世捨猫のマンドク生活

~ Cat's my Life ~ 未だ見ぬ何かをもとめて・・・

インデックス1

静岡県 アウトドア 史跡・観光 心霊・怪奇  近畿・四国 マンドク生活YouTubeチャンネル
山梨県 アウトドア史跡・観光 心霊・怪奇  ゲームプレイ 今期のアニメ(tvk組) 

三保半島 奇石博物館 川根・オクシズ 御殿場観光12選 愛鷹山 山中城跡
須津渓谷 赤淵川 天子の七滝 河津七滝 城ヶ崎海岸 忍野八海 富士八海

インデックス2

淡島 猿島 友ヶ島 大久野島 東京スカイツリータウン 箱根園
伊豆・三津シーパラダイス 沼津港深海水族館 下田海中水族館
熱川バナナワニ園 KawaZoo 日本平動物園 伊豆アニマルキングダム
サンシャイン水族館 しながわ水族館 川崎水族館 さかな公園
行船公園 井の頭恩賜公園 野毛山公園 夢見ヶ崎動物公園 大宮公園小動物園

江戸川区自然動物園 FILE:7

2020-02-29 17:30:00 | テーマパーク
江戸川区自然動物園の一番奥にある、ワラビーのエリアへ。 →園内MAP←

と、その手前にプレーリードッグの飼育場もあるので、こちらから見ていこう。
正門側エリアにあったオタリアのプールから、ちょうど真裏に位置する場所だ。
プレーリードッグの飼育場 オグロプレーリードッグ
ここで飼育されているのは、オグロプレーリードッグという代表的な品種。

同じように穴をほって生活するミーアキャットがマングースの仲間なのに対して、
プレーリードッグはリスの仲間となる。ミーアキャットは今までに何度か見たが、
プレーリードッグは初だ。(夢見ヶ崎動物公園や、日本平動物園にもいるようだが)
オグロプレーリードッグ オグロプレーリードッグ
その名の通り、しっぽの先が黒いのが特徴のようだが・・・
中には毛が少なく、ホウキのような尻尾をしている個体も。

可愛らしい見た目とは裏腹に、なわばり意識が非常に強いところや、
お尻の臭腺から臭いを出す点なども、ミーアキャットに似通う点だ。
オグロプレーリードッグ オグロプレーリードッグ
ちなみに、野生のミーアキャットは南アフリカ周辺に生息しているが、
野生のプレーリードッグは北アメリカと、生息域は全く異なっている。

そんなプレーリードッグの飼育場を過ぎた先が、ワラビーの飼育場となる。
ベネットワラビー ベネットワラビー相関図
ここには、5頭のベネットワラビー(アカクビワラビー)がいる。
(説明板では、ベネットアカクビワラビーとも記載されていた)

飼育場は柵で左右に分けられており、左エリアに1頭でいるのが
おそらく埼玉から嫁入りしてきたという、オスのタキだろうか。
ベネットワラビー ベネットワラビー
右のエリアには数匹のワラビーを確認できたが、4頭のメスを見分けるのは難しい。

そんな中で唯一、右耳にピンク色のピンを付けているのは、
ゆうきと、ゆずの母親である、ユカリだと分かるのだけれど。
ベネットワラビー ベネットワラビー
あとは最古参となったくるみだが、この日は全頭を確認できなかった。

やはりカンガルーの仲間というと、お腹の袋に子供を入れている姿が印象的だと思う。
なので、いずれタキの子供が産まれたら、そんな姿を見れる貴重な機会となるだろう。

追記:調べてみたら昨年10月頃に、ゆずが出産していたらしく、現在絶賛子育て中!
なお武漢ウイルス感染拡大防止にて、2020年2月29日よりしばらく臨時休園との事。

