FIAT 500 購入してから半年、走行距離 12,000 km
驚くことに故障が起きてないです。
若かりし頃、FIAT 二台乗り継いで、いつも修理伝票が卓上にあった事を思い出します。特に電装系と錆に悩まされました。当初、電装系が弱いのはイタリア車だから仕方ないと思ってましたが、壊れて取り外した部品には Made in Japan の刻印が多かったように記憶してます。
2台目に買った FIAT は、冷寒時にやけに白い排気ガスが出るなと調べて貰ったら、製造段階でバルブにオイル・パッキン付け忘れだった事がありました。エンジンが暖まると白い排気ガス ( オイル混入 ) は出ていなかったので気付くのが遅れました。不具合を確信したのはプラグの定期交換でいつも一本だけオイルっぽく濡れていた時です。
そういった過去の車歴を考えると FIAT もやっと信頼性が高い車造れるようになったんだなあ!と変に感心しています。購入から半年では信頼性ってまだまだ語れませんが。錆びは 8 年保証だから防錆対策にも期待してます!
FIAT は遡って 33 年前の 1986 年には、エンジンをそれまで職工員が手作業で組んでいたエンジンから、全てロボットが組み上げる FIRE ( Fully Integrated Robotized Engine ) と名づけられたシステムになりました。そこから品質は向上したんでしょうか。私が以前買ってたのは 1985 年以前でした。もうパッキン付け忘れは無いでしょう。
蛇足;
昨年 ドイツの VW Wolfsburg の工場見学行った時には日本製 FANUC の黄色い工作機械がフォルクスワーゲンの車を作っていました。良いものは国境超える。VW 担当者の説明だと以前はドイツ製工作機械だったんですが、その工作機械会社が中国の企業に買収され、日本製に変えたんだとか。車出荷台数が VW 一位になっても Wolfsburg 工場では日本製 FANUC が VW 車を造っているんだと誇らしく思っています。