ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

南ニューメキシコの旅(3) サリナスプエブロミッション国定公園

2011-07-24 | アメリカの国立公園
朝食後、ホテルを出発。アラモゴードの町からUS54号線を北上、途中Carizozoの町を抜け、Copperで、州道55号線で北西へ向かう。この道は農地の中を突っ切るため、90度カーブが多い。途中Salinas mission pueblo 国定公園の三遺跡の一つGran Quivira遺跡を見学。



Montainiar の町にある古いホテルのレストランで昼食。



昼食後Abo遺跡, Quarai 遺跡の残り二つの遺跡も見学して、帰途へ着く。



午後5時、無事ロスアラモスに到着。

南ニューメキシコの旅(2) ホワイトサンズ国定公園

2011-07-23 | アメリカの国立公園
朝食後、午前7時ホテルを出発、US285号線を北上、アルテシアの町で左折、US82号線を西へ向かう。アルテシアは石油産業の町、以前来た時よりも町の各施設が新しく立派になっている。ガソリンなど石油製品の高騰で僕らが薄く広く負担させらているお金がこういうところに集まって、この町を潤しているのだろう。US82号線を西へ向かうと道は沙漠からリンカーン国立森林公園なにの山道へと続く。この辺りもいたるところに山火事の爪痕が残っている。途中Cloudcroft という峠の町で休憩、チェリーサイダーを飲む。この町は標高8600フィート(約2600メートル)と高く、スキー場もある。ここから先は一気に坂を下り、アラモゴードの町へ。


眼下にアラモゴードの街を望む。遠くに白く見えるのがホワイトサンズ。


町の北にあるピスタチオ屋さんでおみやげを購入。




裏の畑ではちょうどピスタチオが実っている。


街中のサンドイッチ屋さんで昼食、それからホワイトサンズ国定公園へ向かう。まずはビジターセンターを覗く。ビジターセンターに生えているヤッカやサボテンがみな枯れている。今年の干ばつで枯れてしまったのだろうか?通りかかった地元の人によると、今年の冬、氷点下20度という猛烈に寒い日があり、それで枯れてしまったとのこと。そういえば、あまりに寒くてニューメキシコの各地で都市ガスの供給が止まってしまった日があったけ。「そうそうその日よ、我が家も水道管が破裂してしまって大変だったわ。」




ビジターセンターを後にして、公園内の道路をクルマで一周、あまりに暑いので、途中記念撮影をしてあとはすぐに公園を出て、アラモゴードのホテルへ、午後はホテルのプールでくつろぐ。
夕食はホテル向かいにあるアップルビーのレストランで。

南ニューメキシコの旅(1) カールスバッド洞窟群国立公園

2011-07-22 | アメリカの国立公園
今週末はパパチャックの両親を連れて南ニューメキシコの旅。
午前7時30分にロスアラモスを出発、山を降り、サンタフェから285号線をひたすら南下する。午前11時50分ロズウェルに到着。




ダウンタウンの道路脇に車を停めて街を散策。しかしこのダウンタウンにはまともに食事が摂れる所が少ないね。 車で一本裏の道を探してやっとサンドイッチ屋さんを発見。ここで昼食にする。昼食後再び車でカールスバッドへ向かう。カールスバッドの街を抜け、午後3時少し前カールスバッド洞窟群国立公園に到着。




