して往復4.8kmのハイキング。


トレイルは最初のうちは歩き易いトレイル。


しばらく行くと巨大な一枚岩の斜面をすさまじい強風にあおられながら登る。


そして左側は切り立った崖の中腹を登ると岩陰から突然デリケートアーチが目の前に出現。

子チャック(弟)を背負ってここまで来た甲斐があった。


これは別アングルから見たデリケートアーチ。




ユタ州モアブの旅(3) キャニオンランズ国立公園 -Island in the Sky-

2008-03-30 | アメリカの国立公園




今日も朝から曇り、日がささないととにかく寒い。今朝は再びアーチズ国立公園へ戻る。まずはCourthouse Towers を見学。


次にBalanced Rock。

しかし寒さと強風に退散。今日はハイキングは無理だと、隣のキャニオンランズ国立公園のビジターセンターで暖をとることにする。

アーチーズ国立公園からキャニオンランズ国立公園のIsland in the Sky ビジターセンターまで30数マイル。ビジターセンターでジュニアレンジャープログラムを入手。ここのジュニアレンジャープログラムはバックパック一杯の資料と双眼鏡、虫眼鏡等を貸してくれる。(要クレジットカード)
オリエンテーションのビデオを見終わったら、ビジターセンターの玄関でレンジャープログラムに参加。


その後ビジターセンター近くのShafer Canyon Overlook で昼食のサンドイッチを食べる。

しかしこの時、崖下に続く一本のダートロードを見てしまった。(面白そう。)

この後、Mesa Arch を見学。グランドキャニオンの雄大さとアーチズの繊細さを兼ね備えた景観。






そして Grand View Point Overlook、

Buck Canyon Overlook、Green River Overlook を見て回ってから、帰途に着くが・・・・・

Island in the Sky ビジターセンター先、入り口ゲート手前右側にShafer Trail という4WD ダートロードの看板が あり、これが昼食時に見た崖下に続くダートロードの入り口。崖上から見たところフラットな走り易そうなダートロードだったし、とりあえず下まで降りてみようか。
いざ実際に走ってみると、これが結構路面が荒れていて、岩がゴロゴロ、とにかくゆっくり走る。道はしばらく崖の上部を水平に走るが、その道路下の崖は深くえぐれていてまるで空中を走っているかのよう。ガードレールなどなく結構怖い。そしていよいよ崖下に下りる九十九折れの道が見えてきた。


方向転換するスペースもなくもう後戻りはできない。ゆっくり下りる。途中まだ残雪のある部分があったり、こりゃこの道を登ることができるか? だいぶ疑問。
途中なんと登ってくる2台のマウンテンバイクに遭遇。なんという体力!
とりあえず崖下まで到着。


しかし、このままあの坂を登れるとは思えず、このままダートロードを突き進みMoab の町まで帰ることにする。しかし路面状況はまったく好転せず、歩くくらいの速度でゆっくり進むしかない。町に着くの何時になることやら? そして途中で雨でも降ってきたらもう立ち往生間違いなし。そして道はWashという雨が降れば濁流となる涸れ沢と合流。ここが一番荒れていて、トラックのお腹とお尻をこすってしまった。我が家のピックアップトラックは結構車高が高いのだが、やはり長いホイールベースが災いした模様。やはりホイールベースが短く車高をぐんと上げたジープでないとこの道は難しい。(そういうジープがMoabの町にあふれており、ジープレンタカーもある。)





