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Serenity In Murder / The First Frisson of the World


Symphonic/Melodic Death Metal、Serenity In Murder
2011年の 9曲入り 1stアルバム。

今と比べると 一昔、二昔前のメロディックデスメタルはまだジャンルとしての広がりは狭く、こぢんまりとしていた感じがします。。その中からゴシックだったり、テクニカルだったり、アヴァンギャルドだったりと他のバンドとの違いを出してくるバンドもいましたが、昨今程の広がりではなかったと思うのです。。一昔程前にメロコアやミクスチャー等が流行った頃はメタルはダサい、という言葉を若い子から実際に聞いたりもしました。。勿論、いつの時代でもメタルが好きという若い子はいますが、ハードコアやヒップホップをよく聴いていた子らはメタルについてはそういう意見でした。。。ですが、同じく一昔前頃はメタル寄りなハードコア、ニュースクールハードコアなバンドも多く出てきて、また、スクリーモ等も一気に勢力を増した時期でもありました。。メタルな要素の入ったハードコアはだんだんとニュースクールハードコアという紹介はされなくなり、メタルコアと紹介される様に、また、海外のレビューサイトや通販サイトでも大きく分けてメタルと括られる様になりましたな。。

Serenity In Murder のメンバーさんはかなり若く、私の世代の時よりもメタルと紹介されるジャンルの幅はかなり広くなったので、その分、より多くの要素がサウンドに吸収されているのだと思うのです。。ブルタルで攻撃的な楽曲の上に乗る切なくも綺麗なメロディーは、まさしく暴と美なメロディックデスメタルなのですが、更にエモーショナルさであったり、ハードコアな激しさであったりというのも楽曲から聴き感じとれるのです。。往年のメロディックデスは勿論、ブラックメタル、メタルコア、スクリーモ等からの良いとこ取り、と言うと少し批判的に聞えるかもですが決してそうではなく、それぞれが良い塩梅にブレンドされた文句の付け様のない、素晴らしくかっこいいサウンドです。。
メロディアスでエモーショナルでヒロイックなギター、始終咆哮しまくりのヴォーカル、そしてシンセがかなり取り入れられていますが楽曲のブルタルさは損なわれず、随所で耳を惹く良い仕事ぶりなのです。。全 9曲、どの曲も耳を惹くメロディアスさを持ち、また体を揺らすブルタルなノリもあり、実に聴き応えのある音源です。

Serenity In Murder を聴きますと、日本の ABLAZESERPENT も続きで聴きたくなります。
Highly Recommended !!!
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Thousand Leaves / God Forsaken


Melodic Death Metal、Thousand Leaves
2011年 8月リリースの 8曲入りアルバム。

今までの音源も 紹介 しております、個人的にお気になバンド(サークル)です。
今作もヴォーカル入り曲、インスト曲が半々にて構成されています。
今までの音源と変わることなく、ヴォーカル入り曲ではメロデスラッシュでブルータルに激しさと切なさが交錯し、インストナンバーでは咆哮ヴォーカルが入っていない分、暴な要素は薄まりますが、メロディアスさは耳を惹きますのです。。

ただ個人的な思いとしましては、イントロ的な 1曲目や 7曲目のアコースティックなインスト曲はアルバムが進む中ではいい配置だと思うのですが、毎作品に収録されているインスト曲は、ヴォーカル入り曲にならないかなぁ、と思うのです。。インスト曲を否定している訳ではないのですが、ヴォーカル入りの楽曲が強力なまでにかっこいいので、ついついそう思ってしまうのです。。。

愁いを帯びたギターのメロディーが、激しく展開する楽曲から胸を突き刺してくるのです。
もう、これぞメロディックデスメタルな、実にかっこいいアルバムです。
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COHOL / 空洞


Black Metal/Hardcore、COHOL
2010年の 9曲入り 1stアルバム。

ブラッキッシュな、と言いますか、もはやブラックメタルと紹介しても差し支えないであろう、激しく冷酷で殺伐しく、それでいて感情を突き刺してくるメロディアスさと激情さをも兼ね備えた、ブルータルでエモーショナルでカオティックなブラックメタルサウンドです。。

激速に走るパートではメロディックファストブラックメタルな暴虐さが放たれ、緩急の展開が取り入れられた楽曲からは じわじわと悲痛に迫りくる激情さが胸を刺し。。。そして、楽曲の激しさ、激情さを更に増させているのが、日本語詞による絶叫ヴォーカルです。。ちなみに、楽曲のタイトルも日本語です。。

サタニックでコープスペイントを施したブラックメタルから、昨今では色々なスタイル、アプローチによってブラックメタルが取り入れられ、また吸収されたサウンドもあり、それぞれに独特の音の世界観があると思います。。この COHOL のサウンドを紹介するにあたり、ハードコアの要素が薄いとはいえ、ハードコアと記すと少し距離を置かれる方がいるかもしれません。。ですが、余計なお世話かもですが、メタルを中心に聴かれている方、特にブラックメタル好きの方にチェックしてみてほしいバンド、サウンドです。。
MySpace、又は本作の 2曲目 「底知れず吠える軟弱」 のライブ動画をぜひチェックしてみてください。