FILE:6へ戻る  行船公園目次  FILE:8へ進む

江戸川区自然動物園 FILE:6

2020-02-25 11:30:00 | テーマパーク
水生コーナーを抜けて、南門側のエリアへと突入。 →園内MAP←

淡水魚の水槽に続いて左側の建物には、アオダイショウの部屋が設けられている。
アオダイショウ アオダイショウ
ちょうど脱皮の時期だったのか、まだ室内には脱ぎ捨てた皮が残されていた。

蛇舎から、スタッフルームの扉を挟んだ先には、グリーンイグアナの部屋もある。
グリーンイグアナ グリーンイグアナ
こちらはガラスに加え、格子も設置されており、ガラス面の汚れも相まって若干見づらい。

そんな爬虫類たちの正面。水生コーナーを抜けた右側に、ジェフロイクモザルの猿山があった。
ブラウンケナガクモザルの猿山が改修工事中で見れなかったので、こちらをじっくり見ていこう。
ジェフロイクモザルのギンタ ジェフロイクモザルのギンタ ジェフロイクモザルのチョウメン
ここで飼育されているジェフロイクモザルは、8頭。最年長は、1985年産まれのボス猿、ギンタ
いかつい顔と、金色の毛が特徴的で、すぐ判別可能。そんなギンタと同い年の黒毛、チョウメン
黒い毛の個体は全部で4頭いるが、おばあちゃん猿のチョウメンも、ギンタ同様に見分けは簡単。

焦げ茶色の毛をした、ジュンコ。それを毛づくろいしているのは・・・
黒い毛の個体なので、おそらく、チヨコか、チヨミのどちらかだと思うが
この2頭は区別が難しい。(チヨコとチヨミは、ギンタとチョウメンの子供)
ジェフロイクモザルのジュンコ ジェフロイクモザルのジュリ
毛の色が一番薄いのは、ギンタとジュンコの子供のジュリ
2009年産まれと、この群れの中では2番目に若い個体となる。

同じくギンタの子供だが、母親の名前は記載されておらず分からない、シロコ
1990年産まれと、ギンタ、チョウメンに次ぐ古株。黒い毛だが、お腹の色は薄い。
ジェフロイクモザルのシロコ ジェフロイクモザルのジュンコとコムギ
さきほど毛づくろいされていたジュンコと共に、隅の岩場に座っているのは、コムギ
2010年産まれと群れの中で一番若い個体で、ギンタ以外の唯一のオス。次期ボス候補?
父親はギンタだが、母親はシロコの近親交配。茶色い毛で、お腹だけ色が薄いのが特徴。

そして見分けにくい、チヨコ、チヨミ姉妹。どちらも黒い毛だが
チョウメンやシロコに比べて若いので、目の周りの肌色が際立つ。
ジェフロイクモザルのチヨコ ジェフロイクモザルのチヨコ ジェフロイクモザルのチヨミ
ちなみに、チヨコが2002年産まれの姉。チヨミが2007年産まれの妹と、5歳の年齢差がある。
見分けるポイントは、チヨコの方が、口周りの白い毛が多い点らしいが・・・わかり難いな。

以上8頭が、ジェフロイクモザルの猿山で暮らしている家族となる。
なおハイエナ同様に、クモザルのメスにも大きなイチモツが(ry

FILE:5へ戻る  行船公園目次  FILE:7へ進む

江戸川区自然動物園 FILE:5

2020-02-22 20:02:02 | テーマパーク
水生コーナー続いては右通路の水槽へ。こちらは金魚が展示されている。

まずは小型の和金から。(説明板には赤和金と書かれていた)
最もポピュラーな金魚だが、それに混じる白変種の個体が目立つ。
尾ビレの方だけ橙色なので、ハーフオレンジレインボーみたいだ。
白変種の和金 コメットと朱文金
続いて、コメットと、シュブンキン(朱文金)。
どちらも、フナの血を、より濃くした品種だ。
またこの水槽では、大きめの和金も混泳する。

