ピアノ教室のなにげない日常日記

ピアノの先生でおばさんな「若芽」の、なにげない日記

指がなまってる

2011-04-22 23:11:27 | ピアノの練習
 発表会で「くるみ割り人形」から4曲を生徒さんと連弾するので、セコンドの練習をしているんだが、イマイチ音にキレがないような気がする。特にスタッカートとかが。
 ピアノは自転車に乗るのと同じで一度弾けるようになれば一生弾き方を忘れることはないのだが(*)、やはり練習不足は如実に表れるものですな。
 というわけで、指がなまった時のハノンである。本日は取りあえず、音階とアルペジョを全調弾いてみた。それだけで、全然指のキレが違うねえ。しばらく続けよう。

 * 自転車に乗れるようになったら、たとえ10年乗らなくても乗ろうと思ったらすぐに乗れるだろう? なぜ乗れるのかというと、小脳が「自転車の乗り方」を記憶したからだ。こういった運動機能の記憶はすべて小脳に蓄積される。
 ピアノを弾く(素早く指を動かすとか思い通りのタッチで弾く)ということも「運動」なので、ピアノが弾けるようになったら「自転車の乗り方」と同じく小脳に記憶される。つまり、10年弾かなくても、少し練習すればピアノの弾き方を思い出せるのである。
 微妙なタッチの違いなども、小脳に運動記憶が定着するまで練習しておけば、いつでもそのテクニックを引き出しから引っ張り出して使えるという、素晴らしいメカニズムなのである。