国立公園を出ると、路面ははかえって良好になり、少しスピードをあげて走れるようになった。


コロラド川の脇を走る。
Potash と言う町でようやく舗装路に出た。その後は軽快にコロラド川の脇を走行。


途中、道路わきにあるPetroglyphs を見学して、キャンプ場に着く。夕食は“ためして合点”で見た博多鍋をダッチオーブンで。

ユタ州モアブの旅(2) アーチーズ国立公園

2008-03-29 | アメリカの国立公園


午前5時起床、朝食は簡単にシリアルとゆで卵。アメリカのシリアルってのはやはり甘すぎるね。子チャックたちは毎朝こんなものを食べているのか。午前6時の予定がいつものようにずれこんで出発したのは午前6時15分。季節外れのキャンプ場、キャンプホストもいなければ、パークレンジャーの見回りのないため、そのまま出て行っても咎められることはないが、そこはちゃんと電気代の4ドルをセルフペイステーションのポストに入れてキャンプ場を後にする。
Chama の町を抜け北上、コロラド州へ入り、温泉の町Pogosa Springs で給油、4ドル5セント/ガロン。昨年末、デスバレー国立公園内で$4.09/Gal という軽油のあまりの高さに驚いていたが、3ヶ月たった今では1ガロン4ドルは当たり前になってしまった。デスバレーでは今頃5ドル位しているのだろうか?

Pogosa Springs からUS160号を東へ向かう。Durango を抜け、Cortez の町のWalmart で 今朝切れてしまった常夜灯の電球と 一年経った火災報知器の交換用電池を購入 。
Cortez の町からUS491号線を北西に向かいユタ州へ。ユタ州最初の町 Monticello でUS191号線を北上 Moab を目指す。予定よりも早くMoabに着きそう。キャンプ場のチェックインは午後1時以降なので、191号線脇のChurch Rock View エリアでゆっくりスパゲティを茹でて昼食を摂る。



午後1時過ぎMoabの町を過ぎたところで今回のベースキャンプ Portal RV Resort に到着。

いつものようにRVパークに並ぶと我が家のトレイラーは小さく、安っぽく見える。

Moab の町は結構暑い。気温28℃。標高が4000フィート(1200m)と低いためロスアラモスよりも暑い。
トレイラーをセットアップしたら早速アーチーズ国立公園(Arches National Park) のビジターセンターへ向かう。キャンプ場からは車で5分入り口のすぐ先にあるビジターセンターでジュニアレンジャープログラムをもらい映画を見る。
いよいよビジターセンター裏の崖を上り園内へ。午前中は天気が良かったのに、公園に入ってから曇りになってしまった。
今からなら午後4時発のレンジャープログラムに間に合うとデリケートアーチビューポイント(Delicate Arch View Point)へ向かう。ところが駐車場に着いてみると今回の担当レンジャーはイカツイお兄さん。キレイナお姉さん、ヤサシイおばさん、オモシロイおじさんなら良いけど、イカツイお兄さんはいけません。それにアッパービューポイントまで結構登ると言う。そこまで登ってもアーチにたどり着けるわけではなく、子チャック(弟)を背負子にしょっていかなければならないパパチャックとしては、この大事な膝は天気の良い日にデリケートアーチへ行くためにとっておこうと言うわけで、今回のレンジャープログラムはパス。


ローワービューポイントから遠くにアーチを見てから、車で他のアーチに移動する。
次に停まったのがSand dune arch 。



そしてSkyline arch を見学してからキャンプ場へ戻る。今日の晩御飯はスモークサーモン寿司。


ユタ州モアブの旅(1) ヘロンレイク州立公園

2008-03-28 | アメリカの州立公園ほか





いよいよ我が家のキャンプシーズン到来!

今回は子チャック達とママチャックの春休みが重なり、パパチャックは1週間の有給休暇を奮発。ユタ州モアブ(Moab, Utah)を目指す。アーチーズ国立公園とキャニオンランズ国立公園を見て回る予定。

今日は午前中はキャンピングトレイラーの準備、午後は花粉症のため減感作療法の注射に病院行った後、子チャックたちの帰りを待つ。
子チャックたちが学校から帰って来た午後4時 我が家を出発。北西へ進路をとる。午後6時、ヘロンレイク州立公園 (Heron Lake State Park) へ到着。さすがにこの時期キャンパーは他に誰もいない。トラックとトレイラーを切り離す必要がないようなるべく水平なキャンプサイトを探し、キャンパーの設営。電源を確保した後はスタビライザージャックとスライドアウトを出すだけ。このあたり今年の冬は大雪だったため、キャンプサイトにはまだ残雪が・・・・・