和金から改良されて誕生した、リュウキン(琉金)と・・・
琉金から変異して誕生した、デメキン(出目金)。見比べると
どちらも同じ琉金の流れをくんだ体型をしているのが分かる。
琉金 黒出目金
出目金 丹頂 丹頂
タンチョウ(丹頂)は、オランダシシガシラ(和蘭獅子頭)からの色変種。
しかし元のオランダシシガシラは、この日は展示されていなかった。

オランダシシガシラを改良してできた、アズマニシキ(東錦)に。
東錦 江戸錦
東錦と、蘭鋳を交配させて誕生した、エドニシキ(江戸錦)。
どちらもキャリコ模様が特徴的な、日本産の品種となる。

こちらが江戸錦の元となった、ランチュウ(蘭鋳)と、その改良種のサクラニシキ(桜錦)。
桜錦と蘭鋳 蘭鋳と桜錦
これらは和金が変異してできたマルコという種から、さらに改良されて誕生した品種。

金魚といえば、この後に訪れたすみだ水族館の江戸リウムが、かなり力を入れていたけれど
無料の動物園でもこれだけ多くの金魚を見れた事に驚きだ。流石は江戸前と言ったところか。

それと、この金魚たちの水槽の前にも、魚の成長を追った水槽があったと思ったのだが
金魚たちに目を取られていたせいで、そちらはあまりチェックせずに通過してしまった。
あとはアーチの先にカミツキガメの水槽もあるが、その姿も確認できず。またの機会に。

FILE:4へ戻る  行船公園目次  FILE:6へ進む

江戸川区自然動物園 FILE:4

2020-02-20 20:20:20 | テーマパーク
正門側エリアと、南門側エリアの間にある、水生コーナーへ。 →園内MAP←

ここではアーチ下の通路に、いくつかの水槽が展示されている。
まずは、向かって左側の通路にある水槽から見ていくとしよう。

壁に埋め込まれた水槽は、結露や曇りがひどく見づらいものが多かった。
なのでそんな中から比較的に見やすかった種をピックアップしていこう。
コイ ギンブナ
展示されているのは、コイや、ギンブナゲンゴロウブナといった身近な淡水魚となる。

他にも、ワタカに、ウグイなど。個体数の多いものは、複数の水槽で展示されていた。
ワタカ ウグイ
アカハライモリもいたが、特にガラス面の結露がひどい水槽だったためスルー。

ニホンイシガメの水槽も曇りが酷いが...それが逆にファンシーな雰囲気だったり。
ニホンイシガメ カワムツの稚魚
2018年の、5月と7月に孵化したという、カワムツの稚魚の水槽もあった。

一方、台の上で展示している水槽の方は、比較的に見やすい状態だった。
ドジョウ ナマズ
ドジョウに、ナマズと、こちらも在来種をメインにした展示となる。

さらにウナギも・・・これは、ニホンウナギなのかな?
ウナギ モツゴ
ウナギと一緒にいた、モツゴ。カワムツの稚魚より小さい。
こいつは、ドジョウや、ギンブナの水槽でも混泳していた。

FILE:3へ戻る  行船公園目次  FILE:5へ進む

江戸川区自然動物園 FILE:3

2020-02-17 19:30:00 | テーマパーク
ふれあいコーナーの開放時間となり、柵の中に小動物たちが放たれた。

台車に積まれたコンテナの中には、モルモットにくわえ大量のニワトリが。
ふれあいコーナーに放たれたニワトリ ふれあいコーナーに放たれた動物
ヒツジのミルキーが収まっていた箱も、モルモットたちに占領されてしまった。
(というよりも、これが本来の使い方なんだろうけれど)

ニワトリは、シャモ(軍鶏)、チャボ(矮鶏)、ウコッケイ(烏骨鶏)の3種がいる。
ふれあいコーナーに放たれたニワトリ ふれあいコーナーに放たれたニワトリ
中には、チャボとウコッケイの混合種チャボッケイも居るそうだが...
この画像の飼育員さんの足元右側にいる黒い羽の個体が、そうかな?

