夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

母の祥月命日

2015年04月14日 21時17分35秒 | 日記・エッセイ
母の祥月命日

私の家は先祖代々浄土宗の家柄ですけれども、法華経を愛した母の命日に、母の好きでありましたバナナ、サンドイッチ、樒、白菊を供え父母恩重経と法華経の一節とお題目を読誦しました。
母とは一歳の時に分かれ、五十五年後に母の遺骨と再会しました。

『衆生劫つきて大火に焼かるると見ゆる時、我が此の土は安穏にして、天人常に充満せり。園林諸々の堂閣、種々の寶もて荘厳せり、寶樹華果多くして、衆生の遊楽する所なり。』

母から数多の恩徳を享けながら、身近に接することも出来ず、最期を看取ることも出来ずに五十年程過ぎ去り、悔恨の情遣るせない気持ちでありました。
しかし法華経の教えに有るように人間の生命は永遠の生きとおしの命であります。
永遠の生命である母の御霊に、釈尊の教説のなかでも最勝最大の教えである妙妙なる妙法連華経を誦し奉り、せめての恩に報いることができればと願い仏前でお祈り申し上げました。
不思議なことに、今年三回忌を向える息子の御霊が母と共にお経を聞きに顕れました。
息子も母より導かれていることに、ありがたく想われご先祖様の御愛念を深く感じました。