ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

パイクスピーク インターナショナル ヒルクライムレース (3)

2007-07-22 | アメリカの州立公園ほか
昨晩はよく眠れた。朝起きたらとりあえずキャンプ場内を愛犬モモを連れて散歩。朝日に照らされたアスペンの林がきれいだったのでシャッターを切る。


この州立公園はレースとは関係なしにぜひもう一度来たいと思う。
朝食後、公園を去り、元来た道をひたすら帰る。午後3時30分我が家に無事到着。本当に長い充実した週末であった。

パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム レース (2)

2007-07-21 | くるま




レースの開催されるパイクスピーク ハイウェイのゲートは午前4時にオープンする。そのため午前3時に目覚ましで起床。なるべく音を立てないように出発の準備をし、午前3時20分トラックのエンジンをかけ、キャンプ場を出発。こんな朝早くにうるさくしてごめんなさい。昨日下見をした24号線を東に向かう。しかしレース観戦に向かうような車は全く走っていない。ちょっと早すぎたかなぁ? 3時50分、24号線を下りるとパイクスピークハイウェイに登る道は大渋滞。皆コロラドスプリングスから観戦に来るんだね。料金所ゲートは2つしかないから午前4時をすぎても渋滞の列はなかなか進まない。重いトレイラーを牽引しながら、上り坂をゆっくり少しずつ登っていくのは結構辛い。料金所ゲートを通過したのが午前4時30分。その後は順調に走るが、スタートライン近くの湖まで来るとまた渋滞。スタートライン手前にピットがあり、レース前のレースカーやオートバイが並んでいるからだ。
スタートラインをすぎるとまたスムーズに走れる。しかしあたりは真っ暗、何の案内もないためいったいどこまで行って良いのやら?しばらく行くとダートロードに。路面は雨に削られたのか?結構溝が出来ていて走りにくい。こんな荒れたところをレースで走るのか?とちょっとびっくり。長いトレーラーを牽引しているため大きな駐車スペースを捜すが、そのようなところは全くない。あっても道路脇の小さなスペースか?だいたいの場所はキャンプ許可費100ドルを払って前日から泊まり込んでいるキャンピングカーに占有されている。結局グレンコーブまでに停められそうなスペースはなくそのまま車の流れにのってさらに山の上に向かうことになった。グレンコーブから先は九十九折れの急坂、おまけにガードレールもなく同乗者達は祈るような気持ちでいたそうである。こんな坂をトレーラーを牽引しながら上るバカは他にはいないだろう。道幅をいっぱいいっぱい使ってカーブを曲がる。森林限界を超え、眼下にコロラドスプリングスの街の明かりを見下ろしながら登り切り、午前5時15分やっと大きな駐車スペース デビルスプレイグラウンドに着いた。ここの標高は3940メートル、トラックの外に出るとさすがに寒い。真冬用の防寒具を持ってきて良かった。


やがて朝日が昇り始める。今日は天気が良さそうだ。



N38.86349 W105.06871 標高3940m

ここまで登ってきたキャンピングカーは我が家のトレイラー以外はトラックキャンパーが数台とC型モーターホームが1台、後はポップアップトレイラーが一台であった。とりあえずトレイラーの中でレースまで仮眠を取る。午前8時30分、トレイラー内で簡単な朝食を摂ってから、レース観戦に出かける。会場にはヘリコプターが飛び交い結構盛り上がっている。 子チャック(弟)を背負子にのせ、折り畳みイスと、水筒、カメラ等を持って駐車場はずれの崖に陣取る。ここはラジオの実況地点のコーナーの上でラジオの実況が良く聞こえる。子連れでさらに標高が高くちょっと歩いただけで息切れするので、あまり動き回ることはできない。するとすぐにレースカーがやってきた。



これはスーパーストックカークラス

このグレンコーブからデビルスプレイグランドまでの急坂は今は舗装されてしまっているのが非常に残念。昔のレース写真を見るとガードレールもない急坂をドリフトしながら崖際すれすれに走っていくここが一番の見所だったようである。デビルスプレイグラウンドから上はまたダートロードになっているのだが、歩いて簡単に見に行ける範囲は直線ばかりであまりおもしろくない。この先は観戦車両進入禁止のためかなり歩かないとおもしろい観戦ポイントまでたどり着けない。確かに森林限界を超えたこのあたりの眺めは素晴らしいのだが、レース観戦のためにはちょっと今一かなぁ。
次回は100ドルのキャンピングフィーを払って前日から泊まり込みグレンコーブより下のダートロードで観戦した方がおもしろいかもしれない。


