映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

スーパーサイズミー  マックを30日食べ続けたら

2011-02-20 21:32:36 | 映画(洋画:2000年以降主演男性)
マクドナルドのメニューを30日食べ続けたらどうなるか?というドキュメンタリー的作品だ。
ちょっと極端な話だが、アメリカ人に肥満が増えすぎていることへの警鐘ともいうべき話で、映画の中のデータを見ていると、日本人から見ると異様な食生活が垣間見れる。

監督兼主演のモーガン・スパーロック自身が一日に3回、30日間、マクドナルドのファストフードだけを食べ続けたらどうなるかを記録したものである。彼の身におこる身体的・精神的な影響について記録している。まず最初にこの生活を始める前に健康診断をする。
スパーロックは当時33歳、身長188cm、体重84.1kg、体脂肪率11%、健康体で肥満ではない。30日後、体重は11.1kg増、体脂肪率は18%になった。精神的にうつ、性欲減退、かなり深刻な肝臓の炎症を起こした。 スーパーサイズのマックの食品を中心に、一日5000kcalをマクドナルドで摂った結果である。尋常でない食生活をドキュメンタリー的に描く。
スパーロックの実験の動機は、米国社会の急速な肥満の増加にある。データを見ると凄いことになっている。映画上映の前、ある女性からマクドナルド社に対して起こされた肥満訴訟があった。この訴訟自体はマクドナルド側の勝利に終わったものの、監督はタバコ会社に対するのと同様の非難がファストフード業界にもあてはまるのではないかと指摘した。

主人公の奥さんがベジタリアンで、肉も食べると本人は言うが、もともと奥さんの影響を受けた食生活であると思う。実験前の体脂肪率11%はかなり低い方だ。増加した体脂肪率18%でもまだ20%以内であるから、まだ低い方ではないか?知っている限りでもっと高い人間の率の方がはるかに多いと思う。それでも、体重増加11キロはすごい。
どちらかというと実験が始まって、精神的に病んできていた気がした。妻が主人公との性生活の話を率直に語っている。徐々に弱くなっていることを示している。それはそうだろう。もっとも日本よりは奥さんが主人に求める性的欲求の強い国であるから、むしろこの弊害が日本よりも強く語られるような気がした。

個人的にはマックは月に2回程度かな?喫茶店かわりに100円マックで飲み物だけで入ることが多い。マックを食べるときはビックマックに100円マックのハンバーガーを加える。ポテトは食べない。食べるときは割と食べる。でもしょっちゅうは無理だなあ。月に1,2回だからいいのかも

なんだかんだ言いながら笑える部分も多く、楽しめた。

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