在日米海兵隊は6日、米軍岩国基地(山口県岩国市)で整備作業をしていた新型輸送機MV22オスプレイ3機を、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に移動させた。岩国基地に7月に搬入された全12機の沖縄配備が完了した。今後は普天間を拠点に、歩兵部隊と一体となった訓練が実施される。
沖縄県の仲井真弘多知事が「不安を解消する前に、既成事実をつくるやり方は問題がある」と批判する中、着々と配備が進んだことで地元の反発が一層強まるのは必至。知事は9日に野田佳彦首相に面会して配備撤回を要求するが、米側は既に普天間で訓練飛行を始めており、運用中止の見通しは立たない。
オスプレイは1日に6機、2日に3機が普天間に到着。4日からは2日連続で訓練を実施し、沖縄本島中北部や伊江島の米軍基地へ飛行して基地内で離着陸などを行った。
普天間周辺では1日の到着時以降、日米合意で基地内でしか行わないとされていた垂直離着陸(ヘリ)モードでの飛行が、市街地上空で目撃され、安全策の実効性への疑問が高まっている。
米軍は7月23日、岩国基地にオスプレイ12機を陸揚げ。日米の「安全宣言」を受けて9月21日から試験飛行を始めた。6日移動した3機は、部品交換など整備が必要になったとして、沖縄への配備がずれ込んでいた。
米軍は今後、キャンプ富士(静岡県御殿場市)と岩国基地に毎月数機派遣し、本州、四国、九州各地での低空飛行訓練なども計画している。
米軍は、2014年までにさらに12機を普天間に配備する計画だ。
沖縄県の仲井真弘多知事が「不安を解消する前に、既成事実をつくるやり方は問題がある」と批判する中、着々と配備が進んだことで地元の反発が一層強まるのは必至。知事は9日に野田佳彦首相に面会して配備撤回を要求するが、米側は既に普天間で訓練飛行を始めており、運用中止の見通しは立たない。
オスプレイは1日に6機、2日に3機が普天間に到着。4日からは2日連続で訓練を実施し、沖縄本島中北部や伊江島の米軍基地へ飛行して基地内で離着陸などを行った。
普天間周辺では1日の到着時以降、日米合意で基地内でしか行わないとされていた垂直離着陸(ヘリ)モードでの飛行が、市街地上空で目撃され、安全策の実効性への疑問が高まっている。
米軍は7月23日、岩国基地にオスプレイ12機を陸揚げ。日米の「安全宣言」を受けて9月21日から試験飛行を始めた。6日移動した3機は、部品交換など整備が必要になったとして、沖縄への配備がずれ込んでいた。
米軍は今後、キャンプ富士(静岡県御殿場市)と岩国基地に毎月数機派遣し、本州、四国、九州各地での低空飛行訓練なども計画している。
米軍は、2014年までにさらに12機を普天間に配備する計画だ。