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Immortal Sense / Call It Anything


Melodic Death Metal/Hardcore、Immortal Sense
2010年の 10曲入り 1stアルバム。
以前は ENEMA というバンド名でしたが、本作のリリースに伴いバンド名を Immortal Sense に。

ENEMA 名義での HPでは自らのサウンドを Free Style Extreme Rock と紹介されていて、また、バンドの MySpace でのバイオの欄でもさまざまなジャンルからの影響を挙げている様に、一つのジャンルにとらわれないサウンドスタイルだと思います。。。さまざまなジャンル、と紹介すると毛嫌いされる方もおられるかもですが、あくまでサウンドはメロディックデスメタル、ハードコア、メタルコアと紹介できるブルータルなサウンドで、アルバム通してメロディックでデスラッシーで硬いサウンドが叩き出されています。。そして更に楽曲を強力にしているのが、日本語も織り交ぜたブルタルな咆哮ヴォーカルさんなのです。。

サウンドを紹介するのにメロディックデスメタルと書きましたが、王道で純なメロディックデスメタル好きな方には少し違和感があるかもしれませんです。。個人的にはメタルサイドからよりも、ハードコアサイドからのメロディックデスメタル好きの方、近年のメタルコア好きの方の方がより気に入られるサウンドかもなぁ、とも思うのです。。
何はともあれ、ぜひ試聴してみてください。
聴いていますと気合の入る、実に硬派なサウンドです。

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Survive / Nothing Left On My Path


日本発 Metalcore/Modern Metal、Survive
2008年の 10曲入り 5thアルバム。

個人的な話、今までの音源のサウンドは Max Cavalera さん の雰囲気がしていて、嫌いではないんですが、そこそこの気に入り様でした。。ですが、本作はメンバーさん曰く、よりへヴィーメタル寄りなサウンドに仕上げたかったそうで、アルバム通してメロデスメタリックで、疾走パートはデスラッシーで、実にへヴィーで勢いのあるヘッドバンギング必至なサウンドが叩き出されています。。それでも上でサウンドの紹介を Modern Metal としましたのは、いわゆる往年のへヴィーメタルなサウンドではなく、現代風な Groove やノーマルに歌い上げるパートの入ったメタルサウンドだからです。

1、2、3曲目と のっけから勢いのある楽曲で、これがもう実にかっこええのです。。アルバム通してはミッドテンポなナンバーも 3曲ほどありますが、ヘッドバンギングや暴れ回りたくなるブルータルな楽曲が多く、それでいて楽曲はメロディアスですので、聴いていますと随所でかっこよさに拳が突きあがり、気合がみなぎってきます。。
メタル、ハードコア好きの少し年配の私からすると、メタルコアと紹介するにはメタル寄りかもですが、純メタルなのかといえばそうでもなく。。ですが、こういうサウンドが少し若い世代の方には、又、メタルコアサイドからメタルを聴き始めた方には メタル なサウンドかもしれませんね。。

まぁ何だかんだ言っておりますが、かっこいい の一言です。
MySpace にてぜひチェックしてみてください。
また、下で紹介しています 本作の 5曲目 「Nothing Left On My Path」 の PV も かっこいいのでぜひチェックしてみてください。

Survive / Nothing Left On My Path

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Thousand Leaves / End of Endless Night


Melodic Death Metal、Thousand Leaves
2011年 3月リリースの 8曲入りアルバム。

Thousand Leaves 名義の音源はいくつかリリースされていますが、メロディックデスラッシュメタル の ~BACH SIDE~ としては 3作目となる本作。。前作の音源も 紹介 しております、個人的にお気にのバンド (サークル) です。。

今作はヴォーカル入り 2曲、インスト曲 6曲にて構成されてます。
東方系楽曲のメロディックデスメタルアレンジ音源ということで、この手の音源をそこそこチェックしていますと、良く耳にするメロディーの楽曲があり、原曲をアレンジするのも、他のサークルの方との違いを出すのも大変なんだろうなぁ、などと思いながら聴いております。。
今作も音源の 帯 には メロディックデスラッシュメタル と記されていますが、やはりヴォーカル入り曲と比べてしまうと、インスト曲ではデスヴォイスのブルータルさがない分、デスラッシュさが少し物足りなく感じてしまうのも正直な感想です。。と言いますのも、2曲のヴォーカル入り楽曲が実にかっこいいので、余計にそう感じてしまうのです。。ヴォーカルを全面的に取り入れてほしいなぁ、と個人的に願っておる次第です。。

本作の クロスフェード サンプル にて ぜひチェックしてみてください。
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Iron Attack / Poltergeist