国立公園内の大部分は今年6月の山火事で焼けてしまって無残な姿。あまり木の生えていない沙漠なのにサボテンやブッシュがみな焼け焦げている。駐車場に車を停めて、ビジターセンターへ、入場料を払いついでに夜に見ることができるバットフライト(コウモリ大群の飛翔)の情報を教えてもらう。見学には特別な予約はいらないらしい。7時30分にナチュラルエントランスのアンフィシアターへ来れば良いということ。ただし天候によっては中止になることもあるらしい。我が家はカールスバットへ来るのはこれが4度目だが、いつもはサンクスギビングホリデーの寒い時期に避寒を兼ねて来ているので、真夏のバットフライトを見るのが今回が初めて、楽しみだなぁ。さてそれまでは地下の洞窟を楽しもう。エレベータで地下に降り、ビッグルームを見てまわる。いつ来ても同じ洞窟、それでも何度見ても素晴らしい。ビッグルームを一周して、エレベーターで再びビジターセンターへ戻る。お土産屋さんを見て回り、レストランで簡単な夕食を摂り、バットフライトまで待とう。夕食をとっていると、遠くのほうでだんだん雲が湧いてきた。雷雨にならなければ良いのだが・・・・・・
午後7時前、ナチュラルエントランスのアンフィシアター(野外劇場)へ向かう。階段状の座席が洞窟の入口に向かって並んでいる。もう結構多くの観光客がバットフライトを楽しみに待っている。我が家もコンクリートの椅子に座り、バットフライトを待つ。午後7時半、パークレンジャーが登場、説明を始める。今年のカールスバッドは記録的な干ばつで数週間前にちょっと小雨が降ったのを除いて、昨年の9月からほとんど雨らしい雨が降っていないということ、おまけに山火事があり、コウモリの餌となる虫の数が少なく、今年のコウモリは例年の半分くらいの数、それでも数万羽はいるとのこと。今日もたぶん8時10分から8時半くらいまでの間にコウモリの飛翔がみられるだろうとのこと。洞窟内に特殊なマイクロフォンが仕掛けてあり、コウモリが発する超音波を人間の耳に聞こえる音に変換してスピーカーから流している。飛翔が始まる前にその音がスピーカーから聞こえてくるとのこと。コウモリは電子音に非常に敏感なので、カメラ、ビデオ、携帯電話等は電源を切ること。遠くでは雷鳴がなっている。こちらにやってこなけば良いのだが、パークレンジャーは観客の質問に答えながら、午後8時説明を終え、観客はスピーカーから聞こえてくるコウモリの発する音を聞きながら静かにコウモリの飛翔を待つ。スピーカーから聞こえてくるプッ、プッ、という音が多くなり、洞窟内のコウモリが起き始めたようだ。気の早いコウモリ数羽はもう外に出てきている。でもだんだん雷がこちらに近づいてきてる。大丈夫かなぁ?雷が来る前に早く飛んでおくれ。午後8時10分、パークレンジャーが再びマイクを持ち始めた。あ~ぁ、嫌な予感。「雷が非常に近づいてきています。危険ですので、今晩のバットフライトはキャンセルにします。皆さん素早く駐車場の車までお戻りください。」あ~ぁ、残念、後もう少しでバットフライトを見ることができたのに・・・・・・いつかまたバットフライトを見るためにカールスバットまで来なければ。
駐車場に戻り、車でカールスバットの街へ向かう。国立公園の敷地を出る頃には土砂降りの雨と雷。豪雨の中、予約してあるカールスバットのホテルへ向かう。

サンタフェ観光

2011-07-18 | その他




今日は子チャック(弟)の目の検査のためにサンタフェの眼医者に行かなければならない。親チャック達は休暇を取り、皆でサンタフェ観光。まずはサンタフェの眼医者にママチャックと子チャック(弟)をおろし、サンタフェのターゲットで買い物。目の検査が終わった子チャック(弟)とママチャックを拾って、サンタフェレイルヤードへ向かう。地下駐車場に車を止めて、サンタフェピックアップの無料バスでサンタフェの中心プラザへ行く。プラザでまずは簡単に昼食を済ませてからプラザから出発するバスツアーに参加する。サンタフェのダウンタウンを1時間半ほどバスで回る。バスを途中下車できるのはキャニオンロードのギャラリーだけで、それ以外はバスの中から説明を受けるだけなのがちょっと残念。東京のはとバスツアーのようには行かないね。バスツアーの後はサンタフェピックアップの無料バスで再びキャニオンロードへ向かう。キャニオンロードの一番上の停留所で降りて、向かいのティーハウスで休憩。ここのウェイトレスがとても綺麗で可愛い。子チャック(兄)も気に入ったようで「お嫁さんにしたい。」と言い出す。パパチャックは子チャック(兄)の審美眼がまともなことにちょっと安心。休憩後は一停留所分ギャラリーを見学して、バスでサンタフェレイルヤードへ戻る。REIに立ち寄ってから車でトレイダージョーズへ移動して買い物。さて夕食はどこにしようか?結局レイルヤードにもどってレストランで夕食。

