BLASDEAD / Ground Flare


日本発 Melodic Heavy/Power Metal、BLASDEAD
2006年の 10曲入り 2ndアルバム。

スタスタと力強く且つ重く、疾走を中心とした楽曲群、野太く力強く歌い上げられるヴォーカル、日本人らしいというと語弊があるかもしれませんが、切なく愁いを帯びた印象的なメロディーライン。。アルバム1曲目、"Empty House" を聴き終えた頃には、早くもチビり、体が仰け反ってしばらく元に戻りませんでした。。1曲目のこの力強い疾走感、キャッチーですらあるメロディーライン。そしてサビパートでの切なく印象的なメロディーには、思わず拳を握り締め、突き上げたくなる衝動に駆られますのです。。こういう曲を聴くと、ちと大袈裟ですけど生きてて良かったのぅ...と、しみじみしてしまいますのです。。。アルバム通しては、疾走、ミッドナンバーが程好い塩梅で収録されていて、もはや文句のつけ様がないくらいの、いや、文句を言ったら罰が当たりますな、実にへヴィーメタル然とした、かっこいい楽曲が揃っております。。その中でも個人的に、5曲目 "Useless Soldiers" のサビでのメロディアスなメロディーラインは、何度聴いてもため息が出るくらい、もう堪らん良いです。。10曲目 "Keep Heavy... Stay Metal" は、もうタイトルからして堪らんですが、ずっしりと進む曲展開、またギターソロパートも実にかっこええのです。。

HP の Discography にて、1、3、10曲目が試聴出来ますので、ぜひぜひチェックしてみてください。。今年の 2月に Vo と Ba の方が脱退されたみたいで、ちと残念なのです。。。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

Cast From Eden / The Deafened Art of Bleeding ~


US 発 Hardcore/Metal、Cast From Eden
2003年の 8曲入り 1st音源、
「The Deafened Art of Bleeding Secrets Automated on Deadlines」 。
バンドは解散しております。。

メロディックデスメタル度数の高いサウンドに、引きずる様なビートダウン/モッシュパートを兼ね備えた、極悪、且つ邪悪なハードコア/メタルなニュースクールサウンド。。メロディアスでメタルな曲展開をしてはズリズリに落としてくるという、緩急の入れ替わりの激しいブルータルサウンドなのですが、ギターが奏でる叙情的で切なげなフレーズが、楽曲の激情度数を上げおります。また、ロウに喚き咆哮し、叫び歌うヴォーカルさんがこれまたブルータルさを増させておりますな。。楽曲自体はスタスタと疾走するパートは楽曲により取り入れられてはいるものの、ベースはそれ程は走ってなくて、落とすパートが中心となっています。。
それにしても、その各曲毎に取り入れられているビートダウン/モッシュパートは、なかなかに極悪でえげつないです。。メロディックデス/ブラックの様に疾走、または曲展開した後でのズリズリな落としっぷりは、もうかっこ良過ぎてチビりそうになります。。先にも書きましたが、楽曲はどちらかといえば落としてくるパートがメインとなっておりますので、その分メタルに疾走した時のギターのメロディー、フレーズは、非常に耳を惹きますのです。。3曲目での引きずった後に一気にメロディアスな疾走へと雪崩れ込む曲展開や、4曲目の後半パートでのギターの切ないフレーズがリフレインされ、その上をロウで邪悪に喚くヴォーカルがのり、実に悲愴感が漂っていてかっこ良いんですなぁ。。で、アコースティックギターでフェイドアウトする展開がドラマティカルでこれまた堪らんのです。。ラスト 8曲目でのギターのメロディー、そして走っては強烈に落としてくる曲展開がこれまた失禁ものなのです。。

この音源一枚で解散してしまったのが、実に惜しいのです。。。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )

SPELLBLAST / Horns of Silence


イタリア発 Melodic Power Metal、SPELLBLAST
2007年の 9曲入り 1stアルバム。

Key/シンセが取り入れられた楽曲は、疾走具合はそこそこながらも、なかなかにメロディアス、キャッチーに曲展開し、また、時折フォーキッシュでトラッド調のメロディー、展開が取り入れられていて、これがまた耳を惹きますのです。。ヴォーカルさんも上手く安定していて、良い仕事をしております。。各楽曲それぞれに聴き所があって、なかなかに質の高い楽曲が揃っている音源です。。

ちと持ち上げ過ぎかもしれませんが、メロディックメタル好きにはなかなか琴線を突いてくるサウンドだと思うです。。myspace にて、ぜひ一度試聴してみてください。。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Chimaera / Rebirth - Death won't stay us


ドイツ発 Melodic Power/Heavy Metal、Chimaera
2007年の 11曲入り 2ndアルバム。

80年代後半から90年台前半の頃のジャーマンメタルを彷彿させてくれるサウンドでして、メロディアスなギターのフレーズを聴いていると思わず顔がニヤけてきますのです。。サウンドはツーバスドコドコな疾走もありますが、程好いテンポで疾走する楽曲が多く、なかなかにメタル然としていて、且つ男臭くもあります。正直、あまり上手くはないのですが、切々と歌い上げるヴォーカルに、随所で絡んでくる カイハンセン氏 の様な甲高いヴォーカルが、これまた顔をニヤけさすのです。。また、随所でのバックのコーラス陣もなかなかに良い塩梅です。。楽曲には前面にでしゃばらない程度に Key が取り入れられています。。
こういう言い方をすると語弊があるかもしれないですが、いかにもドイツらしいマイナー臭が漂う、煮え切る様で煮え切らないメロディックなメタルサウンドなんですよねぇ。。とはいえ、ギターのメロディアスなフレーズはなかなかに耳を惹きます。myspace にて、1曲目 "Order of the Fallen Sun" 、7曲目 "Ride Fast" 、8曲目 "Wanderlust" が clip ですが試聴できますので、ぜひチェックしてみてください。。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Bergthron / Verborgen in den Tiefen der Walder...


