こだわりのあなろぐ盤

JAZZ 親爺の聴くクラシック

アナログの弱点

2007年07月31日 | オーディオ
情緒不安定の火曜日

以前にも書いたが、ベイシーの菅原さんがステサンに書かれた記事が気になり、
カートリッジを久しぶりに、SHURE V15 TYPE3に替えた。イコライザーは、McIn
のC33にしてみた。かつて聴き倒したLPを聴く。

[LP]
PORTRAIT IN JAZZ / BILL EVANS

BILL EVANS
SCOTT LAFARO
PAUL MOTIAN

1959年 ステレオ録音

このカートリッジは、アームの高さにも敏感に反応する。アームは水平が
もっとも良い。SPUはほんの少し、アームを高くしたほうがいいような気が
する。針圧やオーヴァーハングを追い込んでいっても、A面の最内周では
少しだが音が厳しくなる。アナログが好きでずっと使い続けるつもりだが、
この弱点は克服しようがない。

COUNT CLASSIC LP 22 (SA)CD 5 JAZZ LP 9 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

オーボエ作品集

2007年07月30日 | 音楽ソフト
3回鳥肌のたった月曜日

ホリガーのテレマン作品集を聴く。

[LP]
パルティータ ト短調 ソロ・ソナタ ホ短調
ソナタ 変ホ長調 ソロ・ソナタ ト短調

ハインツ・ホリガー 他

1977年 フィリップス録音

やはり、テレマンは大バッハとは目指した音楽が基本的に違うのだろう。
多彩な旋律がちりばめられた、哀愁をたたえた楽曲が続く。
ホリガーの音色は美しく、各楽器もバランスよく録音されている。
アルヒーフの透明で、ある意味厳しい録音も好きだが(特にリヒターの録音)、
木管や弦楽器のフィリップス録音は、穏やかさもあり暖かく好ましい。

COUNT CLASSIC LP 22 (SA)CD 5 JAZZ LP 8 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

岩浪さんのライナー

2007年07月29日 | 音楽ソフト
静かな日曜日

アート・ペッパーのモノラル盤を聴く。

[LP]
The Art Pepper Quartet

Art pepper Russ Freeman Ben Tucker Gary Frommer

1956年 モノラル録音

ベサメ・ムーチョの入った有名なアルバム。

ミーツ ザ リズム セッションと1年違いで、モノラルとなったが、私は
残念に思わない。傍熱の多極管を使った自作真空管アンプで、ローサーを
鳴らしたら、結構いい音で鳴る。(クラシックの室内楽などはまったくだめ)
A面 B面 通しても30分位で終わってしまうのが残念だが。

私の持っているLPは、1976年に岩浪洋三さんがライナーを書いたもの。
長澤さん 寺島さんとのMUSIC BIRD の番組を聴いて、岩浪さんがアート・
ペッパーをお好きなのは知っていたが、本当に心酔しておられたようだ。

クラシックで言えば、フルヴェンやクナに対する宇野功芳氏のようだ。

このLPは、いつのころからかB面から聴き始め、A面3曲目のダイアンを最後に
聴くのが自分の常識になってしまった。

COUNT CLASSIC LP 21 (SA)CD 5 JAZZ LP 8 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD


ヨーロッパのデイヴ・ブルーベック

2007年07月28日 | 音楽ソフト
夏休み最初の週末

タイトルはこのアルバムの邦題、もうちょっと気の利いた訳はなかったんかい、
と言いたくなる。

[LP]
WE'RE ALL TOGETHER AGAIN FOR THE FIRST TIME

デイヴ・ブルーベック ポール・デスモンド ジェリー・マリガン
ジャック・シックス アラン・ドウソン

1972年 3ヶ所でのライヴ録音

演奏を語る資格が自分にあるわけではないが、バックに回ったときのドウソンの
ドラムスは単調な上、妙に饒舌で好きになれない。
琴の歌のデスモンドとブルーベックは、JAZZ的ではないが、美しい。
テイク・ファイヴのそれぞれのアドリブは、原型をとどめないが熱く、テーマが
戻ってきたときは、会場全体の熱気が伝わってくる。

私に限らず多くの人が、1960年前後のレギュラーカルテットの演奏や録音の方を
好ましいと思ううだろう。ホールのせいもあるのだろうが、録音はややうるさく
感じてしまう。

ただ、解散して寂しく思っていた、ブルーベックやデスモンドのファンが、
久しぶりに彼らの音楽を聴けて感激していたことは、想像に難くない。

COUNT CLASSIC LP 21 (SA)CD 5 JAZZ LP 7 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD


