ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

カールスバッド洞窟群国立公園

2007-11-25 | アメリカの国立公園
11月21日
今年の感謝祭休暇もカールスバッド滞在となった。この季節、暖を求めて南に向かい、手頃な距離の国立公園となるとやっぱりカールスバッドになる。感謝祭の前日11月21日午後3時にロスアラモスを出発。州道285号線をひたすら南下する。この道は核廃棄物をロスアラモスからカールスバッドまで運搬するため、交通量が非常に少ないわりに大変整備されており走りやすい。夕食は運転しながらおにぎりをほおばる。ひたすら走り続けて午後8時30分、今回のベースキャンプ地ブラントレーレイク州立公園に到着。南下し、標高も低いはずなのに外気温は1℃と寒い。キャンパーをセットアップし、電気ストーブをつけたまま眠る。夜中にはミゾレが降る音を気にしながら眠る。

11月22日感謝祭当日
朝5時起床、だんだん外が明るくなってくると外は一面うっすらと白くなっている。朝食後、7時にキャンプ場を出発、カールスバッド洞窟群国立公園へ向かう。8時10分公園のビジターセンターに到着。ところがビジターセンターは全面改装中、チケット売り場棟、トイレ棟、食事棟、お土産棟とすべて別々に、仮設のトレイラーハウスが駐車場に建てられている。雪と寒さのため各棟の移動は厄介。チケット売り場棟で入場券と午前10時からのキングスパラダイスツアーのチケットを購入。8時30分ナチュラルエントランスへ向かう。外は寒く、雪が降り、早く洞窟の中に入りたい。切符もぎりのパークレンジャーもいつもは洞窟入り口手前にいるのだが、今日は洞窟内で待機。レンジャーの説明を受けた後、セルフガイドで洞窟を先に進む。昨年も書いたようにこのトレイルは階段ではなくずーっとスロープが続く。途中若干上りもあるが基本的にずっと下りのスロープで標高差は240メートル、これを2kmかけて降りる。子チャック(弟)と三脚をバックパックに背負い(昨年はほとんどの写真が手ブレ状態だったため、今年は三脚持参。)重いカメラを下げて(今年はカメラも大きくなった。)、歩くともう膝が限界。子チャック(弟)を背負うのも来春のアーチーズ国立公園を最後にしよう。
洞窟内の気温は約13℃と外に比べれば暖かく、湿度が高いため、結構汗をかく。午前10時のガイドツアーに間に合うように去年よりは早足で歩く。一番下の休憩所に着いた時は9時30分。もうちょっとゆっくりでも良かったか。休憩所でガイドツアーが始まるのを待つ。
午前10時、ガイドのレンジャーがエレベーターで降りてくる。いよいよキングスパレスツアーの開始、さっき降りてきたナチュラルエントランストレイルを途中まで逆送する。そういえば途中に立ち入り禁止のゲートがあったっけ。このゲートからいよいよキングスパレスのトレイルが始まる。このトレイルは以前はセルフガイドツアーという形で自由に入れたのだが、鍾乳石の損傷が激しく、入場制限のためガイドツアーのみと言う形になったとのこと。75人のビジターに2人のガイドが付き添う。この人混みではゆっくり三脚を開いて写真を撮ることは不可能。手持ちでの撮影のみとなってしまった。カメラの感度を最高に上げ、手ブレを防ぐ。下の写真はそうして撮った2枚の写真を繋いだもの。(写真をクリックしてみて。)


女王の間では皆が座ったところで洞窟内の照明をすべて消し、完全な暗闇を体験できた。目を見開いてもまったく何も見えない。これは一験の価値あり。
ただ13℃という気温は歩いている分には寒くないのだが、ガイドの説明を聞くため、長時間立ち止まり、または冷え切った石のベンチに座るため、冷え性のママチャックは凍えてしまった模様。

ガイドツアーが終わるとちょうどお昼時、エレベータで地上に戻り、チケット売り場横のテーブルで持参したお弁当を食べる。 

午後はエレベータで再び地下世界へ。ビッグルームをゆっくり見て回る。去年と同じく感謝祭当日のカールスバッドは空いている。ここでは三脚を使い、ゆっくり撮影することができた。しかし、照明は人工光、蛍光灯と白熱灯が混ざっており、明るいところは非常に明るく、暗いところはほとんど真っ暗、この中でホワイトバランス、露出を決めるのは非常に難しい。後で確認すると今回はちょっと露出オーバー気味であった。
下の写真はビッグルームで三脚を使用して撮影した5枚を繋いだもの、ビッグルームの大きさを理解してもらえるだろうか。(写真をクリックしてみて。)


ビッグルームを一巡した後、エレベータで地上に戻り、キャンプ場へ帰る。今晩のサンクスギビングディナーは昨年と同じくダッチオーブンでチキンの丸焼き。

11月23日
今日も朝から雪、キャンプ場は10cm ほどの積雪。午前中はキャンパーの中で人生ゲーム。午後からカールスバッドのウォールマートまで買出し。

11月24日
今日も朝から小雪がちらつく曇り空、こう寒いと洞窟以外に行くところはない。再びカールスバッド洞窟群国立公園へ。しかし今日は結構混んでいる。大型観光バスが何台も駐車場に並んでいる。これらはほとんど中国人の団体客。なんか一昔前の日本人観光客みたいだな。中国の経済格差も思ったほどではないのか? 皆同じように豊かになっているのかなぁ。今日もビッグルームをゆっくり一回りしてキャンプ場へ戻る。今日は州立公園のビジターセンターがオープンしているので立ち寄ってみる。パークレンジャーに天気予報を尋ねたら、ネットの天気概況をプリントアウトしてくれた。そのサテライトイメージによるとなんとこのニューメキシコ州南部だけにずっと雲が渦巻き、停滞している模様。明日は雪から雨になるとのこと。
キャンプ場に戻りスライドアウトの上に積もった雪を掻き落とす。明日の朝積もった雪が凍ってスライドアウトが仕舞えないなんてことのないように。

