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映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「国境ナイトクルージング」 チョウ・ドンユイ

2024-10-19 16:33:16 | 映画(中国映画)
映画「国境ナイトクルージング」を映画館で観てきました。


映画「国境ナイトクルージング」は中国映画、朝鮮族が多く居住する延吉の町を舞台に3人の若者を映し出す。予告編で観た雰囲気がよく早速映画館に向かう。「少年の君」チョウ・ドンユイが主演3人の1人だ。シンガポールのアンソニーチェン監督の作品だ。現題は「燃冬」

中国北部延吉の町、バスガイドのナナ(チョウ・ドンユイ)は、ツアー客を朝鮮族の観光施設に案内する。ツアーの中に上海のビジネスマン、ハオフォン(リウ・ハオラン)がいる。友人の結婚式に出るためにこの町に来た。時折スマホにメンタルクリニックから電話が入る。

気がつくとスマホをなくして困っているハオフォンを、ナナは食事に誘う。男友達シャオ(チュー・チューシアオ)が待つ店に連れてきて、3人で飲み明かす。3人はそのままナナのアパートで雑魚寝。翌朝、ハオフォンは上海行きの飛行機に乗り遅れそのまま居座る。3人はバイクに乗って国境の川に繰り出す。いずれも心に挫折感を感じていた。ナナもフィギュアスケートの選手だったがケガで断念したのだ。


若者の嘆きが自分には伝わらず正直のれない映画だった。
朝鮮族が多く住む延吉の町に行くことは一生ないだろう。いくつかの韓国映画で町は見たことはある。町を車で走らせると、漢字の看板の中にハングル文字が混じる。ハオフォンが出席する結婚式では朝鮮語と中国語が混ざってにぎやかだ。ナナはツアー客に朝鮮族の住居を案内して、朝鮮の衣装を着た女性たちの踊りを見せている。この曲って「トラジの歌」でなかろうか?そして、ツアー向けの食堂にもう1人のシャオがいる。

朝鮮民族モードが強い前半戦から、ぐうたらの若者がただふらつく姿が中盤にかけてずっと映し出される。書店で悪さを企んだり、クラブで踊りまくったり、まだ暗い早朝に動物園に行く。それぞれに悩みはあるんだろうけど、自分は感情移入できない。成り行き次第な感覚だ。食堂で働くシャオはナナに好意を持つが、ナナは交わす。そのナナは行きずりの恋のようにハオフォンとメイクラブする。ナナを演じるチョウドンユイの乳首は見えそうで見えない。


寒々しい雰囲気が伝わる映画だ。町の中心部を離れると水は凍りつく。本当に寒そうだ。最後3人は虎と熊が対決する伝説の地、長白山を目指す。雪が激しく降る山で目的地を目指すが、なかなか着かない。吹雪が強くなり山の管理人から戻れと言われる。そんな時そこで軽い見せ場をつくる。が本当に出てくるのだ。そして、「アリラン」の歌声を聞きながら映画は最終場面に向かう。

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