こだわりのあなろぐ盤

JAZZ 親爺の聴くクラシック

GIANT STEPS

2007年08月29日 | 音楽ソフト
孤独な水曜日

今日も名盤を聴く。

[LP]
GIANT STEPS / JOHN COLTRANE

John Coltrane
Tommy Flanagan
Paul Chambers
Art Taylor

1959年 アトランティックのステレオ録音

これは80年ごろ買ったLP。コルトレーンは、熱中しなかったのでそのイズムも、
演奏手法も良く理解できているわけではないが、このLPを手に入れたころは、
よく聴いたので、耳になじんでいる。数年前、仕事で知り合いの若い女性が、
飲みの席で「コルトレーンは好きじゃない」と言ったことがあった。そのときは
非常識な奴と思ったけれど、所詮は聴く音楽、最近は好きかどうかだけの評価で
いいと思っている。
少し奥まって音の角が丸くなっているピアノ、バリバリ前に出るテナー、その
バランスは当時のJAZZ喫茶の音だ。自分はこのアルバムは好きだ、自分にとって
その時代はかけがえがなかったという意味で。

COUNT CLASSIC LP 30 (SA)CD 5 JAZZ LP 24 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

骨太の再生音

2007年08月28日 | 音楽ソフト
まだまだ暑い火曜日

エリック・ドルフィーのライヴ盤を聴く。

[LP]
ERIC DOLPHY AT THE FIVE SPOT vol.1

ERIC DOLPHY
BOOKER LITTLE
MAL WALDRON
RICHARD DAVIS
ED BLACKWELL

1961年 NYでのライヴ録音

鮮明な音の聴けるライヴ録音、いい音で入っている。拍手も生々しい。
ただトランペット、ベース、ドラムスが左チャンネル、サックス、ピアノが
右チャンネルと比較的クリアに分かれているので、スピーカーに音が張り付き
気味になる。ラッパの音は骨太で力強い。
GRFは低音が緩み気味になることがあるが、typeⅢの低音が比較的しまっている
ので、最近は気にならなくなってきた。

COUNT CLASSIC LP 30 (SA)CD 5 JAZZ LP 23 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

JAZZはV15typeⅢで

2007年08月27日 | 音楽ソフト
夏休み最後の週の始まり

マイルスの名盤を聴く。

[LP]
KIND OF BLUE / NILES DAVIS

エヴァンス コルトレーン キャノンボールなどそうそうたるメンバー

1959年ステレオ録音

これらのミュージシャンは、文句なく音そのものが個性的で美しい。そのことは
このカートリッジはやすやすと証明してくれる。また、blue in green などでは
背後で演奏されているベースやドラムスの演奏を、音量は小さくともきちんと
再現している。
JAZZに関しては、このカートリッジで追い込んでいけばよさそうだ。

ガラード401 SME3012 SPU-AE(GOLD) LINN LP-12 V15typeⅢ マランツの
真空管アンプ コーナーGRF と結局定番機器ばかりになってしまった。

自分に進歩がないのか、今のオーディオ界に進歩がないのか、いずれにしても
残念なことではある。

COUNT CLASSIC LP 30 (SA)CD 5 JAZZ LP 22 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD


東京ライヴ

2007年08月26日 | 音楽ソフト
残暑の日曜日

今日もアナログ盤を聴く。

[LP]
BILL EVANS LIVE IN TOKYO

1973年 東京郵便貯金会館ホールでのライヴ録音

いソノてルヲの声も明瞭で、拍手からホールの大きさも想像できるくらいの良録音
ピアノやベースの音も、すっきりして鮮度も高い。
V15 typeⅢでピックアップされた音は、ピアノが強打されても揺らぐことはなく、
「ここはちゃんとトレースするかな」といった不安をまったく抱かせない。
A面の最内周のMY ROMANCEでもそれはまったく変わらない。ドラムスのソロ、
ベースのアルコの再生も見事だ。
結局、このカートリッジのよさはこのトレース能力の高さではないか。

使いこなしでは、銅のリッツ線に交換することで音の安定感が増し、太く力強く
なったようだ。高域の質感も問題ない。JAZZ再生には成功している。
私のLP-12には、BASIK PLUSというアームがついている。スタティックバランスで
見た目はAKITOに似ている。「必要最低限よりは少し上」というような意味の命名で
あろうが、使いやすいしパフォーマンスも侮りがたいのではないだろうか。
来年にはサーカスキットでLP-12をアップグレードしようと思っているが、
アームのアップグレードは基本的に必要ないと思う。

COUNT CLASSIC LP 30 (SA)CD 5 JAZZ LP 21 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD


V15 typeⅢ

2007年08月25日 | オーディオ
待ちに待った週末

カートリッジをV15 typeⅢに換装する。リードは芯線の多い太めの銅リッツ線。
ずっと以前に購入したので、残念ながら何Nで何芯なのかは正確にはわからない。

音を聴きながら針圧の設定、針圧は1.1g IFC は1.0弱へ。
最初に、アナログ盤としては比較的新しい録音のアルバムを聴く。

[LP]
星影のステラ / キース・ジャレット・トリオ "スタンダーズ" ライヴ!

