こだわりのあなろぐ盤

JAZZ 親爺の聴くクラシック

新しいミリバル

2011年10月29日 | オーディオ
研究会のあった土曜日

新しい中古のミリバルが届いた。今回はメディア計測という会社から購入した。
今回は、KENWOOD の VT178で、2ch フルスケール 0.3mV~ のモノ。残念ながら
取扱説明書は付いていないが、特別な操作を必要とするところはなさそう。
早速、R120pp アンプの残留雑音を調べてみたが、1.0mV以下で安心した。
現状でもそれほど酷い状態ではないということだ。ただ、せっかく取組はじめた
ので、ノイズレベルを下げる努力をしばらくしてみようと思う。

今日の1曲

[DS]
ストラヴィンスキー/春の祭典

サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2003年8月31日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにてライヴ収録

ロシア物の演奏にしては、軽やかで泥臭さがあまりない。これも
ありかな。自分的には、やっぱりこの曲のNo.1はゲルギエフか。

遂にTelefunken

2011年10月27日 | オーディオ
体調が回復しつつある木曜日

MT管の箱を探し回って、telefunken のECC82 2本を見つけた。これは
抜き玉で中古、ずいぶん前にラジオデパートのサンエイ電機で買った。
「文字は消えているけど、確かECC82と思う」店主が言うので、ダメ元で
もらった。1500円位で安かったと思う。

確かめてみると、確かにECC82 の動作をしているし、◇マークもついて
いる。2本そろったのでTAP2で使ってみることにした。

初段のECC83は#7用に用意しているスムースプレートの物、プレートの
形状やプレート横の穴、そして◇マークから、本物と思っている。
写真はそのECC83。



音は、全体に太くなりまたやや明瞭度が上がった感じ、このECC82の
働き場所としたら、いい感じかな。

今日の1曲は

[DS]
ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番 Op77

マキシム・ヴェンゲーロフ(Vn)* サイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団
1997年9月11日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにてライヴ収録

これもBBCの音源。ラトル以前のこのオーケストラは知らないから、彼が
育て上げたのだろうな。この曲の後の大曲が楽しみだ。

ミリボル

2011年10月26日 | オーディオ
お腹の調子の悪い水曜日

いつごろか忘れてしまったが、広島の松本無線の最上階で
ミリボルを買った。KIKUSUI 1831A というモデルらしい。
山積みの中古の測定器なので、5000円くらいだったと思う。
BNC-ミノムシのケーブルを2本付けてもらい、おそらく
高校生のバイトのお兄ちゃんに使い方を教わった。

以来、このマシンは活躍してきたのだが、入出力や周波数
特性の測定はあまり問題はないのだが、残留雑音など微小
電圧を測ろうとすると、突然針が降りきれて戻ってこな
かったり支障が出てきた。

寿命なのかどうかわからないが、次のミリボルを探すこと
にした。発振器もオシロも新品を買ってずっと使っている
のだが、ミリボルだけは今回も中古を買うことになりそうだ。

菊水はこのミリボルの取扱説明書をネット上にアップして
いて、今でも見ることができる。ある意味素晴らしい企業
だと思う。

今日の1曲は

[DS]
ドヴォルジャーク/チェロ協奏曲ロ短調

サー・チャールズ・グローヴズ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ヨーヨー・マ(Vc)
1983年8月31日 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにてライヴ録音収録

そういえば、このころ広島のエリーザベトにヨーヨーマがやって
きたのを聴きに行った覚えがある。人気上昇中だったな。

残留雑音

2011年10月25日 | オーディオ
少し体調が上向きの火曜日

TAP2 をずっと使っているが、どっちかっていうと淡白な音質と
思える。まだ、音は変わっていっているのでもう少し様子見では
あるけれど。ただ、自作アンプよりノイズレベルが低いことは、
間違いない。
考えてもわからないことが多いが、

1. ヒーター配線が、母線配線になっている。
2. ヒーターにバイアスはかけず、中点をアースしている。
3. アース母線方式で、接地は初段付近で2点で落としている。
4. 入力にボリュームを入れている。

この辺りが、自分の配線とは違うところの様だ。
多少は謙虚に、1.2.3. あたりを順番にやってみようと思う。

今日の1枚は

[CD]
DREAM TALK / ヴォルフガング・ダウナー・トリオ

Wolfgang Dauner : piano
Eberhard Weber : bass
Fred Braceful : drums

録音年:1964年 発売日:2002.9.22

澤野工房のPIANO TRIOのCD。録音年はミスプリントかと思える位
鮮度が高く、テンションもかかっている。
ただ向き合って聴くと、SPの間が抜けたような定位になるのが
おしい。


直熱管と傍熱管

2011年10月23日 | オーディオ
3日間家を空けて、今日帰宅した日曜日

EL34 pp アンプとRE604se アンプに3日ぶりに灯を入れた。目覚めるのは
間違いなく直熱管が早い。EL34 pp は、電子の「トビムラ」なのか1時間
経っても寝ぼけた感じの音がする。
アンプの比較試聴は、条件をいろいろ変えながらじっくりやらないと、
良い判断は出来そうもないと思う。

今日の1曲は

[DS]
ムソルグスキー(ラヴェル編)/組曲「展覧会の絵」

クラウディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1994年8月26日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにてライヴ収録

やっぱりBBCの音源、いいライヴ音源を持っているな~。

ECC83 のブランド

2011年10月20日 | オーディオ
やせたねって言われていい気になった木曜日

ECC83はプリアンプ、パワーアンプの初段に使われることが多いせいか、
ブランドにこだわる人が多い。こんなサイトを見つけた。
http://www.geocities.jp/sweethome203jp/tube/tube.html
(勝手に引用してごめんなさい)

