こだわりのあなろぐ盤

JAZZ 親爺の聴くクラシック

バリリのラズモフスキー

2012年10月13日 | オーディオ
1日中お仕事だった土曜日

モノラルプリメインの6B4G を最近手に入れた、Raytheon 製に交換してみた。
電流もそろっていいるし、動作も問題ない。音出ししてみると残念ながら?
やっぱりかなり違う。とくに高音は何とも言えない品があって、弦楽合奏だと
ちょっとZaerix 製に戻れない感じだ。

モノラルアンプをいじり始めると、モノ音源ばっかり聴くようになって
しまうのは問題だな。

今日の1枚は

[LP]
ベートーヴェン ラズモフスキー 第3番 / バリリ4重奏団

モノラル時代の超名演で名録音、おそらく1950年台前半のウェストミンスター録音。
このレコードも、Axiom80 がいい。

ソ連製6B4G

2012年10月09日 | オーディオ
黙々と仕事をした火曜日

この夏から、Zaerix 製の6B4Gを弄っている。これは30年程前、大阪の
東京真空管で、バイトの女子大生に勧められて、ずいぶん考えて購入
したもの。値段の割に音がいいということだったので、高くはなかった
のだと思う。England と書いてあるので、英国製かと思ったが、ネットで
調べてみると、どうやらソ連製らしい。

A級pp でプリメインを作ったが、電流もそろっているしノイズも出ない。
交流点火だが、ハムバランサーもいらないようだ。

今日の1枚は

[LP]
SAXOPHONE COLOSSUS / SONNY ROLLINS

知らない人はいないと言ってもいいくらいの超名盤、1956年録音のモノ盤。
我が家のLPは国内盤だが、St.Thomas はB面に入っている。



CA25Di 純正のトランス

2012年07月25日 | オーディオ
暑い水曜日

仕事が楽になったら、またブログの更新でもと思っていたのだが、
思わぬ事態に陥って、また暇なしなってしまった。うまくいかない。

購入するのにずいぶん迷ったが、最近手に入れたモノ
オルトフォンのST-M25 (モノラル専用MC昇圧トランス)

音は激変はしないが、ノイズの少なさと、純正の安心感はなかなか
得難い。とりあえずはDUCATO2 のEQ につないでいる。

今日の1枚は

[LP]
Squeeze Me / Sallie Blair

1957年のモノラル録音(と思う)
演出はやや過剰気味、モノラル盤を渋く再生する感じじゃないが
このジャケットを見たら買っちゃうよな。




MMC20CL用のシェル

2011年12月26日 | オーディオ
声が出なくなった月曜日

死蔵状態から発掘したカートリッジMMC20CLが使えそうなので、
それ用のシェルを探した。コンプライアンスが 30で、自重も
軽く、適正針圧は1.0g、当然軽量の物がいい。
ヤフオクで探してみると、SMEのシェルは中古でも結構な値が
付くみたい。でもおそらく、3009 にはSMEのシェルがいいだろう
ということで、使用感ありありのシェルを落札した。
適当な軽量ねじの手持ちがなく、鬼の角の様になってしまったが、
相当にローマスになった。カウンターウエイトも、相当に軸に
近い。

音は、以前リニアトラッキングアームで聴いていた時の感じが
戻ってきた。音は明るく、高域はMCではないのにスーっと抜ける
感じが気持ちいい。ボーカルもサックスもややきれいすぎるかな。

少し荒い音にするか、粘り気のある音にするか、シェルリードで
調節してみよう。

今日の1枚

[LP]
Rita Reys Meets Oliver Nelson

1965年 オランダでのステレオ録音

ややエコーの付いた時代を感じさせる録音だが、ウェルバランス。
アート・ファーマーやリー・コーニッツらのソロもいいな。
面白いことに、ボーカルも他のソロ楽器と同列で中央に定位しない。

このカートリッジは、やはり女性ボーカル再生用に調節してみよう。

MC2000mk2用のシェル

2011年12月25日 | オーディオ
久しぶりにケーキを食べたクリスマス

ortofon の MC2000mk2 が使える、それもかなりいい感じで使えることが
判明したので、次はシェルを本格的に探すことにした。オルトフォンの
ダイナミック型アームに装着する方針で、ややハイマスを狙った。
結局、LH-9000 に落ち着いたのだが、やっぱアナログは手間もコストも
かかるものだと実感した。

でも得られた結果は悪くないな。

今日の1枚

[LP]
モーツァルト ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271

ピアノはルドルフ・ゼルキン、アバド指揮 ロンドン交響楽団

1981年 グラモフォンのデジタル録音

円熟しきったゼルキンと円熟期に入ったアバドによる、モーツァルトの
若書きの名曲、これが30年も前の録音とは信じられない。

上記カートリッジとシェルの組み合わせだと、少し高域に煌めき乗るが
それもまた、このDISCの魅力だ。

EL34のアンプ 2

2011年12月24日 | オーディオ
いつもと変わらないクリスマス・イヴ

今日はEL34アンプの聴き比べの2日目、8bレプリカと9レプリカ。
本当は9レプリカを手放そうかと思っていたのだが...。
球は、8bは昨日同じRCAとムラードの今我が家で考えられる最強
のモノ。9は6DJ8とEL34はmarantzの純正、6CG7はシルバニア製。
要するに、購入したときについてきた球。

ジョニー・ハートマン、ビートルズ、グルダ、ベヴリー・ケニーと
聴いてきて、やっぱり9レプリカもいい音がする。音の濃さは8bかと
思うのだが、音の数が増えてくると、9は団子にはせず一粒一粒
きれいに描き出す。

もうしばらく、8bと9は共存としようかな。9はルックスもいいので
見ながら使いたいのだが、それだとかなり持て余すので、放熱のいい
場所に引っ込んでもらおう。
間違って蹴飛ばしたりするとかなり痛い!

