映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

男はつらいよ  中原理恵

2011-03-02 18:46:50 | 映画(日本 昭和49~63年)
「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎」はフーテンの寅さん第33作目である。舞台は北海道で中原理恵がマドンナを演じる。他のマドンナほどの大物度はないが、当時25歳の中原理恵は独特のオーラを出していてなかなか素敵である。



北海道で床屋で散髪していた寅次郎こと渥美清は、一人の若い女性こと中原理恵が求人できているのに出くわす。床屋の店主は紹介ではないのでと採用を断る。そのあと公園のベンチでいる中原理恵に声をかける。彼女はフーテンの風子と名乗った。二人は寅次郎の楽しい話にすっかり打ち解けた。その後親類の紹介で床屋で働くことになる彼女だが、縁日を渡り歩く旅回りののオートバイサーカスのライダーこと渡瀬恒彦との縁を切れずにいたのだが。。。。

こうやって若いころの中原理恵の素敵な姿を見るのはいいものだ。
「東京ララバイ」でデビューした時のことは今でもよく覚えている。ポマードでピシッと決めたショートカットでさっそうと現れた彼女はスタイリッシュでかっこよかった。芸能界にデビューするときに、年を上にごまかしていたのは珍しい。下にごまかすのはいくらでもいるのにね。今でもカラオケで「東京ララバイ」歌うこともある。その後欽ドンで3枚目のキャラを演じた後にこの作品が撮られたと思う。
マドンナはごまんといれど、ここまで寅さんにべたっと密着したマドンナは珍しいのではないか?中原理恵みずから「寅さんと結婚したい」と言い切る。渥美清の腕に絡む中原理恵には恋人感覚での接し方を感じる。他のマドンナでは感じないきわどさがあるのではないか。当時自分と同世代であった中原理恵に惹かれる友人たちは多かった。あらためてこの映画をみていろんなことが映像のようによみがえった。


美保純がロマンポルノを卒業して、タコ社長の娘役になる。吉岡秀隆がそろそろ中学生になるころだ。渥美清は普通、ギャグもさほど笑いを誘わない。ストーリーもどうってことないがけっして悪くはない。




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