ウコッケイは、真っ白な羽根の個体と、真っ黒な羽根の個体がいる。
チャボは、ずんぐりとした体型に、直立した尾羽が特徴的な小型種。
シャモは筋肉質でスラッとした体が、いかにも闘う鶏といった感じか。
ウコッケイ チャボとウコッケイ シャモとチャボ
チャボの中には、非常に体の小さな個体もいた。おそらくメスだろう。
先程まで最小だったヤクシマヤギの子供が大きく見えてしまうほどだ。

そんなニワトリ達に混じっていたのが、ジャンボウサギふく
ジャンボというだけあって、モコモコした大きな体をしている。
右耳を怪我していたけれど、ニワトリにでも突かれたのかな?
ジャンボウサギのふく ケースの中のウサギ
一方、普通のウサギは透明なケースの中にいた。品種や名前は不明。

そして最後は、コールダックの群れ。ふれあいコーナーの隅にある
檻の中には、水浴びができるように小さなプールが作られてあった。
コールダック コールダックを覗くヒツジ
水浴び中のアヒルを覗いているのはヒツジのあかねだが、2020年の1月8日に
老衰で亡くなったそうだ。なので、これが生前の貴重な姿となってしまった。

これで、ふれあいコーナーで触れ合える生き物は全てとなる。
なお2020年2月中は改修工事により閉鎖されているそうなので
動物たちと触れ合いたければ、工事が終わる3月以降に行こう。

FILE:2へ戻る  行船公園目次  FILE:4へ進む

すみだ水族館 FILE:14 江戸リウム 後編

2020-02-14 21:43:41 | テーマパーク
江戸リウム最後は、ペンギンプール東側の通路から、ペンギンカフェの方へ。

アシカプールの前には、和金がたくさん泳いでいる円形の水槽があった。
金魚すくいや、餌金としてもお馴染みの小赤と呼ばれるサイズの個体だ。
江戸リウム 和金(小赤)
和金の原産国は、中国。日本に最初に入ってきた金魚なので
和金と名付けられたという、実に紛らわしい名前をしている。

さらに円形水槽が、もう1つ。こちらの水槽は水が上まで入っているので
あふれ出ても良いようにと、外側を一回り大きな円形の枠で囲われていた。
蘭鋳、桜錦、江戸錦 蘭鋳と桜錦
この水槽では、蘭鋳(ランチュウ)、桜錦(サクラニシキ)、江戸錦(エドニシキ)の3種が混泳。
ちなみに金魚の体型は、大きく5つに分類されており、その内の1つが、このランチュウだ。
なお残りの4つの体型は、和金[フナ尾型]、和金[開き尾形]、琉金、オランダとなる。

これらの水槽を過ぎると、さきほど利用した、ペンギンカフェへたどり着く。
ペンギンカフェの前に設置されていた、三日月型の台と、リアカー屋台にも
それぞれに金魚が飼育された水槽が設置されているので、順番に見てみよう。

まずは三日月型の台から。こちらは台の内部に、6つの水槽が組み込まれた作りとなっている。
ここでは、真鮒(マブナ)、緋鮒(ヒブナ)、和金[フナ尾型]和金[三つ尾・四つ尾・更紗]
琉金という、金魚の成り立ちをたどる5種と、鉄魚という珍しい品種のフナも展示されていた。
真鮒 緋鮒
和金(フナ尾) 和金(三つ尾、四つ尾、更紗)
琉金 鉄魚
緋鮒 鉄魚
宮城県の魚取沼(ゆとりぬま)で、フナと金魚が交配して誕生したという鉄魚(テツギョ)。
現在は魚取沼が、国の天然記念物に指定されているため、捕獲が禁じられたレアな種だ。

そして江戸リウムの最後は、リアカー屋台こと、東京金魚屋台すみだ号
東京金魚屋台 すみだ号 東京金魚屋台 すみだ号
ここにも今まで見てきた、和金、琉金、出目金、丹頂、蘭鋳、桜錦に加えて、
ピンポンパール水泡眼(スイホウガン)という、変わった金魚もいたのだが...