晩御飯は手軽にカレーとご飯をチンする。 明日朝はなるべく早く出発するため午後8時ベットに入る。

キャンパー修理(排水管ヒーター巻き直し)

2008-03-16 | DIY
再来週末から1週間、ユタ州モアブでキャンプを予定している。今回はアーチーズ国立公園とキャニオンランズ国立公園を訪れるつもり。朝晩氷点下以下に冷え込むことが十分予想されるので、排水管が凍らないようにヒーティングテープを巻き直した。ついでに上水タンク、配管の殺菌処理も行った。
前回、化石の森国立公園に立ち寄った朝は排水管が凍ってしまい排水ができなかった。排水管の下部にのみヒーティングテープを這わしていたのだが、それでは足りなかったようだ。今回はヒーティングテープを買い増し、しっかり螺旋状に巻きつけた。
その上からダクト用断熱材でカバーし、さらにダクト用メタル粘着テープをグルグル巻きに。これで凍結しないと良いのだが・・・・・

3月18日
今朝は-3.5℃まで気温が下がったが、排水タンクのバルブは凍りついていない。マイナス何度まで耐えられるか?

蕎麦打ち再挑戦

2008-03-02 | 食べ物
先週末はじめて挑戦した蕎麦はボソボソに短くなり、ちょと成功といえるようなものではなかった。そこで今回はレシピをいくつか改良し、再挑戦とあいなった。

まずは前回の4人分ではちょっと量が多すぎたので、今回は3人分に減量。
そば粉は同じく6割で180g、中力粉120gの代わりに強力粉100gとコーンスターチ20gに変更、同じようにキッチンエイドのミキサーで粉を混ぜてから水150gをスプーンで少しずつ加える。水回しが終わったら、くくり(ねり)。オリジナルは40~50回だが、今回は80回こねてみる。くくりがおわたっら4等分し、ラップでくるむ。
ひとつずつパスタメーカーで伸ばし、伸ばし終わったら初めて打ち粉(小麦粉ではなくそば粉を打ち粉として使用)をして、パスタメーカーで麺に切る。
4つすべて麺にしたら、圧力鍋で4分間ゆでる。(ロスアラモスは標高2200mで沸点が93℃と低いため、圧力鍋でゆでる。)
ゆで終わったらざるにあけ、水にさらして出来上がり。早速食べてみる。うん、千切れることなくだいぶ蕎麦らしくなってきた。まだ日本の蕎麦屋で食べるほどおいしくはないけどね。
さて、次回の改良点はどうしよう。



Petroglyph National Monument

2008-03-01 | アメリカの国立公園
整備のため先週アルバカーキのディーラーに預けていたトレイラーを受け取りに行く。今日は天気も良く暖かいので、その前にアルバカーキ市内にある Petroglyph National Monument に立ち寄ってみた。Petroglyph とは 岩の表面を削って描いた絵、記号のこと。ニューメキシコ州アルバカーキ市西部、リオグランデ川西側のメサ(台地、段丘)約27km が公園として保存されている。この公園内に2万以上の Petroglyphs があるそうである。まずはビジターセンターでジュニアレンジャープログラムをもらい、近くのKFC-Taco Bell で昼食を摂ってから、一番アクセスの良い Boca Negra Canyon を歩いてみた。崖下の駐車場からメサの頂上まで玄武岩の合間を縫うようにトレイルが続いており、その岩のところどころにPetroglyphs が描かれている。


子チャック(弟)も弱音を吐かずに歩きにくいトレイルを良く歩いた。
手に触れられる距離でいくつものPetroglyphs を見られるのがこの公園の魅力かな。
この辺りも都市化の影響で公園のすぐ間近まで新興住宅街が取り巻いている。


今日午後の気温は21℃を越え暑いくらい。こんな陽気が続けばよいのだが天気予報では明日からまた冬の嵐がやって来るとのこと。