ピアノレス・トリオ

2007年07月27日 | 音楽ソフト
半日休みの金曜日

昔の輸入盤はどうだったか、確かめたくて出してきたLP

[LP]
Sonny Rollins / Way Out West

1957年のステレオ録音

Sonny Rollins(ts) Ray Brown(b) Shelly Manne(dms)

Rollinsの代表作の1枚、ピアノレス・トリオ。
とにかくテナーの音が聴ける。輸入盤なのだが、やはりノイズが多い。きずは
ほとんどないのだが。いつかはCDを買おうと思う。

COUNT CLASSIC LP 21 (SA)CD 5 JAZZ LP 6 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

リヒターの管弦楽組曲

2007年07月26日 | 音楽ソフト
予定の狂った木曜日

リヒターのアルヒーフ録音を聴く。

[LP]
J.S.Bach 管弦楽組曲

ニコレ リヒター
ミュンヘン・バッハ管弦楽団

1960 61年録音

録音はやや硬質で、全合奏では音が濁るのを感じることがある。フルート
チェンバロ、低弦のアンサンブルはさすがに美しい。

COUNT CLASSIC LP 21 (SA)CD 5 JAZZ LP 5 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

NEWPORT 1958

2007年07月25日 | 音楽ソフト
多忙の水曜日

我家のJAZZ のLPの中では、出色の盤質、音質の1枚

[LP]
NEWPORT 1958 / THE DAVE BRUBECK QUARTET

1958年当然ライヴ録音だが、3曲スタジオ録音が混じっている。
ステレオ録音

デスモンドのアルトが本当にすばらしい。
この頃のJAZZシーンは名盤の宝庫で、うらやましい限り。

カートリッジはSPU-AE(gold)を使用した。アームはSME 3012R、スペーサーを
使わずに直接取り付けても何とか使える。長島達夫氏もそうしておられたと
記憶している。
LINNのことをベイシーの菅原さんが、ステサンに書かれていたのを読んで、
LP-12-3009-V15typeⅢを使いたくなった。懐古趣味かもしれないが、我家では
いい音が出そうな気がする。

COUNT CLASSIC LP 19 (SA)CD 5 JAZZ LP 5 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

デスモンド

2007年07月24日 | 音楽ソフト
猛暑?の火曜日

白人のJAZZを聴く。

[LP]
JAZZ AT OBERLIN / DAVE BRUBECK QUARTET

1953年 オベーリン・カレッジでのコンサート・ライヴ

拍手も結構生々しく入っていて、録音の古さはまったく感じられない。
そして、デスモンドのアルトの美しいこと、同じ楽器とは行かないが、
同じMPを使いたいと思っている。そしていつかは、テイクファイヴを演奏
したいものだ。

再生系は、ガラード401-オルトフォンCG25DiMkII-McIn C33-F2aSE(自作)
-LOWTHER PM6A のラインナップ。LOWTHERはJAZZにはぴったりのSPだ。

COUNT CLASSIC LP 19 (SA)CD 5 JAZZ LP 4 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

ナイト・ライツ

2007年07月23日 | 音楽ソフト
やっぱり月曜日はテンションは低い

さりげなく、そしておしゃれで、粋なアルバム

[LP]
ナイト・ライツ / ジェリー・マリガン セクステット

ジェリー・マリガン アート・ファーマー ボブ・ブルックマイヤー
ジム・ホール ビル・クロウ デイブ・ベイリー

1963年 ステレオ録音

聴き始めは、もう少し鮮明な音がほしいと思ってしまうが、聴き進むうちにこの
音が、このアルバムの雰囲気にぴったりなのに気づく。
全曲を通じて、なんと言ってもアート・ファーマーが渋い、クール。このLPは、
ZINGALIのオムニレイホーンでの再生が良い。アンプは真空管は合わず、McInの
7270が良い。

COUNT CLASSIC LP 19 (SA)CD 5 JAZZ LP 3 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD


クナとVPO

2007年07月22日 | 音楽ソフト
夏休み最初の日曜日

クナのブルックナーを久しぶりに聴く。

[LP]
ブルックナー / 交響曲 第4番 変ホ長調 ロマンティック

クナッパーツブッシュ VPO
1955年モノラル スタジオ録音

この曲は、高校生のときにワルターのLPで知った。でも、決してブルックナーに
はまることはなかった。後年、クナの5番を知り、一気に熱中した。
このLPは、ロンドン不滅の名盤シリーズの廉価盤、1枚にいっぱいいっぱい
入っているもの。ヤフオクに2枚組みのアナログが出品されるたびにウォッチ
リストに入れるのだが、結局は落とさずに終わってしまう。今年中には、とも
思うのだが...。

要は、この廉価なLPでも聴き終わると充足してしまうということなのだ。

COUNT CLASSIC LP 19 (SA)CD 5 JAZZ LP 2 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD