ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

久しぶりの Fenton Lake State Park

2006-09-30 | アメリカの州立公園ほか
N35.88278 W106.73194

我が家から一番近い州立公園(車で約1時間)Fenton Lake State Park に再び。前回はRV購入直後であった。前回は知らなかったが、ここはなんと1976年に The Man Who Fell to Earth というデビット ボーイ主演の映画が撮影されたところ。
初日 Fenton Lake の湖畔に釣り糸をたれるが、何も釣れない。周りを見回しても誰も釣れていない様子。というわけで、2日目は Fenton Lake から 10km ほど山奥に入ったところに糸をたれる。写真はその時のビーバーが作ったダム湖で。結局一匹も釣れず。今回の釣果:またまたゼロ

Bisti Badlands - Another planet on the Earth -

2006-09-03 | アメリカの州立公園ほか
N36.25796 W108.25188

9月4日は Labor day(日本で言う勤労感謝の日)そのため今週末は土曜日から3連休、Labor day は夏の最後ということもあり、7月4日の独立記念日とならび、キャンプ場が混み合う日である。そこでキャンプ場を避け、今回アメリカではじめて Boondocking に挑戦。Boondocking というのはキャンプ場でもなんでもない辺鄙な場所でキャンプすること。と言っても勝手に私有地にキャンプするわけではなく、National ForestBLM (The Bureau of Land Management)が管理する公有地(Public Lands) にキャンプするのが一般的。今回はかねてから訪れてみたかった Bisti/De-Na-Zin Wilderness Area にある Bisti Badlands に行く。ここは BLM が管理する Public Land である。ここは知る人ぞ知る、知ってる人しか知らない秘境である。何しろ地図にも載っていない。ニューメキシコ州のWeb site を見ていて偶然 Bisti を知り、その写真の異様な景色に心を奪われた。ここは本当に地球か?それから場所を探し当てるためにインターネット上を検索、何とかこの辺りでは?と言う見当をつけた。実は今回のキャンプ前にその場所を確認するため、下見に来ている。そのときはダートロードを走り回り、何とか入り口を発見した。何しろこの辺りの地図はあまり正確でなく、インターネット上の地図でもサイトにより微妙に異なる。今回はさすがに、雨が降ることを考えるとぬかるんだダートロードでトレイラーを引っ張る勇気はないため、ぐるっと大回りしなるべく舗装路を走ることに、最後の数キロメートルは砂利道であるが、無事入り口の駐車場に着いた。駐車場は最初想像していたよりも狭く、車が10台も入れば一杯になりそう。駐車場の端にトレイラーをセットアップ、ベースキャンプとする。



ここはいわば自然保護区域、境界線に有刺鉄線が張りめぐされている以外は何の手も入れられておらす、トレイルもない。そこで迷子にならないよう今回のキャンプのためにハンドヘルドGPSを購入したのだが、届いたものは不良品、至急交換してもらえるよう頼んだが、結局間に合わず、今回はGPSなし。そのため上記の緯度、経度はグーグルマップ上から記憶を元に割り出した大体の目安。
ご覧のようにここはまったく木など生えていない。そのため日中、太陽をさえぎるものなどなく非常に暑くなるため、早朝と夕方のみハイキングし、昼間は発電機を回し、トレイラーの中でエアコンにあたりながら写真の整理をする。
今回は良く歩いた。道もないところをひたすら歩き回る。ちょっと奥に入るといたるところに奇岩があり、まるでキノコの森をさまよっているかのよう。面白くてどんどん奥に引き込まれていく。



昼間は他に2台ほどの車がやって来るが暗くなると他にはまったく誰もいない。風がごーっと唸りをあげてちょっと心細くなるが、星空は驚くほどきれい。
翌朝もひたすら歩き回る。そしてこれが一番お気に入りの造形、まるで生きているよう。



次回はぜひGPSを持ち込みこの場所の地図を作成したい。