昨日の日曜日はぶちょーアシと1ヵ月ぶりに走りに行ってきました。
行き先は9月に永源寺・多賀大社方面を走った時、横目に見てスルーした太郎坊宮。
高所からの眺めが大好きな私にとってここは行っておかねばと常々思っていたので今回は東近江へ。
お互い自走ということで集合場所は野洲駅前にしました。アシは近江大橋から草津・守山と湖東回り、
私は琵琶湖大橋を渡って守山栗東線を。
野洲駅に着いて写真を撮っているとやがてアシも到着。今日の走行コースを相談します。
まっすぐ北上してもつまらんので三上山(近江富士)を巻いて名神沿いを行き、八重谷越から
竜王・八日市ということに決定、出発します。
湖東や湖南、また対岸の湖西からでもよく見える近江富士が今日はすぐそこです。
裾野の南側から東へとぐるっと回っていきます。名神横の竜王石部線を竜王インター方面に行くと
湖南市と竜王町の間に八重谷越があり、山の中でもなく標高も204mなので高をくくっていたら
思いのほかキツかった。距離は知れてるんですけどね。
坂を下っていたら道端に狸が。車にはねられたんでしょうか。外傷も見あたらずまるで寝ているよう。
私はこれまでもよく交通事故にあった狸に出会ってます。(もちろん猫や犬もあるんですが狸頻度が高い)
路上に横たわっているのはできるだけ路肩に除けるんですが潰されたりしているとさすがに手が出ません。
狸だけでなく交通事故には気をつけなければと再認識です。
坂を下りきったところに牧場があり、牛乳やアイスの直売所が。軽食なんかもあるようでここで休憩。
ふたりとも朝をちゃんと食べていなかったのでブランチにすることに。
私はホットミルクとおにぎり二つ、(どんな取り合わせや)アシはコーヒーとデザートセットをチョイス。
隣からは産直ならではのかぐわしい香りが f^_^;。でも味は濃厚でなかなかおいしかったです。
おにぎりも地元のお米だそうでここちらもなかなか。ミルクは… ミルクでした。
竜王で思い浮かぶところといえば若い頃遊びに行った竜王スケートリンクくらいしかありません。
アウトドアリンクでお気に入りでしたがいつの頃からか無くなってしまいました。♪Ryu Oh!Oh!(^^)
しかしあまりにもおそまつな知識なので牧場の直売所に置いてあった観光パンフレットを見て
少し勉強がてら観光していきます。
苗村神社 楼門(重要文化財) なかなか立派な茅葺きの屋根
国宝の西本殿の他ここの多くの建物が重文だとか。落ち着いた静かな神社です。
八日市の方に向かっていくと前方に雪野山が。この山の麓に額田王と大海人皇子の相聞歌で有名な
妹背の里があり、入口のところの日野川に架かる橋の両側にふたりの像と相聞歌が記してありました。
(どうもこの辺のところの知識に疎く…)
妹背の里に向かう川沿いの道は初冬の温かい日差しもありなかなかいい感じ。後ろは雪野山。
妹背の里は名前とはうらはらにキャンプ場やバーベキューなどのアウトドアスポットのようで
いにしえの情緒あふれる雰囲気などまったくなく早々に退散します。
帰りは対岸の道を。ふと見ると雪野山ハイキングコースの立て札が。
雪野山の標高は308m、山頂まで800m程だそうです。
妹背の里が外れだったしせっかくなので登ってみることに。
ハイキングコースは整備されていて迷うこともなさそう。途中誰とも出会いませんでしたが
何本かの登山コースがあるみたいで山頂には年配の女性グループやカップルなどがいました。
雪野山山頂から竜王町側の眺め すぐ下に先ほど行った苗村神社の森が。
向こうの山からは走ってきた道が伸びています。
反対側に目を転じれば八日市の街並みが。前の小高い山は布施山240m。
そのまま左に視線を移していくと遠くの山の中腹に岩肌と建物らしきものが。
あれはひょっとしてこれから行く太郎坊宮では!?ズームアップして見てみると
やはりそうです。いやぁこんなところから太郎坊宮が見られるとは。
わざわざ登ってきた甲斐がありました。社務所の左上の岩肌に本殿も見受けられます。
山から下りてきてさあいよいよ本当の目的地に向かって出発です。
雪野山トンネルを抜け東近江市(八日市)へ入ります。東近江市と言っても漠然としすぎてあまりよくわかりません。
市町村合併で八日市市、永源寺、五個荘、能登川、蒲生、愛東、湖東町が全部一緒くたになってしまったもんですから…
太郎坊宮へは田んぼの中の道を適当に走っていきます。なんせ行き先が見えているので間違いようがない(^^)v
途中コンビニで食事休憩、この時期やはり温かいものが欲しくなり二人ともカップラーメンに手が伸びる。
さらにアシは弁当まで買い、食い過ぎたとうなってました。(アホですな)
近江鉄道の太郎坊宮前駅から立派な参道が続いています。しかし電車で来た人たちは大変です。
あそこまで歩きさらに階段を上って行く訳ですから。今はほとんどの人が車かバスで上まで行くんでしょうね。
当然私たちも自走で。ぐ、いきなりの激坂です。車が来ないのを見計り、蛇行しながらひーこら登っていきます。
ここの祭神は正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)で名前からも
吾に勝ち、勝ちの速いこと日が昇る如しと勝負事の神としても崇められていますから足を着く訳にはいきません。
社務所のある駐車場にようやく到着、ここから本殿まではさらに歩きで石段を登っていきます。
しかしすごいです。険しい岩肌にへばりつくように社殿が建っていて、いちばん高いところにある本殿の手前には
高さ数十メートルもある夫婦岩といわれる二枚の巨岩がそそり立っています。
すれ違えない位せまい間を通って行くんですが「悪しき心あるものは岩にはさまれる」と後からパンフレットに
書いてあるのを知り、何事もなくよかったと安堵しました。(^^)
本殿から下の眺め。けっこうな高さです。ここは山全体がなにか神秘的な感じがし、厳かな気持ちになります。
関係ありませんがなぜか映画「未知との遭遇」に出てきたデビルズ・タワーをふと思い出しました。
高いところからの眺めも堪能したので帰ることにしましょう。しかし向かい風がけっこうキツいです。
前を交代しながら近江八幡までは国道421号~県道26号の最短ルート、そこからはいつもの湖岸道路へ行かず
風を避け中道を。琵琶湖大橋取付道路の辺りでぶちょーアシとはお別れです。気をつけて帰ってください。
私ももう少し。琵琶湖大橋を渡り、暗くなりかけた5時過ぎに無事帰り着きました。
久しぶりに長距離走ったせいか、山に登ったせいか翌日ふくらはぎが痛かったです。