テレフンケンとムラードの真空管の見方を詳細に書いてある。
心配になって自分のストックを調べてみたが、ムラードは本物の様で
安心した。テレフンケンは、◇マークがあっても怪しいtubeもありそうだ。
コンピューターからの抜き玉だったり、だまされたつもりで買った中古球
が、もっとも本物らしかったりするから始末が悪い。

音で判断できればいいのだが...。再現性をもってきちんと判断できるか
どうかは微妙になる。きっと激変はしないのだ。

今回、TAP2で、初段次段をいろいろ変えてわかったことは、5751
5814Aは、ECC83 ECC82 の高信頼管だが、同じ回路で同じプレート電圧を
かけても若干動作点がずれることだ。設計から自作するときは、それ用に
考えたほうがよさそうだ。

結局、TAP2の初段次段は、ムラード製を左右の動作状態がそろうものを
セレクトして使うこととした。アンプの諸特性も左右でぴたりとそろって
いる。写真のECC83 は、LOT を読むと1967年のBlackburn工場製。

今日の1曲は

マーラー/大地の歌

リッカルド・シャイー指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ヤルド・ファン・ネス(Ms)* エスタ・ヴィンベルイ(T)*
1990年9月10日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにてライヴ収録

SPACE DIVA で放送された BBC の PROMS を聴いているのだが、
これは Live 音源の宝庫。MUSIC BIRD が高音質放送をやめたのは
本当に残念。


ストレステスト 終了

2011年10月19日 | オーディオ
仕事がなかった水曜日

丸1日電源入れっぱなしのストレステストが終了した。完成したTAP2は
パーツの焼けや不良は出現せず、トランスも触れるくらいの温度で終始
した。音もかなり変化してきて、低音は量感だけでなく解像度も上がって
きた。いずれはマランツ8bに挑戦することになるが、今のところ音の
濃さで負けているかな。MT管をムラードでも今度はCV4004 4003 へ変えて
みたら、別の魅力が出てくるかもしれない。

ノイズレベルはかなり低い。計測はしないが、耳をスピーカーにつけたら
やっとホワイトノイズが聞こえるくらい。
ヒーターは交流点火で中点をアースしているだけで、バイアスなどは
かけていない。アース母線方式の配線で、母線の両端は空中配線、
初段のところで「2点」アースしている。

デカップリングのコンデンサーのマイナス端子と、各段のカソードの
アースはかなり離れているし、無造作な配線に見えるのだが...。

どこが、低ノイズの肝なのか、結局よくわからんな~。

今日の1曲は

[DS]
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op47

アラン・ギルバート指揮ニューヨーク・フィルハーモニック
リサ・バティアシュヴィリ(Vn)
2011年5月17日ウィーン、ムジークフェラインでのライヴ録音

このストレステストの間に、思わず聴き入ってしまった一曲。
このヴァイオリニストはグルジア出身らしい。
注目のアーティストの一人だな。



ストレステスト

2011年10月18日 | オーディオ
停電のあった火曜日

TAP_2 に対する、我が家のストレステストが始まった。
要するに新作アンプを電源入れっぱなしにするだけなのだが、音はどんどん
変わっていく。エージングは耳が慣れるだけという人がいるけれど、少なく
とも、新しいスピーカーと自作アンプに関してはあると思う。
ケーブルのエージングは眉つばだが。

今、数時間経ったところ、当初低音がかなりだぶついていたが、
締まってきた感じだ。

今日の1曲は

[DS]
ショパン/ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op11

エフゲニー・キーシン(P) スービン・メータ指揮バイエルン国立管弦楽団
1999年9月9日、ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールで収録

この曲は、もう何度聴いたろうか、フランソワ、アルゲリッチ、リパッティー、
ツィンメルマン...。聴くたびに、いろんな感動がある、それが名曲という
ことかな。

TAP 2 の直結部分

2011年10月17日 | オーディオ
孤独で多忙な月曜日

TAP_2 の初段、次段はムラードのECC83、ECC82 を使用する予定だった
が、双3極管の両ユニット動作特性がそろっておらず、断念した。
ここは直結部分のため、動作の信頼感を優先して結局、東芝の5751 と
5814A を採用した。これで、左右の特性がピシッと一致した。
このアンプが我が家のストレステストをパスしたら、今度はCV4004 と
CV4003 へ変更してみよう。音は変化するはずだ。

この直結部分、管球王国の手書きの回路図をみると初段のプレート
電圧は69.8V、次段のカソード電圧は70V、明らかに間違っている。

今日の1枚は、

[DS]
ハイドン/交響曲第88番ト長調

サイモン・ラトル指揮バーミンガム市交響楽団
1996年9月3日ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにてライヴ収録

ラトルのライヴも、クォリティー高いな、賛否両論だろうけど。
あえて、ベートーヴェンは外した。

TAP 2 完成

2011年10月16日 | オーディオ
孤独な日曜日

TAP_2 が完成した。芸術的な上杉さんの配線を写真だけで
なぞるのは、それなりに大変だった。アース母線は両端が
空中配線になっていたり、アースポイントが2点あったり、
普段やらない配線もあったが、今回はその通りに配線した。

音の評価はともかく、さすがにノイズレベルがかなり低い。
SPに耳をつけない限り、ノイズは聞こえない。やっぱり
配線でノイズレベルは下げられるようだ。

今日の1枚は

[DS]
ベートーヴェン/交響曲第4番変ロ長調

クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1984年9月9日 ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにてライヴ録音収録

この曲を最初に聞いたのは、ムラヴィンスキーの東京の
ライヴだった。この演奏で知ったのなら、もっと愛聴したかも。
重厚にして優雅、このころのアバド VPO はいいな。