それら以上に気になったのが、まるでスペースシャトルを打ち上げるかの如く
尾ビレを使って垂直に立ったまま、微動だにしない黒出目金っていうね・・・
直立する黒出目金 直立する黒出目金 すみだ水族館 お帰り口
これで、すみだ水族館の全てのエリアを見て回ることができた。すみだステージの階段下から
ショップへ進むと出口となるが、この通路前で、当日券から年間パスポートを作る事も可能だ。

別館や、屋外エリアは無いので、写真を撮りながらでも、5時間もあれば充分みて回れる規模の水族館だった。
ただ、東京スカイツリータウンという有名観光地にあるため、その規模に反して来館者は多く、混雑しやすい。

ダイナミックなペンギンプールに、個体数の多いチンアナゴの水槽。そして金魚においても
これだけの品種と個体数を扱っている水族館・動物園は、なかなか珍しいのではなかろうか。
また今年、一部エリアがリニューアルされるので、いずれ生まれ変わった姿も見に訪れたい。

FILE:13へ戻る  すみ水目次

すみだ水族館 FILE:13 江戸リウム 中編

2020-02-11 20:43:41 | テーマパーク
江戸リウム。続いて北側の通路の、ペンギンプールを背にして設置された水槽。

ふたたび曲がり角の方から。まずは、イエローコメット
イエローコメット イエローコメット
先程同様のコメットだが、全身が鮮やかな黄色をした種となる。

一方こちらは全身が真っ暗な、黒出目金(クロデメキン)。
出目金 出目金
色合いは地味でも、よく育っていたので普通の出目金より存在感があった。

茶色味をおびた体色の、茶金(チャキン)に・・・
茶金 青文魚
青味をおびた青文魚(セイブンギョ)と、ここには色に特色のある種が並んでいたようだ。
これで、ペンギンプール北側の通路に展示されていた水槽は全て見る事ができただろう。

続いて、ペンギンプール東側の通路に設置されている水槽へ向かう。
こちらには、まず円柱形の水槽あり、その1つに再びコメットがいた。
コメット コメット
すみだ水族館では、同じ生き物を、別の水槽でも見かけるという事が多々あった。
これが本当の水増し(ry 水槽の違いによる見え方の違いを比較するのに良いだろう。

次の円柱水槽には、丹頂(タンチョウ)、オランダ獅子頭(オランダシシガシラ)、
東錦(アズマニシキ)の、3種が混泳。それぞれの違いを見比べることができる。
丹頂 オランダ獅子頭
オランダ獅子頭 東錦
いずれも頭部に肉瘤をもつため、やはり頭が重いようで泳ぐのは苦手そうだ。

最後の円柱水槽には琉金と、まだら模様が入ったキャリコ琉金
キャリコ琉金 琉金
これも北側通路に展示されていた個体よりも大きなものだった。

思いのほか大ボリュームだったので、江戸リウムは、さらに次回へと続きます。

FILE:12へ戻る  すみ水目次  FILE:14へ進む

すみだ水族館 FILE:12 江戸リウム 前編

2020-02-08 22:43:41 | テーマパーク
すみだ水族館、8番目にして最後のエリアは、江戸リウム

ペンギンプール裏の通路から、ペンギンカフェの方まで続くこのエリアでは
様々な金魚が展示されており、その品種数も個体数も、かなりのものとなる。

エリアの説明板を、うっかり撮し忘れていたので、ペンギンカフェの近くにあった
江戸(東京)と金魚の説明と、金魚の品種改良の流れを描いた図を代わりに載せておく。
江戸と金魚
この図によると、(フナ)から変異して誕生した緋鮒(ヒブナ)を改良したものが
金魚の大本となる和金(ワキン)となって、そこから更に様々な種が作られている。

江戸リウムは、ペンギンプールの北側から東側へと展開し、上フロアから続くスロープの途中より
その曲がり角の地点へと下りていけるので、まずはこの曲がり角から北側の通路の水槽へと進もう。

