世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

長浜城跡 FILE:1

2022-05-01 23:28:28 | 史跡・観光・他
伊豆・三津シーパラダイスから、静岡県道17号沼津土肥線
大瀬崎方面へ850mほど進んだ地点に、長浜城跡が存在する。

駐車場の入口には関係者以外立入禁止のバリケードが置いてあるため
初めて訪れた際には入って良いのか躊躇したが、最近になって新たに
国指定史跡の看板も設置されたので、より分かりやすくなっていた。

そんな駐車場へ入ると、まず現れるのが古風なデザインのトイレ。

ちなみに、トイレの隣にある建物は長浜中継ポンプ場
沼津市で管理している、下水処理関係の施設のようだ。

トイレから奥へ向かって、長浜城に関する各資料が掲示されていた。
まずは長浜城跡模型。実際よりも高さを強調した縮尺で作られている。

長浜城跡が位置している場所に関する解説に、周辺地形の解説。

周辺の道から、海と風景。そして、長浜城を造った北条氏の解説が続く。

時は戦国時代の終わりとなる、1579年。駿河国へと進行してきた甲斐の武田軍。
これを迎え撃つべく、北条氏の5代目当主 北条氏直は、長浜に伊豆水軍の軍船を
泊めるための港をつくり、梶原備前守(梶原景宗)を配置したのが長浜城の始まり。

その後、1590年に豊臣軍が山中城を突破して小田原城まで進行したことで
水軍拠点としての機能を失ってしまったため、韮山城と共に廃城となった。

三島にある山中城は前に訪れた事があるが、あちらが山の城だったのに対し
こちらは海の城となる。ところが長浜城は、構造的に山城の特徴も合わせて
持っているそうで、このような造りの水軍拠点は全国的にも珍しいのだとか。

なお当時の城の入口(陸側)は、現在の県道17号線が通っている南側にあったようだが
そちら側は道路開通工事の際に、斜面をモルタルで舗装されているため残っていない。

その代わりに、こちらにはいくつかの古い石碑が残っていた。

道路の反対側にも、モルタルで舗装された窪みに1つ祀られている。

現在の入口は、城址東側に建っている弁財天の鳥居がある所だ。

ただし、この鳥居から続く道は旧道のようで通行止めと
なっているため、そのすぐ横にできた新しい道から登る。

また駐車場には釣堀があるが、こちらは既に閉業しているようだ。

というか釣堀の駐車場だった場所を、城址の駐車場にしたかたちか。

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