これはオープンホイールクラス


これもオープンホイールクラスだがインディーカースタイル

さすがに実際のレースカーの音は迫力がある。

このレースで一番の期待は日本人レーサー、スズキスポーツ社長のモンスター田島がコースレコードを破れるかどうか?1994年にRod Millen 選手が樹立した10分4秒が今までのコースレコード。これを車両開発に100万ドルをかけたモンスター田島が破れるか?そして10分の壁を破れるか?そこに大きな期待がかかっており、ラジオの実況も田島選手の名前と100万ドルというのを盛んにアナウンスしている。実は田島選手の名前と僕の名前は発音が結構似ており、アメリカ人が発音するとまるでラジオで僕の名前を連呼しているよう。最初は何でラジオで僕の名前を呼んでいるのか分からず、ビックリした。そしていよいよ田島選手のスタート。ところがすぐメカニカルトラブルでコースを外れたとのこと。ガッカリ、しかしラジオの実況では後で再度挑戦するとのことでそれに期待する。そしてすべてのレースカーのタイムアタックが終わったところで再度田島選手のスタート。今回は順調にスタートした模様。眼下に田島選手の車を追尾しているヘリコプターが見える。レースカーの速度観測地点の記録は普通の選手がだいたい120~150 km/hr のところ 田島選手のスズキXL-7はなんと 203 km/hr を記録。まわりからは「すげぇー!」とどよめきが上がる。そしていよいよ田島選手の車がやってきた。



もっとド派手なドリフトを期待していたが、以外と地味な走り。やっぱり速く走るには無駄なドリフトはしないのね。




早すぎて車の頭が切れてしまった。あっという間に通り過ぎていく。 ラジオの実況を聞いていると無事頂上に着いた模様、しかし、コースレコードを破ったのかどうか?10分の壁を破ったのかどうか?なかなか結果が出ない。ラジオのアナウンサーは思ったほど記録は伸びていないと言う。そしてようやく非公式ながら結果の発表。10分1秒
10分の壁は破れなかったが、見事新コースレコードを樹立した。同じ日本人として田島選手の偉業を誇りに思う。

トレイラーに戻り、遠くにオートバイのレースを見ながら昼食とする。最後にビッグリグクラスという 大型トレイラートラックの頭の部分 が一台だけ走り、競技を終了した模様。しばらくするとレースを終わった競技車両が一斉に頂上から降りてくるパレード。

観客は皆道路に走り寄り、選手達に良くやったと手を振る。

競技終了と同時に山は雲に覆われ、急に土砂降りの雨が降り出した。パレードが過ぎると駐車場の車が皆一斉に山を下りだす。駐車場の車がほとんど出払った午後2時に我が家も山を下りる。予想通り帰りは大渋滞。田島選手が約7分で登ったスタートラインからデビルスプレイグラウンドまでを逆に降りるのに2時間15分を要した。キャンプ場に戻ったのが午後5時50分。今日は本当に長い一日でした。夕飯は簡単にカレーライス。

パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム レース (1)

2007-07-20 | アメリカの州立公園ほか


今回の旅は7月21日にコロラド州で行われる パイクスピーク インターナショナル ヒルクライム レース の見学。今回は同じ職場でキャンプ好きなレイニーおばさんを招待した。今日はとりあえずベースキャンプ地 Mueller 州立公園へ移動する。朝7時にロスアラモスを出発。経路は2週間前にロッキーマウンテン国立公園に行ったときとほぼ同じ US285号線を北上する。 途中ニューメキシコとコロラドの州境近くにあるサン・アントニオ山麓にて休憩。

N36.82563 W105.97765 標高2600m

コロラド州に入ると天気はだんだん曇りに、こんな天気で明日は大丈夫だろうか?山の上は雪になんて事にならなければよいが・・・・

Poncho Spring のロードサイドで再び休憩、昼食を摂る。Antero Junction で285号線から24号線に別れ、しばらく走り、午後2時半 Mueller State parkに到着。この州立公園はとてつもなく大きい。前回ロッキーマウンテン国立公園の旅で利用したボイドレイク州立公園は住宅街の中の小さな公園であったが、この州立公園は山の中の大きな公園。ハイキングコースが無数にあり、きれいに整備されている。「あたしゃ、こんな大きなキャンプ場は初めてだわ。」とキャンプ歴ウン十年のレイニーおばさんが言うくらいキャンプサイトも非常に多く、その多くがエレクトリックサイト。さらにレンタルキャビン(ログハウス)もある。


