
ビワイチ(琵琶湖一周)当日の朝 天気予報を見ていたら強風注意報が出ています
ただでさえ琵琶湖周辺を走る時は風に悩まされるのに 中止にしてもらおうかと一瞬悩みましたよ
とりあえず集合場所まで行って成り行きでコース変更してもいいかな と
集合地点までは追い風でラクに来られました ということは北へ向かうのは大変だろうと容易に想像がつきます
現に北に向かって走ってこられた琵琶法師さんは向かい風がきつかったとか

とりあえず近江八幡休暇村へ向かって走ります 最初は私が前で引っ張ることに
どうせそのうち足を引っ張るのはわかっているので元気な今だけでも前に行かせてもらいます
もっとも休暇村へのアップダウンのある道に入った途端 置いてけぼりの一人旅になりましたがね
ビワイチは湖岸を行く単調なコース中で数少ない変化に富んだ道 木漏れ日が美しいです

休暇村から沖島の眺め 天気はいいですが波が強い

彦根への湖岸沿いを走ってると猛烈な琵琶湖からの風で身体ごと持って行かれそうに

波の勢いが強いんでしょうね 沖と湖岸で水の色が違います

彦根に到着 まだ午前8時 そろそろ通勤時間帯になってくるのかな

長浜へ 遮るものがないのでやはり風に翻弄されます このあたりが一番風が強かったのでは?
私は琵琶法師さんの背中に張り付き ひたすら付いて行くだけです

長浜では写真だけ撮って先へと進みます 先が長いのでこんな天気の日は出来るだけ時間を稼いでおこうと

湖北に近づいてくると竹生島が見えるようになってきました
湖北みずどりステーションでトイレ休憩と携行食を買って出発

私が好きなシルエットフォト 琵琶法師さんの影法師 (笑)

坂を少し上がった旧賤ヶ岳隧道を抜けると

この眺めが待っている ビワイチで数少ない琵琶湖が見渡せるビューポイント

湖岸沿いの道があればトンネルなどは通らず出来るだけそちらへ

最北端の塩津から岩熊トンネルへもちょっとした上りなんですが琵琶法師さん そんな生ぬるいとこ走らせてくれません
奥琵琶湖パークウェイの方へ2kmほど上がるとちっちゃなトンネルがあるのでそちらから行こうと
師匠からの提案に弟子が逆らえる訳もなく(笑) 琵琶法師さんがかっ飛んで行ったあとをよろよろと

這う這うの体でようやく湖北隧道へ もうバテバテですが奥琵琶湖の眺めは素晴らしかったです
向こう側に先程走ってきた道が ここもかつては湖北の集落をつなぐ主要道だったんでしょうね 〈写真提供 琵琶法師さん〉

湖北隧道を通り大浦へ向かって下りて行きます

海津の桜並木 桜はさすがに終わってますがここからの琵琶湖の眺めも美しい

大崎のあたりから急に足が回らなくなりスピードダウン これはまぎれもないハンガーノック
風のせいもありますが時刻はそろそろお昼前です 朝が早かったですからね
今津で昼食と思ってましたがもちそうもありません 道の駅で買っておいたういろうでエネルギー補給
ちょっとヤバかったです 何度も経験してるのに 忘れた頃にやってくるというやつですね

湖北までは予定より先行してましたが猛烈な風と隧道越えや私の失速で近江今津では少し遅れ気味
昼食を予定してた店がお休み(ちゃんと調べたんですよ) 時間が押してたのもありお店で休むのを諦め
コンビニでおにぎりとパンを調達 少し先にある木津浜常夜灯そばの公園で食べることに

青い空と琵琶湖 遠くに伊吹山や竹生島が望める素晴らしい眺めなんですが
強烈な風が吹き抜け 油断してると食べ物や荷物が飛んでいってしまいます
それにじっとしてると体温が奪われ 寒くてたまりません!

食べるもの食べたら走り出すに限ります しんあさひ風車村までは強風の助けもあってあっという間
そのおかげで遅れてた分を取り戻すことができました 〈写真提供 琵琶法師さん〉

その後も基本追い風でしたが山際では時折風が巻いて横からそして向かいから押し返してきます
写真を見てるだけだと絶好のサイクリング日和のようなんですがね 琵琶法師さんの背中が遠くなる~
和邇まで帰ってきて自転車仲間のSさんの喫茶店で休憩 ここから南湖を回っていくんですが
私は家の近くまで帰ってきたという気持ちもありこれからこの風の中を走り出す気持ちが失せてしまってます
足の方も風に向かって一所懸命回していたのもあって余力がほとんど残っていません
体力もそうですが気力の方が負けてしまってます それほどの風でした
琵琶法師さんは私と別れたあとも走られフルビワイチ完走 頭が下がります
それでも約150km余りの2013北湖ビワイチ 私にとって忘れられない思い出になりそうです
琵琶法師さん ありがとうございました また引っ張ってくださいね(笑)
この日走ったのは
こちら 私の走った分だけですが取りあえず貼っておきます