北村薫氏の円紫さんシリーズ。
これはミステリだけど・・・殺人なんか全然起きません。
純然たる学問的「謎」を解き明かす、文学専攻の人は必見の書、かも。
「私」は大学4回生になり、芥川龍之介で卒論を書こうと考えている。
新型のワープロ欲しさに、出版社でバイトを始めた「私」は、
『六の宮の姫君』という作品について、芥川が残した言葉を知る。
「あれは玉突き・・・いや、キャッチボール」
その言葉の意味を探るべく、「私」は文献にあたっていく・・・
なんか、すごく懐かしい感じがしました、この感じ。
考えてみれば、研究も「謎」だったし、ミステリだったんだよな~。
そして、私もそのときは「探偵」だったんだ~☆
ああ、もっとあのとき楽しんどくんだった(笑)
私は近代は苦手なので、芥川とか興味はなかったのですが、
この本を学生の時に読んでいたら、近代文学にも食指が動いていたかも。
しかし、新しい作品は文献の量が半端じゃないし、
研究者も多いから、なかなか魅力的な「謎」を見つけられないのですよね。
北村氏の卒論、ちょっと読んでみたいな~。
文学の探偵法は、まず「見込み」から入ります。
周辺の文献を見回して、「こうなんじゃないか?」という仮定を立てる。
これができれば、あとは関連文献をピックアップして一からあたっていく。
自分の「見込み」を証明するような重要記述を文献から発見した時は、
「いやっほう~!!!」ですよ(^^)
そんな気分を思い出させてくれたこの本。
ありがとう♪
これはミステリだけど・・・殺人なんか全然起きません。
純然たる学問的「謎」を解き明かす、文学専攻の人は必見の書、かも。
「私」は大学4回生になり、芥川龍之介で卒論を書こうと考えている。
新型のワープロ欲しさに、出版社でバイトを始めた「私」は、
『六の宮の姫君』という作品について、芥川が残した言葉を知る。
「あれは玉突き・・・いや、キャッチボール」
その言葉の意味を探るべく、「私」は文献にあたっていく・・・
なんか、すごく懐かしい感じがしました、この感じ。
考えてみれば、研究も「謎」だったし、ミステリだったんだよな~。
そして、私もそのときは「探偵」だったんだ~☆
ああ、もっとあのとき楽しんどくんだった(笑)
私は近代は苦手なので、芥川とか興味はなかったのですが、
この本を学生の時に読んでいたら、近代文学にも食指が動いていたかも。
しかし、新しい作品は文献の量が半端じゃないし、
研究者も多いから、なかなか魅力的な「謎」を見つけられないのですよね。
北村氏の卒論、ちょっと読んでみたいな~。
文学の探偵法は、まず「見込み」から入ります。
周辺の文献を見回して、「こうなんじゃないか?」という仮定を立てる。
これができれば、あとは関連文献をピックアップして一からあたっていく。
自分の「見込み」を証明するような重要記述を文献から発見した時は、
「いやっほう~!!!」ですよ(^^)
そんな気分を思い出させてくれたこの本。
ありがとう♪