11月25日
朝食後、すぐに帰り支度、キャンプ場を後にする。今朝も曇り時々小雪。州道285号線を北上すると、ロズウェル市近郊から晴天に。やはり昨日のサテライトイメージの通り。なんか今回の旅はわざわざスノーストームに突っ込んでいったようだね。しかしロスアラモスに帰ってくると結構の積雪 約20cm。こっちも結構降ったんだなぁ。

コヨーテクリーク州立公園(3)

2007-11-12 | 釣り
今日は最終日、昼食後帰路に着くため、今朝は陽があたる様になったらすぐ、同じビーバーポンドに釣りに行く。昨日と同じく浮きをつけてトライ。しかしまったく手ごたえがない。きっとまだ時間が早すぎるのだろう。今日は風がないため、池の底まで見える。よく見ると底で鱒がじっとしている。そこで、浮きを外して人造イクラを底に這わしてみる。近くにいる鱒が食らいついてきた。何度か繰り返し、鱒を釣り上げることができた。しかし池の底にいる鱒は小ぶり。同じ方法を繰り返し、4匹釣り上げたところで終わりにする。




今日の昼飯は一人一匹づつ 炭焼き鱒とカップヌードル。
昼食後、ウィンターライゼーションを済ませる。キャンプホストサイトには下水設備もあるため下水の処理も簡単。午後2時過ぎ帰途に着く。



コヨーテクリーク州立公園(2)

2007-11-11 | 釣り
今日の昼食は炭焼きソーセージとビール。昼食後、昨日と同じビーバーポンドに釣りに行く。今日は昨日よりも大き目の針にする。昨日ほどの手ごたえはない。針を大きくしたためなのか?それとも昨日釣り上げた鱒だけがハングリーだったのか? それでもたまに、浮きが沈む。今回は3回目に針に引っかかった。


昨日と同じような大きさの鱒。しかしこれ以降まったく手ごたえがなくなった。今晩もこの鱒の炭焼きがおつまみに。

コヨーテクリーク州立公園(1)

2007-11-10 | 釣り
朝食後、愛犬モモを連れて公園内を散策する。さすがに11月、標高2300メートルの公園は結構寒い。エレクトリックサイトのキャンパーは我が家だけ、遠く離れたテントサイトに一組のキャンパーがいるのみで、ほとんどこの公園を貸しきり状態である。朝のうちは暖房の効いたキャンパーの中でヌクヌクと過ごす。
夜のキャンプファイヤーはあまりに寒すぎるため今回から夜は簡単なおつまみだけにし、昼食を豪華に外で調理する。今日はダッチオーブンで作るミネストローネ。午前10時過ぎから準備を始め、炭火でじっくりコトコト煮込む。昼食は外でキャンプファイヤーを囲みながらミネストローネとビール。うまい。

昼食後、子供たちをプレイグラウンドで遊ばせ、その間、近くのビーバーが作ったダムにより堰き止められたビーバーポンドに釣り糸を垂れる。


今回の餌は人造イクラ、浮きをつけて投げる。するとすぐに手ごたえが・・・・ ここの魚はハングリーな模様。でもなかなか針に引っかからない。針が小さすぎたのか?
何度も手ごたえを感じながら、そして時々餌をとられながらも投げ続ける。子供たちはそのうちキャンパーに戻ってしまった。誰もいない公園で一人黙々と魚と対峙する。そしてようやく針がしっかりと魚に引っかかった。釣り上げたのは虹鱒。早速キャンパーに持ち帰る。



炭で焼き、今夜のツマミの一品に。う~ん、ヤミー。

ヴィラヌエヴァ州立公園に再挑戦

2007-11-09 | アメリカの州立公園ほか
来週月曜日はベテランズデイと言う祭日なので今週末は3連休。子供たちの学校が終わってからヴィラヌエバ州立公園へ向かう。
先月ヴィラヌエヴァ州立公園は満杯で泊まることができなかった。しかし今回はもう11月、キャンプシーズンも終わりだからきっと空いているだろう。また昨年この時期に初めて鱒を釣り上げたのもヴィラヌエバと言うことで、釣りのほうにも期待がかかる。我が家からちょうど2時間、公園入り口に到着。先週末で夏時間も終わってしまったため、キャンプ場に着いた頃には真っ暗である。今回は入り口のデイユースエリアにもペイステーションにもキャンパーはいない。しかしキャンプグラウンドに入ってエレクトリックフックアップサイトを探してみるが、どこも一杯である。二つだけ空いているサイトも予約サイトで予約済みのサインが出ている。残念、また今回もここには泊まれなかった。先月と同じく最寄のストーリレイク州立公園を目指す。ヴィラヌエバから1時間、ラスベガスの町を抜け、午後7時過ぎストリーレイク州立公園の入り口に到着。ところがなんと入口ゲートが閉まっている。 これはまったく予想外。どうしよう、ラスベガスの街中の民間RVパークに泊まるか? それともコヨーテクリーク州立公園まで行くか? コヨーテクリーク州立公園のゲートは開いているのだろうか?
不安に駆られながらもコヨーテクリーク州立公園を目指す。子供たちは「お腹が空いた。」と車中で騒ぎ出すため、非常食のクッキーをかじりながら、真っ暗な山道を進む。約一時間後、コヨーテクリーク州立公園の入り口に着いた。幸いなことにゲートは開いている! 車を奥に進めるとキャンプグランドには誰もいない。キャンプホストサイトにキャンパーをセットアップ。