ウッドチャック一家のヤドカリ生活

アメリカンロッキー山脈南部に棲むウッドチャック一家のRV キャンピングカー旅行& DIY記

ラスクルーシスの旅(3)オルガンマウンテン

2009-11-27 | ハイキング


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今日はお弁当を持って、ラスクルーシスの町の東側にそびえるOrgan Mountains をハイキング。
ゆっくりとした朝食後キャンプ場を出発、I-25号線を南へ向かう。二つ目の出口でUS70号線に乗り換え東へ、この道を直進し、Organ Mountainsの峠を越えるとホワイトサンズ国立公園。我々はその手前Organ Mountains の西側麓で右折、麓の道を南へ向かう。舗装道はやがてダートロードに変わり、いくつものCattle guard を越え、Dripping springs road にぶつかる。Dripping springs roadを左折、山の方へ道を登って行く。道は再び舗装路になり、BLMが管理する敷地内へ。目の前にはニョキニョキした山と奇岩がそびえる。道の突き当たりに駐車場とビジターセンター、駐車場に車を停め、まずはビジターセンターへ。パークレンジャーからハイキングコースの説明を受け、3ドルを支払い駐車許可証をもらう。入山記録にサインをし、いよいよハイキング。片道1.5マイルのDripping springs トレイルを登る。道は車一台がやっと通れそうな砂利道。子チャック(弟)の歩速にあわせてゆっくりと登る。




やがて目の前に異様な岩山がそびえ、その麓に朽ち果てた建物。




昔ここにリゾートホテルがあったと言う跡地。ホテル裏側にあるピクニックテーブルでお弁当を開く。昼食後ループロードを廻り、Dripping springs を見学。




泉と言うより枯れかかった滝。岩から水のしずくが貯水池に垂れている。昔は雇われた原住民たちが毎日この水を汲み、ホテルの各部屋まで運んだと言う。その先にはこのホテルが経営破綻した後、大金持ちの奥さんと結婚した医者が結核になった奥さんのためにホテルを買い取り作った結核療養所の跡地。朽ち果てた木造の建物が昔キッチンとダイニングだったところ。




登ってきたトレイルを下り、駐車場まで戻る。途中いくつもの大きな家族連れのグループとすれ違う。感謝祭に集まった家族が翌日(After Thanksgiving day)買い物の後、近所の観光地を訪れるのが良く見る風景。

La Cueva ピクニックエリアの駐車場へトラックで移動し、La Cueva トレイルを登る。片道0.5マイルの短いトレイル。La Cueva はスペイン語で英語に直すとThe Cave (洞窟) 奇岩の下に洞窟があるらしい。枯れ沢を渡り、大きな奇岩の麓を廻ると洞窟へ到着。




洞窟と言っても奥行き10メートルぐらい、先住民の描いたペトログリフがあるらしいのだが、洞窟の壁を見回しても発見できない。子チャック(弟)はまだ元気が余っているようで一人でトレイルを登っていってしまう。「おーい、そのまま行くとビジターセンターに戻っちゃうよ。」駐車場に戻るともう4時、Organ Mountains を後にし、キャンプ場へ戻る。キャンプファイヤーの残り火でソーセージを焼いて夕食とする。



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ゴーストランチ -恐竜の化石、 ジョージア・オキーフハウス

2009-04-26 | ハイキング

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ママチャックの大学の地学実習(フィールドトリップ)に家族で参加する。今日の行き先はゴーストランチ。ニューメキシコを代表する女流画家ジョージア・オキーフが住んでいたことでも有名なランチ。北へ向かうキャンプの際にはよく脇を通り、最もニューメキシコらしい美しい景色だと思っていたのだが、トレイラーをひっぱていてはなかなか立ち寄ることができなかったので、今回は良い機会だと思って家族で参加することにした。
エスパノーラの砂漠の真ん中にある映画館(ドリームキャッチャーシアター)の駐車場で待ち合わせ、皆揃ってから3台の乗用車でUS84を北上、Abiquiu の町を抜け、Abiquiu lakeのほとりにある、Ghost ranch へ到着。まずはミュージアムで恐竜の化石の話を聴く。