N38.89164 W105.18128 標高2960m

トレイラーをトラックから切り離し、まずはパイクスピークハイウェイの料金所まで下見を兼ね明日のレースのためのチケットの購入に行く。GPSのナビゲーションに従うと、別荘地のような住宅街に入り、GPSはやがて何もないところを左に曲がれと言い出す。指示に従いもう一度戻ってみると、住宅の脇に細い未舗装道が。そこを曲がるとその先はゲートが閉まり行き止まり。サービス用道路進入禁止と看板が。本当に下見に来て良かった。明日の早朝、真っ暗闇の中トレイラーを引っ張ってこんなところに連れて来られたらたまんない。GPSのナビゲーションが何度もUターンしてさっきのサービス道に戻れというのを無視して、24号線を東に向かう。ウッドランドの町を抜けしばらく坂を下るとやがてパイクスピークハイウェイ、ノースポールの看板が見えてきた。24号線を降りるとパイクスピークハイウェイ。坂をしばらく上がるとノースポールと言う遊園地、その先に料金所が見えてきた。料金所脇の駐車場にトラックを停め、料金所の人に明日のレースのチケットを購入したい旨告げる。大人三人分120ドルを払いチケットを購入。ついでに「明日の朝、キャンピングトレイラーを牽引して上に上がりたいんだけど可能ですか?」と聞いてみると、「グレンコーブという途中の村までなら可能だけれども、もしかしたら100ドルのキャンピング許可費が必要かも知れないからちょっと確認して上げよう。」と本部に電話してくれた。電話の結果は「必要ないよ。明日の朝会いましょう。」

キャンプ場に戻り夕食の準備。今晩はソーセージと野菜のグリル。明日の朝は午前3時起きのため、朝すぐ出れるようにトラックとトレイラーを繋ぎ直す。明日は長い一日になりそう今晩は早く寝よう。

ロッキーマウンテン国立公園の旅 (4)

2007-07-07 | アメリカの国立公園
旅の4日目。今日はロッキーマウンテン国立公園内一番の景勝地 ベアーレイク周辺をハイキングの予定。朝7時にキャンプ場を発ち、US34号線を西へ向かう。ルーズベルト国立森林公園内もこの時間であればまだ一般観光客の車は少なく約80km/hrの速度で渓谷を走ることができる。突然前方の道に野生動物が! 車のスピードを落とし、路肩に車を停めてカメラに収める。

何だろうこの動物は? 野生の山羊かな?

車を再び発進させ、エステスパークの町を抜け国立公園に入る。公園に入ったら南へ向かいベアーレイクの駐車場に車を止める。まずはベアーレイク一周(約1km)をハイキング。

N40.31417 W105.64794 標高2900m
この湖はニューメキシコの湖に比べると透明度が高く、また釣り禁止のため大きな鱒が悠々と泳いでいる。

ハイキングこれだけではあまりにつまらないのでトレイルをさらに奥へ進むと。

N40.30953 W105.65134 標高2990m 突然野生の蓮の花が咲き乱れる ニンフレイク。

そしてさらに奥に進むと。

N40.30989 W105.65646 標高3030m こんなきれいな景色があったり、

そしてそのすぐ先には名前の通り

N40.30953 W105.66030 標高3030m ドリームレイク まさに夢のような美しさ。

そしてさらに奥に進むと

N40.30963 W105.66692 標高3090m エメラルドレイク ここがこのトレイルの終点。標高差約250m 往復7.1km 今日は子チャック(兄)もよく歩いた。子チャック(弟)はパパチャックの背負子の上で熟睡。

駐車場まで戻り、車で Sprague Lake まで移動、ピクニックエリアでお弁当を食べる。その後子チャック(弟)がどうしてもバスに乗りたいというので公園内をシャトルバスで一巡する。さあ、これでロッキーマウンテン国立公園ともお別れ。一番最初に立ち寄ったフォールリバービジターセンターに立ち寄り、子チャック(兄)はジュニアレンジャープログラムの完了をパークレンジャーのお兄ちゃんに報告し、ジュニアレンジャーバッジをもらう。お兄ちゃんは優しくて子チャック(弟)にもバッジをくれた。ついでに朝撮影した野生の山羊の写真を見せると、「わぉ! これはビックホーンシープだよ。なかなか見ることが出来ないんだから。すごいね。」さすがに公園の外で撮影したとは言えず。あれはメスだったのかなぁ?ちょっとツノが小さかったけどビックホーンシープが見られてよかった。