ドイツ発 Black Metal、Bergthron
1997年の 1曲入り 1st音源。

1曲入りとはいえ、約 33分の大作です。
Key/シンセが奏でるメランコリックで、少し牧歌的で印象的なメロディーが楽曲を引っ張り展開していく楽曲は、その Key/シンセが前面に取り入れられているということもあり、サウンドにはあまり邪悪さや、殺伐とした感触はないです。。ベースになっているのはスッタンスッタンと程好いテンポなのですが、そこそこ疾走するパート、アコースティックな静のパートが、所々で取り入れられている効果音が曲展開のつなぎ目として取り入れられていて、なかなかにドラマティカルに展開していきます。。中でも、17:20~ 辺りからの印象的なメロディーがリフレインされるパートは、なかなかに耳を惹きます。。ラストパートでは、Key/シンセがスペーシーでちとアンビエントな雰囲気になり、静かに楽曲は終了します。。。

バンドは現在も活動していて、2007年に 5thアルバムがリリースされております。
なのですが、実を言うとこの 1st音源しか持っていないんですけどね。。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Light This City / The Hero Cycle


US発 女性Vo有するメロディックデスメタル、Light This City
2003年の 10曲入り 1stアルバム。

以前に 2nd3rd を ご紹介したのですが、ようやっと 1st音源を入手しました。。
この 1st音源も 2nd、3rd アルバムに全く引けをとらないくらい、これぞメロディックデスメタルなサウンドで、もう体が仰け反るくらいにかっこええです。。気持ちよくスタスタと疾走する曲展開、USのバンドらしからぬメロウでメランコリーに奏でられるメロディー、そして、ヴォーカル、Laura嬢 の力強くも悲痛な喚き叫び歌うシャウトなデスヴォイスのえげつないこと。。。楽曲は 3分前後の長さで、アルバムトータル約 33分と、ちょうどいい塩梅です。。5曲目に At The Gates"Cold" のカバーが収録されているのですが、この曲がなんとも違和感なくカバーされていて、実にかっこいいんですなぁ。。また、8曲目 "No Solace in Sleep" の歌が入るまでのデスラッシーな突っ走り具合は、もうチビりそうになるくらいにかっこええのです。。

At The Gates「Slaughter of the Soul」 アルバムの様なサウンドがお好きな方は、Light This City をお気に召すのではないかと思います。。myspace にて、この 1stの音源はアップされていませんが、2nd、3rd の音源がチェックできますのでぜひぜひ。。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

Moss / Cthonic Rites


UK発 Sludge/Doom、Moss
2005年の 2曲入り 1stアルバム。

2曲入りとはいえ、1曲目は約 22分、2曲目は約 30分、
そしてアルバムラストに無音プラス怪しげな音が収録されていて、
アルバムトータル約 66分。。

バンドのHPにて、Grim. primitive. nihilistic...fukked up and eternally doomed...
また、nihilistic extreme doom と紹介されている様に、もはや尋常ではない、邪悪で病みまくりなドゥーム/スラッジサウンドなのです。。。もうひたすらに沈み込み、引きずるかの様な激重サウンド、聴いていると時間の感覚がおかしくなってくるくらいのスロウテンポな曲展開。。そして、発狂じみた絶叫ヴォーカル。。。このヴォーカルさんはなかなかに病んでおります。。この音源を家で聴いていて、もし近所の方にこの Moss のサウンド、ヴォーカルの絶叫が漏れて聴こえてしまったら、間違いなく白い目で見られること確実なくらいの、もはや精神的に病んだサウンドです。。ですが、個人的にはこのサウンドを聴いていると、気分がほっこり、まったり出来るんですよねぇ。。せかせか、いらいらすると体に良くないですからねぇ。。。

myspace にて、1曲目 "Crypts of Somnambulance"
2曲目 "The Gate" を ぜひ試聴してみてください。。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

lynch. / The Avoided Sun


ジャパニーズロック、lynch.
2007年 4月リリースの 11曲入り 2ndアルバム。

2005年の 1stアルバム、「greedy dead souls」 は、ここでは紹介していないのですが、個人的にかなり気に入っている音源でして。。その 1st音源のサウンドの流れを汲んだ本作は、激しくもエモーショナル、モダンでへヴィーなロックサウンドを、楽曲によってはノーマルヴォイスとブルータルヴォイスの使い分けがされ、楽曲に情の緩急がつき、聴く者を惹き込ませてくれます。。また、アジテイト/シャウトなヴォーカルのみの無機質でインダストリーな、なかなかに激しく攻める楽曲もあります。。そのヴォーカルさんがノーマルヴォイスで歌い上げる時の、中音域での甘い声が実に良いんですなぁ。。先にも書きましたが、楽曲はモダンでへヴィーなグルーブのあるサウンドなのですが、特にノーマルヴォイスが絡む楽曲でのメロディアスさ、メランコリーさは、なかなかに耳を惹きます。。中でも、1曲目~3曲目の流れ、メロディアスさは個人的に堪りません。。あと、4、5、6、7、8、9、10、11曲目も実に良いんですよねぇ....、というか、もう全曲ですな。。その中でも、アルバムのラストの 10曲目、11曲目でのギターのエモーショナルさ、楽曲自体のメロディー、切なさは堪らなく好きです。。

HP の what's new のところで試聴できますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
個人的に好きなバンドですので、どうしてもひいき目になりますが、なかなかにかっこ良いサウンドです。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
   次ページ »