1985年パリでのライヴ録音

キースとしては、それほど唸っていないので助かる。
JAZZの再生としては、物足りない再生かもしれないが、good balance で、
簡単にいい音が出た感じ。
前回感じたような、軽針圧の上ずった感じや、サーフェスノイズが目立つ感じは
ずいぶん減っている。使いこなすことの大切さを証明できたわけだが、こうやって
追い込んでいくと、またSPUと似たようなバランスになってしまうかもしれない。

COUNT CLASSIC LP 30 (SA)CD 5 JAZZ LP 20 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

V15 typeⅢ の交換針

2007年08月24日 | オーディオ
もう週末まじか 金曜日

私はもっぱらMCカートリッジを使ってきて、気に入ったものは複数個持つことに
してきた。102 CD25D SPU-G SPU-AE(GOLD) EMC-1など。ローテーションしながら
使うので、使い切って針交換に出したことはない。
MMは針のみの交換でいけるので、便利で安上がりだ。今回V15 typeⅢを使うに
あたり、交換針を探してみた。純正品を手に入れるのは難しそうだが、国産の
交換針がありとりあえずは安心である。日本は本当にいい国だ。
ベイシーのtypeⅢは、どの針を付けておられるのか気になるところだが、
値段からして自分で比較試聴してもそれほど負担にはならないだろう。

もう1度 V15 typeⅢ

2007年08月23日 | オーディオ
そろそろ通常モードに戻りたい木曜日

以前は大活躍した、アナログ用の工具箱をチェックする。

中には、ドライバー、ピンセット、先の細長いペンチなどの工具、各種のシェル
(アントレー、オーディオテクニカ、SMEなど)、カートリッジをシェルに固定する
ためのボルト、ナットなどが入っている。
ボルト、ナットはいっぱい種類があり迷ってしまうが、ナットは丸いものより
6角のものが、軽いものより少し厚みと重さがあるほうが、音が落ち着くと思う。
シェルリードが、銅の単線、リッツ線、銀リッツ線と以前のまま残っていること
が確認できて、腹は決まった。

LP-12用のカートリッジとして、もう一度シュアーV15 typeⅢを使うことにした。

やはりわが家のGRFの、ベストアンプは#7 + #8b の組み合わせ。
スピーカー、アンプは固定で、JAZZのアナログ再生は入り口で対応することにし、
McIn 7270 C33 は、友人に譲ることにする。

前回使ったときは、リードを銅の単線としていた。高音の質感を上げるために
今度は芯線多めの銅のリッツ線をまず使うことにする。シンバルの音をもっと
聴きたくなるようなら、銀リッツに変えようと思うが、おそらくそこまでは
必要ないだろう。

60年代のマイルスがきちんと再生できて、エヴァンスやブルーベックの音が
古い音にならないようなセッティングにしようと思っている。



マリナーの四季

2007年08月22日 | 音楽ソフト
孤独な水曜日

ロンドンのスーパー・アナログ・ディスクの1枚を聴く。

[LP]
ヴィヴァルディー 「四季」

マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団

1969年録音

これは1989年に再販されたディスク、3600円で購入している。
演奏も水準以上で、録音のよいものを選んでスーパーアナログディスクを作製
しているわけで、悪いはずがない。少なくとも音の安定感は、充分である。

ロンドンのスーパー・アナログ・ディスクは、以前、メータのツラトゥストラを
MCH-Ⅱで再生中、びりついて困ったことがある。
再生装置のある水準以上のセッティングを要求すると思う。

COUNT CLASSIC LP 30 (SA)CD 5 JAZZ LP 19 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

50年代のピアノトリオ part 2

2007年08月21日 | 音楽ソフト
少しあわただしい火曜日

今年は残暑も厳しいらしい。
あまり聴くことのない、50年代のピアノトリオを聴く。

[LP]
BLUE NOTE LP 5018 / ホレス・シルヴァー・トリオ

1952年モノラル録音

今回もステレオの再生システムで聴いた。
骨格のしっかりしたこれぞJAZZ(RVG)録音といった音、悪くない。

これは1991年再販された限定版で、税込みで3990円している。もうバブルは
はじけていたと思うが、こんな贅沢なLPが売れていたのが不思議でもある。

オーディオはハイファイだけが良い結果となるわけではなく、音源に合わせて
うまく再生することが大切。モノラル録音はやはり、モノラルで再生すべきだ。

COUNT CLASSIC LP 29 (SA)CD 5 JAZZ LP 19 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD

80年代のピアノトリオ part 2

2007年08月20日 | 音楽ソフト
仕事は暇な月曜日

80年代を代表するようなピアノトリオのアナログ盤を考えてみた。

真っ先に頭に浮かんだのはこのアルバム。

[LP]
Standards,vol.2 / Keith Jarrett Trio

Gary Peacock
Jack Dejohnett

1983年ECM録音

録音はECMらしい、静謐でクールできわめて今風。というより、今の録音の方向を
先取りしていて、この時期のECM録音があったから今の録音があるのかもしれない。
楽器の音はとにかく美しい。もっとオンマイクの方がJAZZッぽいと思うが、文句を
付けるようなことではない。キースは結構熱いが、唸り声がひどい。
グレン・グールドのバッハもひどく唸っているが、このアルバム同様にほとんどが
名演、名盤。今後もこの唸り声込みで聴くしかないのだろうか。

COUNT CLASSIC LP 29 (SA)CD 5 JAZZ LP 18 (SA)CD 3 ETC LP 0 (SA)CD