展示数が多いので、とりあえず今回は、通路の中央に島展示されている6つの水槽から見てみよう。
ここの水槽は、横から覗くタイプの物と、上から見下ろすタイプの物が、交互に並べられていた。
朱文金 朱文金
こちら側の最初の水槽にいたのは、朱文金(シュブンキン)。
フナとの交配種なので体が大きいため、見応えのある種だ。

2つ目、見下ろすタイプの水槽には、出目金(デメキン)がいた。
出目金 出目金 出目金
病気で眼球が飛び出た個体から誕生したという、なんともマッドサイエンス感の漂う種。

3つ目の水槽にいたコメットは、アメリカで琉金が先祖返りしてできた種との事。
金魚は人為的に作られているため、人間が関与しなければ再びフナへと戻っていく。
コメット コメット 丹頂
4つ目の水槽にいた丹頂(タンチョウ)は、まだ小さい個体だ。
こいつは後ほど、もっと大きな個体も別に展示されている。

5つ目の水槽の和金(ワキン)は、フナ尾型で、金魚の中でも最も原始的な種となる。
そのため見た目も普通の魚に近いので、どことなく、たいやきを連想してしまう。
和金 琉金 琉金
そして最後は、琉金(リュウキン)。和金から改良された種の1つで
こいつを元に、様々な新種へと改良が施される基本的な種となる。

以上が、ペンギンプール北側の通路の中央に展示されていた、6つの種だ。

FILE:11へ戻る  すみ水目次  FILE:13へ進む

すみだ水族館 FILE:11 いのちのゆりかご水の恵み~東京大水槽~

2020-02-06 17:43:41 | テーマパーク
7番目のエリア、いのちのゆりかご水の恵み~東京大水槽~

この水槽は、上下フロアを貫いた吹き抜けに設置されており、水深が6m、
水量約300tという、すみだ水族館では、ペンギンプールに次ぐ規模のもの。
東京大水槽 いのちのゆりかご水の恵み~東京大水槽~
サンシャイン水族館のサンシャインラグーンが横に広い水槽なのに対し
こちらは縦に長い水槽ということで、イメージ的には下田海中水族館の
アクアドームペリー号
を、もっとコンパクトにした感じに近いだろうか。

かなり大きな水槽ではあるが、内部に設置された岩場が張り出ている事もあって
それほど広い感じは受けない。また槽内の照明がかなり暗く設定されているため
見ている分には良いが、撮影するとなると条件の悪い水槽だ。(レタッチが大変)
東京大水槽 マダラエイ
ここで飼育されている生き物の中でも特に目につくのは、やはり大型の物。
その一つが、マダラエイ。サンシャイン水族館のヒョウモンオトメエイや、
しながわ水族館のホシエイとならぶ大型の種で、水槽内を優雅に泳ぎ回る。

そして、もう一つが、シロワニしながわ水族館では単種で展示されて
いたが、すみだ水族館では他の魚たちと一緒に混泳して展示されている。
シロワニ シロワニ
せっかくなので、上のフロアから眺めた姿と、下のフロアから見上げた姿の双方を掲載。

それらに比べるとサイズは劣るものの、カッポレも他の魚に比べてだいぶ大きい。
カッポレ ハナミノカサゴ
アクアギャラリーに展示されていたハナミノカサゴも、この水槽の中で泳いでいた。

色鮮やかなタキベラや、独特の模様をしたモンガラカワハギ
タキベラ モンガラカワハギ
また赤い魚は他にも、アカハタや、アカマツカサがいる。
個体数が多いのは、ヨスジフエダイや、ノコギリダイか。

大型の種といえば、ニセゴイシウツボも忘れてはいけない。
基本的には隠れているが、たまに出てきてニョロニョロ泳ぐ。
(よく見たら、この画像の右奥の方に普通のウツボも見える)
ニセゴイシウツボ コクハンアラ
岩の影にいるのは、コクハンアラだろうか。こいつも大きくて存在感がある。
そんなコクハンアラから奥の方に、なにやら丸いものが写っているが・・・