どうもここは北米でも有数の恐竜の化石の宝庫らしい。研究室で現在調べている化石の塊を見せてもらう。その後、研究員の案内で一般車進入禁止のゲートを抜けて砂漠の中へ。チムニーロックの麓のペインテッドデザートで実際に恐竜の化石を探す。

研究員はほらここにもあそこにもと次々に化石を見つけるのだが、なかなか素人には普通の石と化石の区別がつかない。研究員は石を舐めてみろという。なるほど舐めてみると恐竜の骨の化石は舌に吸い付くのだ。石を舐め舐め、一時間ほど化石探しをした後、研究員の案内でジョージア・オキーフが住んでいたという家を外から見学。



ここは一般には開放されておらず、ゴーストランチのツアーに申し込まない限り見ることができない。意外と小さな家であった。オキーフがこのゴーストランチ全体を所有していたわけではなかったのね。彼女はゴーストランチ内のごくわずかの土地と家を購入して住んでいたんだね。



博物館駐車場から見たチムニーロック

ミュージアムの駐車場へ戻りお昼ごはん。その後、オプショナルツアーで化石を探しながらメサの上まで往復4時間のハイキングがあるのだが、我が家は子チャック(弟)がもう無理というので、皆と別れ、博物館を後にする。



ビジターセンター入り口にて

US84号線沿いにあるゴーストランチビジターセンターに立ち寄ってから、帰途に着く。途中エスパノーラのLowe's で買い物をしてからロスアラモスへ戻る。



今回集めた恐竜の骨の化石

セドナの旅(7) Oak Creek, Bell Rock, Red Rock Crossing

2009-04-02 | ハイキング

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8時45分キャンプ場を出発。89Aを北へ向かう。セドナの町を抜け、Oak Creek Canyon をドライブ。九十九折れの坂を上り、オーバールックポイントへ。




しかしここの景観はあまりたいしたことはない。セドナの町から眺めるレッドロックのほうが素晴らしい。道を引き返し、途中にあったSlide Rock State Park に立ち寄る。(入園料8ドル)




ここはもともとはりんご農場だった場所をアリゾナ州が買い上げて公園にしたもの。農場脇を流れるOak Creek はこの辺りではレッドロックの岩盤を流れ、夏場はこのクリークをスライドする人たちでいっぱいになる。雪解け水が冷たいこの時期でも元気な子供は水着で川に入っている。



この公園で川を眺めながら、昼食。その後他の子供たちが川流れをしているのを見てから、公園を後にする。



Midgley Bridge に立ち寄ってからセドナの町へ戻り、Yを左折。179号を南へ向かいBell Rockへ。ベルロック手前のScenic View 駐車場に車を停め、Bell Rock Path を歩く。ベルロックの麓へ来たところで、昨日Montezuma Well にいた怪しげな集団に再び遭遇。




「あら、また会ったわね。」と彼女らも僕らのことを覚えていたようである。再び家族写真を撮ってもらう。スライドロックで遊びすぎた子チャックたちはもう疲れてしまったようで、ベルロックに登るのはあきらめトラックへ戻る。セドナの町へ戻る途中向かいの崖に有名なChapel of Holy Crossが見える。セドナの町を過ぎ、Red Rock Crossingを見るため Crescent Moon Ranch へ。ここも元果樹園だった場所、現在はNational Forest が管理している。入り口でWeekly Red Rock Pass を見せて駐車場にトラックを停める。子チャック(弟)はトラックで熟睡しているため、ママチャックと子チャック(兄)二人だけでRed Rock Crossing を見学。パパチャックはトラックで留守番。ママチャックと子チャック(兄)が戻ってきたらパパチャックと留守番交代、パパチャック一人で公園を散策。川岸からCathedral Rock を眺める。




ここがセドナで一番有名な絵葉書になる場所。木の枝が邪魔をして川の中まで入らないと、絵葉書のような構図は得られない。もう少し時間が遅ければ夕日に映えるCathedral Rock が美しく、川の中へ入る価値もあるのだろうが、家族連れの身ではなかなか撮影時間はパパチャックの思うようにならない。
コットンウッドの町へ戻り、Fry’sで食料品を買ってからキャンプ場へ戻る。今日の夕飯はスモークサーモンのチラシ寿司。