定番フィギュア雑誌以外はなるべく買わないようにしていますが、新書館の「バンクーバー五輪フィギュアスケート」だけは買いました。次号のWFSは世界選手権中心で、バンクーバー五輪はダイジェストですものね。
昨日届いたのですが、まず写真がいいですね。菅原さんはいつも大ちゃんの美しい瞬間を切り取ってくれています。他の選手の写真もどれも美しいです。
内容は思った以上に骨のある雑誌という感じでした。田村明子さんによる記事が多いのですが、4回転論争関連の記事やインタビューだけでなく、プルシェンコのトランジッションに関する疑惑のメール騒動や、ジョニーに対するカナダメディアの失礼な発言などにも触れられていました。
田村さんのジャーナリストとしての姿勢が出ています。正直言って、単行本ではなくバンクーバー五輪記念雑誌にここまで書くのかという驚きもありましたが、読み応えはあります。
3月31日に新潮社から発売の田村さんの著書「パーフェクトプログラム」も楽しみです。
まだ全部読んでないのですが、選手のインタビューで気になった部分がいくつかありました。
エヴァンのインタビュー。ジャッジが4回転を跳んだプルシェンコよりもあなたを五輪チャンピオンに選んだことに驚きがあったかという質問に対して。
「今の採点方式だと、ジャッジは誰をチャンピオンにしようと選ぶだけではなく、1つ1つの技に対しての評価をしていくだけだと思います。そしてコンピューターが足し算をして、採集結果が出る。」
エヴァンがほぼパーフェクトに滑らなかったら、彼のチャンピオンはなかったわけですからね。
でもジャッジが「選んでいる」という印象を受ける試合はあります。エヴァンにしろ誰にしろ、自分に不利になることは言いませんよね。でもちょっとこの言葉は、建前すぎて納得いかないものを感じました。
48ページのメール騒動の話と読み合わせると、何ともブラックです。・・・悪いのはエヴァンじゃないけれど。
ジュベールのインタビューも載っていたのは嬉しいかぎり。
不調の原因を自分自身の生活や行動によるものと語っています。全部自分で出来ると過信し、家族や周囲の助言も聞かず、自分勝手に振舞っていた。具体的にはどういうことなのでしょうか?でも彼には原因がはっきりとしているなら、きっと自分で修正していけますね。
大ちゃんインタビューには、試合後にプルシェンコに「ユー・アー・マイ・ヒーロー」と言われたことが最後に載っていますね。
プルシェンコのインタビューを読んで、4回転への評価の低さへの不満だけでなく、ジャッジへの不信などもあったことを思うと、余計に大ちゃんに対する気持ちが理解できるような気がします。
北米の選手を勝たせようとしているのではないかというジャッジに不信感があって、孤立無援のような気持ちでいるときに、4回転なしでまとめれば優勝もできる実力があるダイスケが4回転に挑んだのですから、「ヒーロー」でも不思議はありません。SP後の4回転にまつわる記者会見でも、大ちゃんの発言には援護してもらったような気持ちになったでしょうし。
まだ読んでないところも読むのが楽しみです。
昨日届いたのですが、まず写真がいいですね。菅原さんはいつも大ちゃんの美しい瞬間を切り取ってくれています。他の選手の写真もどれも美しいです。
内容は思った以上に骨のある雑誌という感じでした。田村明子さんによる記事が多いのですが、4回転論争関連の記事やインタビューだけでなく、プルシェンコのトランジッションに関する疑惑のメール騒動や、ジョニーに対するカナダメディアの失礼な発言などにも触れられていました。
田村さんのジャーナリストとしての姿勢が出ています。正直言って、単行本ではなくバンクーバー五輪記念雑誌にここまで書くのかという驚きもありましたが、読み応えはあります。
3月31日に新潮社から発売の田村さんの著書「パーフェクトプログラム」も楽しみです。
まだ全部読んでないのですが、選手のインタビューで気になった部分がいくつかありました。
エヴァンのインタビュー。ジャッジが4回転を跳んだプルシェンコよりもあなたを五輪チャンピオンに選んだことに驚きがあったかという質問に対して。
「今の採点方式だと、ジャッジは誰をチャンピオンにしようと選ぶだけではなく、1つ1つの技に対しての評価をしていくだけだと思います。そしてコンピューターが足し算をして、採集結果が出る。」
エヴァンがほぼパーフェクトに滑らなかったら、彼のチャンピオンはなかったわけですからね。
でもジャッジが「選んでいる」という印象を受ける試合はあります。エヴァンにしろ誰にしろ、自分に不利になることは言いませんよね。でもちょっとこの言葉は、建前すぎて納得いかないものを感じました。
48ページのメール騒動の話と読み合わせると、何ともブラックです。・・・悪いのはエヴァンじゃないけれど。
ジュベールのインタビューも載っていたのは嬉しいかぎり。
不調の原因を自分自身の生活や行動によるものと語っています。全部自分で出来ると過信し、家族や周囲の助言も聞かず、自分勝手に振舞っていた。具体的にはどういうことなのでしょうか?でも彼には原因がはっきりとしているなら、きっと自分で修正していけますね。
大ちゃんインタビューには、試合後にプルシェンコに「ユー・アー・マイ・ヒーロー」と言われたことが最後に載っていますね。
プルシェンコのインタビューを読んで、4回転への評価の低さへの不満だけでなく、ジャッジへの不信などもあったことを思うと、余計に大ちゃんに対する気持ちが理解できるような気がします。
北米の選手を勝たせようとしているのではないかというジャッジに不信感があって、孤立無援のような気持ちでいるときに、4回転なしでまとめれば優勝もできる実力があるダイスケが4回転に挑んだのですから、「ヒーロー」でも不思議はありません。SP後の4回転にまつわる記者会見でも、大ちゃんの発言には援護してもらったような気持ちになったでしょうし。
まだ読んでないところも読むのが楽しみです。