Melodic Heavy/Power Metal、Iron Attack
2010年、年末リリースの 9曲入り音源。

以前に一度 紹介 しております個人的に好きなプロジェクト Iron Attack。。東方楽曲のインストアレンジが主となっていますが、メロディックメタルにアレンジされた楽曲は、相変わらずメロディックメタル好きの琴線を突いてくるフレーズが随所に配置され、東方の楽曲云々というのは関係無しに聴き惹き込ませてくれます。。
本作は 2、7曲目がヴォーカル入り、1、3~6曲目がインスト、8、9曲目は 2曲目のギター/ヴォーカルのカラオケver な構成となっております。。。中でも 2曲目のヴォーカル入りでアルバムタイトルトラックの "Poltergeist" の かっこよさは失禁ものです。。特にギターソロでの 4:00~ からの切なくもメロディアスなフレーズは、私の琴線に突き刺さったまま離れないのです。。もう うっとりと聴き惚れてしまいます。。。インストの楽曲も今までと相変わらずにかっこええです。

YouTube に 2曲目 "Poltergeist" のサンプル がアップされていて、最後の方で上で書いたメロディアスなフレーズが聴けますので、メロディックメタル好きの方はぜひチェックしてみてください。
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Icarus'cry / Advance to the Dream


東方 Melodic Power Metal、Icarus'cry
2010年 8月リリースの 9曲入り音源。

1曲目のイントロに続く 2曲目の出だしのコーラス、続くエピックでヒロイックなギターのメロディーで先ず琴線を突かれ、ドコドコと疾走する曲展開、メロディアスに弾きまくるギターソロ、そしてラストパートでの泣きのギターのフレーズと、思わず体が仰け反る程の素晴しい楽曲で度肝を抜かされますのです。。。3曲目も出だしから泣き泣きのギターから思わず嬉ションです。3曲目も疾走ナンバーで、この曲もギターソロパートがこれでもかとクサいまでにメロディックで堪りませんのです。。。4曲目は短めのギターのインスト。。。5、6曲目はピアノ、アコースティックなしっとりとしたバラード調の楽曲。。。7曲目は少しトラッド色が入った程好いテンポのナンバー。。。8曲目は出だしからギターのメロディーが印象的で琴線を突かれる疾走ナンバー。ギターソロパートがこれまた失禁もののメロディアスさで、思わず窓の外を眺めてしまう程に聴き惹かれますのです。。。9曲目は 2曲目に収録されている楽曲のピアノインストナンバー。
ヴォーカルさんは少しクセがありますが、力強く、且つ、激情に歌い上げる、なかなかに良い仕事ぶりだと思います。

日本語の歌詞が気に入らないという方もおられるかもですが、それを差し引いても素晴らしメロディックな楽曲だと思います。特に 2、3、7、8曲目の疾走ナンバーは、なかなかに聴き惹き込ませてくれます。。ぜひぜひ HP にてクロスフェードサンプルを、また、YouTube にアップされています、3曲目 "Vice" もチェックしてみてください。
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Knights of Round / The Book of Awakening


Melodic Power Metal、Knights of Round
2010年の 11曲入り 2ndアルバム。

本作の 8曲目"Phoenix Rising" が 以前に こちらにて紹介 しました Bloody Sword の 2曲目とサビまでのメロディー以外は同じ曲展開で、改めて調べてみますと、メンバーの Yazinさん が係わっておられましたのですな。。。この 8曲目は、出だしの泣き泣きのギターから身震いもので、もう泣きメロ好きには堪らない曲だと思います。。

疾走楽曲を軸に構成された本作は、勿論 8曲目だけではなく、アルバム通して耳を惹かせてくれるメロディー満載な、実に素晴しいメロディックメタル音源です。。メロディアスさには日本人らしい歌謡曲的なキャッチーさ、古き良きなジャーマンメタルな雰囲気もあり、且つ、ドラマティックさをも兼ね備え、曲展開の随所でニヤリとさせてくれますのです。。

楽曲は 3、4、5、6分台と程好い長さでトータル約 46分と、ついつい繰り返して聴いてしまう程の丁度良い塩梅な長さです。。本当に良いメロディアスさで、かっこええです。 MySpace にてぜひチェックしてみてください。
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Dragon Guardian feat. JUN / 蒼之志士


Melodic Power Metal、Dragon Guardian
2010年 8月リリースの 6曲入り企画ミニアルバム。

こちらではこれまでの Dragon Guardian の音源は紹介しておりませんが、お気に入りで音源は揃えております。。ただ、楽曲にセリフや可愛い声が入っていたりするのは、個人的に少し抵抗があったのは否定できない部分でもありました。。しかし、本作品はそういった要素は取り入れられておらず、ただひたすらにガチガチで男気満載に疾走するメロディックメタルサウンドとなっております。。

疾走する曲展開にエピックでヒロイックで、且つ、切なく泣きの入ったギターのメロディアスで印象的なフレーズがこれでもかと取り入れられた楽曲は、もう有無をも言わせぬ程に切なさの琴線を刺激し、聴いていますと自然と拳を握り締め、内から気合がみなぎってまいります。。。更に、力強い男性ヴォーカルさんも、楽曲のパワフルさを増させる良い仕事ぶりです。。

いやしかし、兎にも角にも切ないメロディーが実に耳を惹きます。長年、メタルを聴いておりますが、こういう素晴しいサウンドとの出会いがあるので、聴き続けているのだと思いますなぁ。。。かっこええです、実にかっこええです。こちらにて ぜひ試聴してみてください。
Highly Recommended !!!!!
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