Lucky☆Sardonyx

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山分け

2011-12-16 23:29:53 | コメント
 愛知県江南市が、東日本大震災の被災地への支援物資として市民から寄せられたティッシュペーパー250箱を被災地に送らず、うち200箱を、担当した福祉課の職員に配布していたことが15日分かった。市は「不適切に扱い申し訳ない」と陳謝。ティッシュペーパーを回収して福祉施設に寄付するほか、職員の処分を検討するという。

 2011年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「絆」に決まったばかり。大規模災害発生などを受け、あらためて人と人のつながりの大切さが浮き彫りになる中、江南市ではそれに逆行する不祥事が起きていた。

 同市によると、3月下旬に愛知県被災地域対策本部から支援物資の要請を受けた。対象品目は保存米飯、乾パン、即席麺、プルトップ式の食品の缶詰、粉ミルク、紙おむつ、生理用品の計7つ。寄せられた支援物資は、県被災地域対策本部が取りまとめて被災地に送った。

 同県や同市などは、ホームページなどを通じて支援物資の対象品目を公開。だが、ティッシュペーパーも250箱寄付された。受付窓口でそのまま受け取ってしまったり、いったんは辞退したものの提供者から「何かに使って」と言われ、受け取ってしまったりした。

 ティッシュペーパーは対象品目外だったため被災地に送ることができなかった上、ほとんどは提供者の住所、名前が不明で送り返すこともできず、市役所地下の更衣室前の備品置き場に保管されていたという。

 11月下旬、総務課から整理するよう指示を受けたところ、福祉課長は意味を取り違え、同課職員ら18人に250箱中200箱を配ってしまった。福祉課長を含む同課4人の職員はティッシュペーパーが支援物資であることを知っていたという。残り50箱はまだ保管していた。

 同市は未使用品を回収。足りない分は各自で購入し、同市内5カ所の福祉施設に寄付することに決めた。

 同市はサンケイスポーツの取材に答え、「市民の善意を裏切ったことになってしまい申し訳ない。市民への信頼回復に努める」と陳謝した。

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