ピアノ教室のなにげない日常日記

ピアノの先生でおばさんな「若芽」の、なにげない日記

アンサンブルの注意点

2012-09-13 15:43:18 | 伴奏
 前回のエントリの続きだが、皆さんは、指揮者のいないアンサンブルで、音が停滞してしまうという経験はないだろうか。
 連弾であれ、合唱であれ、伴奏であれ、誰かと一緒に演奏する時、相手に合わせようと思うのは自然なことだし、自分勝手に弾くのではアンサンブルの意味はない。だが、他の人に合わせようと、他の人の音を聴いてから自分が演奏すると、当然だが、どんどん遅れてしまうことになる。お互いに相手の様子を探りはじめると、音楽は停滞するのである。
 相手の音を聴かなくていい、と言っているんじゃないよ。ただね、なんだか音楽が重いなあ、と感じる時は、相手に合わせ過ぎていることが多いのだ。

 伴奏の場合は、伴奏者がソリストについていく、というイメージだと思うが、そうなるとソリストは、テンポをキープしたり音楽を前に進めるのに、非常にエネルギーを使うことになる。やってみればわかるが、かなり疲れるものである。
 だから、伴奏者が、ソリストの表現したい音楽の流れに乗り、それをキープすることができれば、ソリストはずっと演奏しやすくなるはずである。
 もちろん、ソリストより前に飛び出したり先走ったりするのはマズイわけだから、やりすぎには注意しなければならない。どの程度までだったら大丈夫なのかの判断が、実は難しいのだけれど(笑)。
 アンサンブルなのだから、一人で悩む必要はないよ。ソリストや他のメンバーと一緒に考えてくださいな。



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