両親到着

2011-07-06 | キャンプ
今晩ウッドチャックの両親がアルバカーキに到着。彼らは避暑のため2ヶ月ほどロスアラモスに滞在する予定。山火事で避難命令が出たときには、まぁなんて時に両親を呼び寄せてしまったのだろう。最悪の場合はサンタフェ郊外のキャンプ場に一緒に避難暮らしをしなければならないと思っていたのだが、なんとか避難が解除になって良かった良かった。まだ風向きに寄ってはロスアラモスの町が煙たくなることがあるが、空気清浄機とポータブルエアコンでなんとか快適に過ごせるだろう。

Las Conchas Fire 09

2011-07-05 | その他


明日から研究所も再開、今日が最後の休み。ロスアラモスの映画館でCars2 を観る。この日はロスアラモスの町は煙っておらず、山から立ち上る煙を見ることができる。煙の巨大さに比べるとそのヘリコプターの小さいこと、その小さいヘリコプターの下にさらに小さなバケツが・・・・・・あんなので山火事が消せるのだろうか?

Las Conchas Fire 08

2011-07-03 | その他
今朝のテレビニュースによると夕べの雨はロスアラモスにも降ったようで、これで避難解除が少し早まるかもしれないが、まだいつ避難解除できるかわからないということだった。
さて、今日はどこへ行こう?映画館で Cars 2 を観に行こうか?しかし子チャック(弟)にとってアバター3Dを映画館に観に行ったのがとても怖かったらしく、映画館は行きたくないという。とくにあの大音響が嫌いで、家のテレビで観たいという。「え~っ、あんなに大好きな Cars なのに観に行かないの?クリスマス時期にならないとDVDが発売にならないよ。工事用の防音耳あてを買ってあげるからさ、それをかぶって映画を見ようよ。」となだめすかし、やっと映画館に行くことにした。映画の上映時間を調べるため、インターネットにアクセス。ついでにロスアラモス郡のウェブサイトにもアクセスして、山火事の情報を仕入れようっと。するといきなり、今朝8時に避難命令が解除になったという知らせがサイトのトップページに! えっ、本当?他のニュースサイトも覗くとほんとうに避難命令が突然解除になったらしい。 洗濯のついでに今晩のキャンプ場使用料を払いに行ったママチャックを追いかけて、避難命令が解除になったことを伝える。やった、これで家に帰れる。すぐに帰り支度をはじめて、トレイラーをトラックに繋ぎ、ダンプステーションで排水を流してから、キャンプ場を後にする。途中サンタフェのアルバートソンで念のため食料品を調達し、近くの中華料理屋とメキシコ料理屋で昼食をテイクアウトして、駐車場の端に止めたキャンパーで昼食を摂る。さぁ、いよいよロスアラモスへ帰るぞ。サンタフェからはへメスの山は煙に包まれて見えない。あんな所に帰るのか。帰り道は全く混雑もなくスイスイと流れていく。途中3箇所ほどロードサイドにテントが張ってあり、皆が僕らに手を振ってくれる。後で知ったのだが、このテントはもし渋滞した際、水分や栄養を補給するステーションだったらしい。ロスアラモスへ上がる坂の手前にある電光掲示板には Welcome Home のサイン。ロスアラモスの町はやはり煙い。無事家に到着、荷物を下ろしてほっと一息、ちょうど我が家から谷を隔てた向こう側に軽飛行機用のロスアラモス空港があり、ここが山火事消火ヘリコプターの基地になっているらしい。ひっきりなしにヘリコプターが行ったり来たりしている。子チャックたちはヘリコプターを間近で見ることができて大喜び。

Las Conchas Fire 07 サンタフェ観光(3)

2011-07-02 | その他
今日は再びサンタフェレイルヤードで行われるはずのファーマーズマーケットに行ってみる。REIの地下にある公共駐車場へトラックで乗り付ける。土日ここの駐車場料金は丸一日1ドルと安い。ただ我が家のトラックは車高が高いため地下一階部分の駐車場にしか停めることができない。幸いなことに、とっても狭いが一台分だけスペースが空いていた。ドアミラーをたたんで、なんとか駐車。
歩いてレイルヤードへ、今朝はちゃんとファーマーズマーケットをやっていたよ。ここにはサンタフェ近隣のオーガニックな農産物を作っている農家の人達が直接売りに来ている。ストリートミュージシャン達のパフォーマンスも楽しい。



