Lucky☆Sardonyx

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トラピンチ

2010-01-26 23:17:12 | コメント
 世界自然保護基金(WWF)は26日、タイやベトナム、ラオスなどメコン川流域5カ国に現在生息する野生のトラの個体数は約350頭で、前回寅(とら)年の1998年の約1200頭から7割以上も激減したとの調査報告書を発表した。WWFは「保護対策が強化されなければ、次の寅年の2022年までに絶滅の恐れがある」と警告した。

 中国文化の影響が強いアジア圏で寅年の今年はトラの保護活動に注目が集まっており、自然保護団体などだけでなく政治的な取り組みも活発化。タイ中部フアヒンでは1月27~30日、メコン川流域5カ国やインド、ロシアなど計13カ国が参加し、生息地である森林の保護など対策を協議する初の閣僚級会合が開催される。

 13カ国は今年9月、ロシアで首脳級会合を開催予定で、WWFは「各国が連携して密猟の取り締まりなどを強化し、22年までに個体数を倍増させる努力が必要だ」と訴えている。

 WWFの報告書によると、個体数減少の背景には、生息地である森林の破壊や、毛皮や骨などが衣料品や漢方薬として高値で取引されるため密猟が後を絶たないことがあるという。個体数はメコン川流域に限らず世界的に減少傾向で、12年前には5000~7000頭だったが、現在は約3200頭まで減っている。

 世界中の動物園でトラは飼育されており、種の絶滅ということには直結しないであろうが野生種の激減は地球環境の破壊度のバロメーターにもなるので心配な事態ではある。

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