ロッキーマウンテン国立公園の旅 (3)

2007-07-06 | アメリカの国立公園
旅の3日目。今日は公園の西側に行ってみる。
昨日走ったUS34号線では全く野生動物を見ることが出来なかったので、今日はシープレイクからアルパインビジターセンターまで標高差1000mのダートロード(マップ上の黄色い道路)を登ってみる。このダートロードは一方通行で対向車が来る危険はないし、遅い車はすぐ道を避けてくれるのであまりストレスは感じないですむ。路面はフラットで整備されているので普通車でも通行可能である。(ただ雨が降ってぬかるんだ場合は分からないけど。)この道路上で2種類の野生生物に遭遇。一種類目はこれ。

最初は道路上に落ちている石かと思ったら動いた。後でレンジャーに聞いてみるとイエローベリード・マーモット。ウッドチャックに似ている。

次に遭遇したのは鹿。

鹿なんてロスアラモスでもちょくちょく見かけるのだが、ここで見るとなぜか感激もの。「カメラ!カメラ!」と皆で騒ぎ、子チャック(弟)は「僕は見られなかった。」と泣き出す始末。


九十九折れの道を登っていくと森林限界を超え、急に見晴らしがよくなり、やがて頂上近くビジターセンターが見えてくる。

ビジターセンターからはUS34号線で山の西側にひたすら下り、公園を抜けてグランドレイクの町に到着。この町は公園東側のエステスパークに比べこぢんまりと落ち着いていて、かといって寂れてもいないので結構気に入った町である。ただこのあたりの松はほとんど松食い虫に侵されていて山肌がまっ茶色なのが残念。

N40.251155 W105.819175 標高2570m この町でおみやげを購入後、公園でお弁当を食べる。

昼食後はアダムス滝まで 1.2kmの短いハイキング。

N40.23660 W105.79803 標高2590m

その後、公園に戻り、Coyote Valley River Walk という簡単なレンジャープログラムに参加する。

N40.34456 W105.85862 標高2700m

日光戦場ヶ原のような草原の中を小川のようなコロラド川が流れている。あのグランドキャニオンを流れるコロラドリバーの源流はここロッキーマウンテン国立公園内にあるのだ。解説してくれたパークレンジャーはまだ若い女子大生。このような仕事に就けてうらやましい。

今日はここまで、US34号線をキャンプ場まで戻る。戻る途中公園内で見かけたのがエルクの群。

でも今日もビックホーンシープを見ることが出来なかった。

ロッキーマウンテン国立公園の旅 (2)

2007-07-05 | アメリカの国立公園


今日はいよいよロッキーマウンテン国立公園へ。US34号線を西へ向かう。ラブランドの町を抜けると道はビッグトンプソン川沿いに峡谷に入っていく。この辺りはルーズベルト国立森林公園。この道は峡谷の谷底を川に沿って褶曲しておりとても面白い。峡谷を抜けるとエステスパークの町。国立公園の入り口の町である。この町にはヘッドクォータエントランスとフォールリバーエントランスの二つの入り口がある。今日はフォールリバーエントランスへ。公園入り口の手前にビジターセンターがある。ビジターセンターで恒例のジュニアレンジャープログラムを入手。ビジターセンター内の展示物でこの公園のシンボル的動物 ビッグホーンシープ の彫像を見る。


N40.40191 W105.58700 標高2487m
これは我が家のトラック ダッヂ・ラムのエンブレムじゃないの。ぜひ見てみたいなぁ。今回の旅の目的は ツンドラ と ビッグホーンシープを見ることに決定。

ビジターセンターを出るといよいよ公園のエントランス。ここで入園料を払い地図と公園情報新聞をもらう。新聞によると公園内のキャンプ場にはちゃんとダンプステーションがあると書いてある。なんだ、こんなことなら公園内のキャンプ場を予約すればよかった。公園内のキャンプ場の方が森の中で涼しく雰囲気がよさそう。次回来るときは絶対公園内のキャンプ場に泊まるぞ。

