こだわりのあなろぐ盤

JAZZ 親爺の聴くクラシック

脱 死蔵カートリッジ

2011年12月11日 | オーディオ
仕事だったがあまり仕事のなかった日曜日

家では書庫と呼んでいる物置にアナログ盤再生用備品の棚があって、そこに
いくつかカートリッジが眠っている。普及価格のモノは人にあげたりもした
のだが、思い入れがあったり高価だったりしたものがそこに死蔵されている
わけだ。探せば元箱も出てくると思うが、今更ヤフオクに出すのも面倒だし、
うちへ来たのも何かの縁、脱死蔵を目指すことにした。

1個目はOrtofon MC2000mk2、内部インピーダンスは5Ω、出力0.125mV、
10gで最適針圧2.2g ということだから、ローマスハイコンではなさそうだ。
(ステサンの「オルトフォンのすべて」という別冊にも写真は出ているが、
コンプライアンスの記載がない)18gのシェルを使って、オルトフォンの
アームRS212D に装着した。ハイマスローコンの設定だ。

リタ・ライス、ビートルズ、ビル・エヴァンス と聴いて行くと、だいぶ
なじんできた。太くてしっかりした低音、少し花のある高音、ボーカルの
張り出しもいい。ダンパーが硬い感じもしない。

なぜこれが死蔵されていたのか...?20年くらい前、定価で10万もしたのに。
当時アームはSME3010R、ターンテーブルはトーレンス、シェルはSMEの軽量
type、そのあたりの相性が悪かったのかな~。ダイナミック型のアームが
いいのかな~。

カーティス・フラー、ケニ・ドーハムのRVG録音も、見事にRVGの音を
再現している。好みの問題はあるにしても、文句なしにクォリティーは高い。
20年前の自分から今の自分へのプレゼントと思ってしばらく聴いてみよう。

[LP]
The Cool Voice of Rita Reys No.2

1958年録音の1枚、180gの重量盤で復刻された国内盤。この秋突然、
訪れたマイブーム、Rita Reys、そんな中でヤフオクで手に入れた。
オケが入ると少しアメリカっぽくなってしまうが、総じてバランスの
いいヨーロッパのJAZZ録音。ノイズもほとんどない。
お宝盤の仲間入り必至だ。


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