これは水槽の反対側(クラゲ万華鏡トンネルの方)にある、アクアスコープという窓。
真っ暗な部屋の中に設けられた円形の窓から、東京大水槽の中を見る事ができるぞ。
アクアスコープ アジアコショウダイ
そんな窓の前に陣取っていた、アジアコショウダイ。正面(吹き抜け部分)の巨大ガラスは
かなり湾曲しているので、歪みを少なく見るなら、ここや上フロアの側面ガラスが良いな。

ちなみに、この東京大水槽でも、パフォーマンスプログラムという潜水給餌の
イベントが行われるが、そちらは日に1度だけなので見逃さないよう気をつけよう。

FILE:10へ戻る  すみ水目次  FILE:12へ進む

すみだ水族館 FILE:10 水といのちのたわむれ~オットセイ~

2020-02-03 16:43:41 | テーマパーク
続く6番目のエリア、水といのちのたわむれ~オットセイ~

ここは、ペンギンプールの裏側に位置している、オットセイのプール。
決して狭いわけでは無いのだけれど、ダイナミックなペンギンプールに
比べると、やはり規模的に見劣りしてしまう感じは否めない印象だった。
水といのちのたわむれ~オットセイ~ オットセイプール
そんなプール内を、高速で泳ぎ回るミナミアメリカオットセイ
水中の照明が暗い事もあって、その姿を撮影するのには一苦労。

中には、岩場で顔だけ水につけて眠っている個体も居た。動かない分、撮影はしやすいけど。
ミナミアメリカオットセイ オットセイトンネル
オットセイプールの右半分には、オットセイトンネルという、水槽を下から覗ける場所がある。

ここでは一段低くなった地点から、トンネルの上を泳ぐオットセイを見る事ができるが・・・
オットセイトンネル ミナミアメリカオットセイ
思ったほどトンネル内の窓は広くなく、またオットセイ達も、なかなか良い位置を通らないので
正直これなら普通に、正面のガラス面を右まで伸ばした普通の水槽の作りでも良かった気もする。

水中で逆さまになって、何かを凝視するオットセイ。(さきほど眠っていた個体だったかな)
ミナミアメリカオットセイ オットセイプール掃除中
その目線の先には・・・水槽の底にたまったオットセイの糞を掃除している飼育員さんがいた。

そんなオットセイプールから奥。サンゴ礁水槽の真下にあたる位置には、ペンギンカフェがある。
ペンギンカフェ周辺のエリア ペンギンカフェとアクアアカデミー
ここが館内で唯一の飲食店なので、お昼時にもなると多くの人が利用していた。

ペンギンカフェのメニューは、ペンギンの形をした氷を浮かべたペンギンフロートから、
発光ユニット内蔵のペンギンコットンキャンディなど、オリジナリティにあふれた物を
多く扱っており、年間パスポート所持者ならソフトドリンクを100円で利用する事も可能。
ペンギンカフェ ペンギンカフェメニュー ペンギンおにぎりセット
自分は今回、ペンギンおにぎりセット(おにぎり2個の方で570円)を注文した。
焼きおにぎりに、ペンギンの形に切り抜かれた海苔が貼られているが、味の方は
かなり薄いので、備え付けの漬物がありがたい。このオニギリを注文するのなら
セットのドリンクをスープ系にするか、味の濃い物も一緒に頼むと良いだろう。

そして、ペンギンカフェの隣にあるのが、アクアアカデミー。この部屋では様々な
体験プログラムが催される。この日は正月前という事で、年賀状作りを行っていた。
アクアアカデミー アースピースオーシャン
作ると言えば、ペンギンプールの方にあった、アースピースオーシャンというガシャポンを見て
自分も昔、雑誌の付録についていた恐竜の骨を集めて組み立てたなぁ...なんて事を思い出したり。

FILE:9へ戻る  すみ水目次  FILE:11へ進む

マイプレイス