エントランスを抜けしばらく行くと、Sheep Lakes 。

N40.40452 W105.61879 標高2607m
駐車場に車を止め、退職後ニューヨークから来たというボランティアレンジャーのおばさんと話をする。この湖にビッグホーンシープが水を飲みに山から下りてくることがあるという。しばらく駐車場にいたがビッグホーンシープがおりてくる気配は全くない。車を進め山を登り始める。次に止まったのは Many Parks Curve。

N40.38714 W105.63146 これがそこからの眺望 標高2944m

さらに車を進め次は Rainbow Curve に停車。

N40.40041 W105.66364 これが眺望。標高3300m この眺望を眺めながらお弁当を開き昼食とする。公園内にはレストラン等はないためお弁当を持参するか、入口の町エステスパーク又はグランドレイクで食事をすることになる。
ここまで来るとツンドラは間近。残雪もすぐ目の前にある。

さらに車を進めアメリカ国内のハイウェイ(米国で言うハイウェイとは主要道のこと)で一番高いポイント(N40.42822 W105.75944 標高3713m)を通る。このUS34号は全面舗装されており走りやすいが、ガードレールなどなく、追い抜きは難しく遅い車にゆっくりついて行くしかない。標高約3400mが森林限界でそれ以上がツンドラ。岩と草それに高原植物がきれい。最高地点を抜けるとすぐアルパインビジターセンターに到着する。このビジターセンターは米国内の国立公園で一番高い場所にあるビジターセンター。これがそこからの眺望

N40.44120 W105.75422 標高3595m

ここで子チャック(弟)の元気が急になくなり、「もう歩けない。」と言い出す。こちらも子チャック(弟)をおんぶしているとすぐ疲れる。ちょっと頭痛もするし、やっぱり高山病かなぁ? 普段標高2200mのところに暮らしているのでたぶん大丈夫だろうと思っていたが、標高3600mともなるとやはり高山病になるのかなぁ。今日はとりあえずここまでにして山を下りることにしよう。
帰りはヘッドクォーターエントランス側のビーバーミドウズビジターセンターに立ち寄り、Mountains in Miniature というレンジャープログラム (レンジャーによる立体模型を使った公園の説明)と公園の解説フィルムを見てからキャンプ場に帰る。

ロッキーマウンテン国立公園の旅 (1)ボイドレイク州立公園

2007-07-04 | アメリカの州立公園ほか
今回は7月4日から8日まで、ロッキーマウンテン国立公園まで行って来た。今日はその第一日目。



朝6時、我が家を出発、エスパニョーラ市を抜け、ルート285号線をひたすら北上する。この道は片側1車線でありながら、制限速度はほとんどの場所で100 km/hr. 車はほとんど走っておらず大変走りやすい。潅木しか生えていないフラットな土地を行くと目の前にサンアントニオ山が見えてくる。この山を回りこむとコロラド州。最初の町アントニートでは蒸気機関車が黒い煙を上げている。次の町がアラモサ、ここでルート160号に入り東へ、I-25でデンバーへ北上する予定が、160号に乗ったとたんGPSのナビゲーションがUターンせよとうるさい。おかしいなぁ。パソコン上のルート計算では160号で東に行くはずがなぜか?今朝ルートを指定した際に計算しなおしていたためか?
まぁこのままでよいかと17号から285号をひたすら北上。この道は景色がよく、だんだん目の前に雄大なロッキーの山並みが迫ってくる。途中路肩に停めて昼食。

N39.28603 W105.91227

デンバーに近づくにつれ高級ログハウスが山並みに立ち並ぶようになる。ルートは285号からデンバー近郊からI-470、I-70、I-76とデンバーを回り込むようにしてI-25に乗り北上。Lovelandという町で高速を降り34号に乗る。今日の目的地 Boyd 州立公園はすぐ近く。この辺り思ったよりも開けており、多くのショッピングセンターが並んでいる。そして公園の入り口はなんと新興住宅街。湖に面して高級住宅が立ち並んでおり、湖ではモーターボートに水上スキーやジェットスキーが走り回っている。もっと自然の中の公園を期待していたのだが、ちょっと当てが外れた。
今回のたびを計画するに当たり、最初ロッキーマウンテン国立公園内のキャンプ場を利用することを考えたのだが、公園webサイトではダンプステーションなどの施設があるとは明記されていなかったので、フックアップのある一番近くの州立公園を予約したのである。

N40.43321 W105.04427

夕ご飯は日本風バーベキューにビール。このために焼き網を持参。


夕食後、独立記念日の花火を遠くに見ながら就寝。