こだわりのあなろぐ盤

JAZZ 親爺の聴くクラシック

6DJ8

2010年04月25日 | オーディオ
孤独で多忙な土曜日

サブシステムでDUCAT Ⅱ を使っている。このプリアンプは、ネット上でEQの
評価が高い。じゃー出力段はどうなのか自分なりに確かめようと突然思い立った。
出力段は6DJ8のSRPP、まずは最適6DJ8選びからはじめた。
純正はロシア製6N1P-EB だが、写真の5種類を計測もしながら比較した。
左から6N1P-EB、E188CC(Philips)、6R-HH2(東芝)、6DJ8(松下)、6DJ8(SME)
動作は、6N1P-EBと6R-HH2が比較的近く、残りの3本はほぼ同じ動作。
ノイズはPhilips製がやや多く、日本製の2本はきわめて優秀、EQにはこれらを
使うべきだろう。
音質は、ボーカルとテナーそしてバイオリンで比較してみた。6N1Pと他の4本には
明らかな差があって純正には戻せない印象。他のアンプではもっとも良かった
東芝製は、高域が細身になるきらいがあって次次点、6DJ8の2種が好ましかったが、
SMEのものは音量を上げていっても破綻がなく◎、これはSME製のイコライザに
刺さっていたタマで素性はよくわからない。Philips製は総合的にはいいと思うが、
ノイズの点ではずした。
当分はSMEのタマを使う予定だが、純正と比べるとヒーター電流が少なく、
ブリーダー抵抗が必要かもしれない。

このタマで、#7に挑戦だ。


RE604 single

2010年04月15日 | オーディオ
孤独な水曜日

先日の休日の深夜、Uボートを素材にした映画を見た。
ドイツの技術力の高さはいうまでもなく、その映画をきっかけに、
以前作ったRE604 のシングルアンプを引っ張りだした。
テスターでの一通りのチェックでも問題なさそうなので、BARONに
つないだ。わずか1.7Wの出力だが、音量はまったく問題なし、さすがに
高能率SPだ。2時間ほど鳴らすうちに、音に艶が乗ってきたので弦楽曲
を聴くことにした。

[DS]
Grieg Violin Sonata No.3 / Grumiaux

かなりいける。
GRF を鳴らしたときは、アウトプットトランスのためか低音不足を感じたが
BARON ではいいバランスに聞こえる。しばらくこのアンプで鳴らしてみよう。

初段が5691 整流管がGZ34 トランスがラックス、なんとも統一感が乏しいが。

BARON

2010年04月13日 | オーディオ
4か月ほど仕事上で試練があり、最近やっと抜け出した。そんな自分への
ご褒美として、このvintage SP を手に入れた。それは、
D130 + 075 + N2400 いわゆる030のセットを、C38 のエンクロジャーに
入れたBARON。女性ボーカルをきちんと再生できるSPを探していて、当初は
21世紀にできたものをと思っていたのだが、その途中でこのSPに出会い、
16Ωの初期ものと聞いて決心してしまった。それほどこだわりはなかった
が、譲ってくれたSHOPによれば、エンクロジャーもオリジナルとのこと。
まだまだ十分鳴らせていないが、プリアンプの音質もきちんと反映する
敏感なSPと思う。苦労しそうだが、楽しめそう。

今日から出力1.7W の直熱3極管のシングルでドライブしているが、音量には
全く不満はない。眠る前に、比較的に新しい録音のアルトを聴いている。
テクニックが鼻につき始めたら寝ちゃえばいい。

[DS]
「EUROPE / Aaron Heick Romantic Jazz Trio」