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映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

コーチカーター  サミュエルジャクソン

2011-02-21 20:30:05 | 映画(洋画:2000年以降主演男性)
映画「コーチカーター」はサミュエル・L・ジャクソン主演のバスケットものだ。
高校のバスケットボールの名選手で、今はスポーツ用品店を経営しているサミュエルジャクソンがコーチに推挙されてチームを強くすると同様に、学力も増強しようとする文武両道を目指す話だ。



サミュエルジャクソンはリッチモンド高校のOB、往年は名プレイヤーとして活躍していた。
現在はスポーツ用品店を経営する実業家であった。リッチモンド高校のバスケットボールチームは現在では弱小チームに成り下がっていて、負けが込んでいた。同時にほとんどが大学進学をあきらめていた。
校長からコーチに指名され、1500$という薄給にもかかわらず引き受ける。
全権を委任され着任したが、部員の態度はめちゃくちゃ、明らかに新監督をバカにした態度をとっていた。
その部員に3つの約束をさせる。一定レベル以上の学業成績の取得、授業で一番前に座る。試合のときはネクタイ着用。サミュエルはいきなりボールを持たせないで基礎体力増強のためダッシュ練習を始める。
そのやり方に反発した学生が離脱したりした。
しかし、サミュエルの指導に従った学生たちは徐々に力をつけていくのである。


このあと面白いくらいチームが強くなる。
しかし、気がついてみると、学生たちの成績は、一部学生を除いて落第すれすれの点数だった。
それをまずいと思ったサミュエルジャクソンは、それに対して強権を発動するが。。。。

日本の高校では文武両道が当たり前と言った風土ではない。
進学校では、勉強もスポーツも出来てなんてパターンはあるだろうが
大会の上位になろうという学校では、一部の例外を除いて、体育会イコール勉強の劣等生のイメージが強い。仮に勉強が出来なくても、スポーツの実績がよければすべて許してしまう風土がある。
それはそれで良いじゃないという気もするが、アメリカではそうはいかない。
そこが日本とアメリカの大きなちがいであろう。



とはいうものの「練習するな!」とまでいう風土はさすがにアメリカにはない。
マスコミや父兄といった外野のほうが大騒ぎする。
そこにどう立ち向かっていくのか?それがこの映画のテーマだ。

割と長い映画だ。テンポを速めることは出来たかもしれない。
できの悪いチームが、優秀なコーチが来て強くなるなんてパターンはいくらでもある。
でも、それにとどめないところがこの映画の奥行きの深さであろう。


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