ファーマーズマーケットの先にはアーティストマーケットのテントが並び、近隣のアーティストたちが自作のアート(絵画、写真、ジュエリー、革製品など)を売っている。ファーマーズマーケットで、オーガニックラズベリーのかき氷を食べてから、駅近くの Cowgirl レストランへ、 Cowgoirl に一番奥のパティオへ案内される。ここは子供連れ家族専用のスペース。へーぇ、ここがこんなにキッズフレンドリーなレストランだとは知らなかった。 これなら今後も利用出来るね。



実際に給仕をしてくれるのは Cowgirl ならぬ Cowboy なのがちょっと残念。ロスアラモス避難民であることを告げ、免許証を見せる。飲み物は正規料金だが、食事は半額。ランチをゆっくり食べ、チップをはずんでレストランを後にする。駅近くのバス乗り場から Santa Fe Pick-up バスに乗り、再び Cayon Road へ、今回はちゃんと乗り込む時に Canyon Road の昨日帰りに乗ったバス停で下ろしてもらえるよう告げる。昨日の続きでCanyon Road 3番目のバス停から2番目までのバス停まで車道の片側のギャラリーを見てまわる。この2番目と3番目のバス停の間隔はちょっと長い。パパチャックは子チャック達が悪さをしないように見張っているので精一杯、何千ドルもするようなアートを傷つけたら大変だからね。


土曜日は Santa Fe Pick-up のバスは午後4時半で終了なので、バス停一つ分歩いたら、再びバスに乗って、Santa Fe 駅まで帰り、REI で買い物をしてから、トラックでキャンプ場へ戻る。
夕方から雷が鳴り始め、土砂降りの雨が降る。お~ぉっ、待ちに待ったモンスーンシーズンが本格的に到来か?


Las Conchas Fire 06 サンタフェ観光(2)

2011-07-01 | その他

コンベンションセンターにある子チャック達お気に入り、魚のオブジェ


今日はサンタフェのプラザ周辺を散策。まずはトラックをダウンタウンのコンベンションセンター地下駐車場に停めて、プラザまで歩き、Palace of the Governers とニューメキシコ歴史博物館を見てまわることにする。入口受付で入館料をクレジットカードで払うため、郵便番号を教えると、「あらっ、ロスアラモスに住んでるの? ロスアラモス避難民は入場料タダですよ。他の州立博物館全てタダですからね。」おーっ、ラッキー。Palace of the Governers はこの辺りがまだスペイン領だった頃(1610年~)からの知事公館。サンタフェがアメリカで一番古い首都と言われる所以。ガイドのおばさんの案内で中を見てまわる。ガイドツアーの後は中庭にある Palace Print Shop という昔の印刷所を見てから後ろにある歴史博物館を見てまわる。


博物館を出てからプラザ近くの The Burrito Company Café で昼食を摂る。昼食の後はプラザにあるもう一つの博物館 New Mexico Museum of Art へ。ここでも入口受付でロスアラモスの郵便番号を告げて、タダで入れてもらう。ここにはニューメキシコに関連した芸術家の作品が展示されており、著名な Georgia O’Keeffe の絵も何点か展示されている。 そして、この美術館の建物自体のデザインが美しい。


美術館を出るとちょうど Santa Fe Pick-up という無料の巡回バスが来たので、それに飛び乗る。Canyon Road のアートギャラリーを見てまわろうと思っているのだが、おかしいな?なんかこのバス、ルートと違う道を走っているぞ、と思っているうちに元のプラザに戻って来てしまった。「あの、このバスはCayon Road へは行かないのですか?」「まずサンタフェ駅に向かってその後Canyon Roadへ行ってあげるよ。」どうも乗るときにちゃんと行き先を告げないといけなかったらしい。
Cnyon Road の一番上のバス停で降りて、Canyon Road をダウンタウンに向かって歩く。Canyon Roadは元々民家や農家が立ち並んでいたところ。1900年頃からアーティストが住み始め、1960年代から その民家や農家がギャラリーに改装されて、今では130軒以上のギャラリー、ブティックやレストランが並ぶ。大抵のギャラリーは元々民家や農家を改装した建物なので、いくつもの小部屋に分かれ、結構奥が深い。一軒一軒ゆっくり見てまわるととても時間がかかる。それにしても色々なアートがあるなぁ。美術館を見てまわるよりも結構面白い。


バス停一つ分の区間を見て回っただけで、結構疲れた。これではすべてのギャラリーを見てまわるのに1週間位かかるね。Santa Fe Pick-up のバスに乗り、コンベンションセンターの駐車場へ。トラックでキャンプ場へ戻る。