[LP]
モーツァルト 協奏交響曲 K.297

ベーム指揮 VPO

1979年 グラモフォンの録音

これはMC200mk2 で再生したのだが、9の圧勝だった。

結局、来年もコーナーGRFはマランツ9レプリカで、Baron は8bで
おもにドライブすることになりそうだな。

いつか自作アンプで20世紀の銘アンプの音を超えることが
できるだろうか?



EL34のアンプ

2011年12月23日 | オーディオ
休日なのに仕事のあった金曜日

今日から、EL34アンプの比較試聴をすることにした。まずはTAP2と
Marantz 8b レプリカ。パワーチューブはともにムラード製、8bの
6BH6と6CG7は最近手に入れたRCA製。TAP2は初段のECC83はテレフンケン
の本物、菱形マーク付き。ドライブ段のECC82はムラード製のCV4003。
球は十分に配慮したつもり。


リタ・ライス、ビートルズ、ベーム・VPO、中島みゆきと聴いてきて
すべて8bの圧勝、TAP2は刺激的な音も出ず聞き流すにはいいのだが、
いかにも味が薄味。JAZZ をかけるまでもなく、8bが勝ち残り。

今日の1枚

[LP]
モーツァルト クラリネット協奏曲 イ長調 K.622

クラリネット はアルフレート・プリンツ
ベーム指揮 VPO 1972年 グラモフォンの録音

どっしりしたオケの音の上に、クラリネットが浮き上がるウェルバランス
の好録音、安心して音楽が聴ける。8bの音はこのDISCでも好ましい。

VN3G

2011年12月17日 | オーディオ
カニすきとシャブリの土曜日

JICO製のSHUREV15type3用の丸針VN3Gが届いた。早速取り付けて
聴いてみたが、これは旨くない。トレースは不安定で、音も深み
がなく、全体にざらついている。残念ながら我が家では、もう
使うことはないだろうな。

結局Shureは、VN35Eを使い続けることになるが、純正交換針が
手に入らない。米国製がほしいのだが...。
JICO製で、SASというのがあるらしいがどうだろうか?

アナログディスク再生は、やり始めるとズブズブと深みに
はまってしまうのだ。もうずいぶん前に完結した技術なのに。

今日の1枚

[LP]
THE BEATLES 1967 - 1970 青盤

これは、最近ヤフオクで落としたもの。盤質はともかくも、
音はちょっと酷いかな。リマスターCDを手に入れたほうが
ちゃんと楽しめそうだ。

アームが変わると

2011年12月15日 | オーディオ
仕事量は多かった木曜日

死蔵カートリッジの発掘3本目、B&O MMC20CL。
これは同じくB&O のBEOGRAM6006というターンテーブルで使われていた。
ディスコンになるのがわかっていたからか、あるいは世の中バブルだった
ためか、スペアを2本も買い込んでいて、3本手元にある。これが使われて
いたターンテーブルはリニアトラッキングアームを採用していて、
どちらかと言えば、音よりもデザインを優先していた。QUAD33につなぐ
ことが多かったが、やや細身の高域がスーと抜ける印象だった

DENONの軽量シェルを介して、SME3009-2 に取り付けた。最初は鈍い印象
だったが、すぐにいい音が出始めた。音は骨太、高域は丸い。小編成を
バックに歌う女性ボーカルはかなりいい。POPSは、やや色彩が乏しくなる。
やっぱり 50-60年代のJAZZボーカル用だ。

今日の1枚

[LP]
Sings for Playboys /Beverly Kenny

1957-8年ステレオ録音

伴奏はピアノとベースのみ、あざとい演出はなく素直に歌っている。
声は甘く少しハスキー、おまけに大変な美人で、人気が出ないはずは
ないのに、なぜか彼女は若いうちに自殺してしまった。
このDISCは1990年代に復刻された物だが、オリジナルを聴いてみたい
とも思わない。

Shure type3 で聴き直すと、情報量は増えるものの録音の古さを
感じさせてしまうところがあり、B&Oの勝ち。針先の動きがこなれて
ますますいい音になるの期待、なんせ3本もあるのだから。

修理はしないよな~

2011年12月14日 | オーディオ
会議と飲み会の水曜日

死蔵カートリッジの発掘2本目、トーレンスのMCH-2。
これは、25年ほど前SME3010Rに装着して聴いていたカートリッジ。
この後、我が家ではSPUに主役の座を譲った。その後は、システムが
変わるたびに、SPUと聴き比べになったが、返り咲くことはなかった。
他のカートリッジに比べるとDISCのノイズが減る感じがあり、音の
安定感も良かったのだが、高音の質感がなじまなかったのかもしれない。

今回、SME と オルトフォンのアームに付けてみたが、音は出るものの
ダンパーの不具合か、きれいにトレースせず、音は時にびりつき曲間
に来ると必ず大きなノイズが出るといった具合。早々にあきらめた。
検索すると修理などできるようだが、どうするかな~。

今日の1枚

[LP]
ウェーバー / クラリネット協奏曲 No.1

ライスター、クーベリック指揮 BPO

1967年録音

この時期のドイツグラモフォンのアナログ盤は、SPU-AEで再生
しておけばまず間違いはない。MCH-2 であれば、独奏楽器にもう
少し華が出てくるのかもしれないが...。