Lucky☆Sardonyx

ばるご☆の戯言ブログです(^^)

調査捕鯨打ち切り

2011-02-18 23:23:51 | コメント
 鹿野道彦農相は18日、反捕鯨団体「シー・シェパード」の妨害行為を受け、南極海で3月まで実施予定だった今季の調査捕鯨を打ち切り、船団に帰国を指示したことを明らかにした。農相は閣議後の記者会見で「乗員、調査船の安全確保の観点からやむを得ず、切り上げることにした」と述べた。船団は早ければ3月上旬にも帰国する。

 農相は来季以降、南極海で調査捕鯨を継続するかどうかについて「帰国した乗員に現場の妨害の状況を良く聞いた上で、総合的に判断、検討したい」と説明した。日本は沿岸を含む北西太平洋でも調査捕鯨を行っているが、これには「影響はない」(水産庁)という。

 シー・シェパードによる妨害行為は2005年から続いているが、中止に追い込まれるのは初めて。妨害は今後も続くとみられ、調査を継続できるかどうかを含め、捕鯨政策は正念場を迎えた。シー・シェパードのポール・ワトソン代表は日本政府の方針を歓迎した。

 南極海での調査捕鯨は例年、秋に出港し、翌年春にかけて実施。今季は昨年12月2日に出港、クジラを解体、保管する調査母船の日新丸(8044トン、乗員119人)など4隻で構成していた。

 今季の捕獲頭数は、クロミンククジラが850頭程度の枠に対し170頭、ナガスクジラが50頭の枠に対し2頭にとどまり、過去最低となった。

 シー・シェパードは今年1月1日に調査捕鯨船への妨害行為を開始。僚船に異常接近したり、発火性の筒を投げ付けたりする行為を繰り返した。今月9日に日新丸を発見してから追跡、妨害は11日までに9回あり、1回の妨害が7~8時間に及ぶこともあった。

 他の3隻は勇新丸(720トン、乗員21人)、第2勇新丸(747トン、乗員22人)、第3勇新丸(742トン、乗員22人)。

 国際捕鯨委員会(IWC)は昨年6月の総会で、日本の沿岸捕鯨容認と調査捕鯨の大幅削減を柱とする妥協案を協議したが、決裂していた。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