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SDR の音質の考察

2013年05月03日 17時52分52秒 | スペクトラム・アナライザ

中波 ローカル 放送を スペクトラム で見ると音楽番組に限らず 20 kHz ( ±10 kHz ) 程の帯域があります。受信音質を語るとき、色々な要素があるでしょうけど周波数帯域も大きな要素です。

AM が FM に比べて周波数帯域が狭いために音質で劣ることは明白です。

一般的な通信型受信機の IF ( Wide ) 帯域は 6 kHz ( ± 3 kHz ) 程度です。IC-R75 には 15 kHz という AM にしては超 Wide IF Filter もありますが。

( AM ラジオ の場合、例えば NHK 放送の変調信号は 7 kHz の帯域となっています。)

SDR ( Perseus ) は高周波の処理が 10 pole BPF を通過した後は ダイレクト・サンプリング となっています。ということは周波数変換をしていない ⇒ IF Filter の帯域の制限を受けていないということですね。

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この画像では 810 kHz AFN の音楽放送の受信状態ですが約 20 kHz の帯域を占めています。ということは Filter を広げて音声にしたら、およそ 0 ~ 10,000 Hz の低周波出力が期待でき、周波数特性に関しては一般的な ラジオ や受信機よりも高域まで延びている筈です。これに DAC を通して聞いたら、より高域が延び フラット な低周波音声が得られるのではないか? 当然 FM には、全くかなわないとしても。

今度、Perseus を別荘に置いている XP パソコン と外付け DAC を繋いで聴いてみませう。

Perseus は音質が イマイチ という意見もあるようですが 超高性能自作 ( 汗 ) DAC を使うことでかなり改善できるのではないかと期待しています。

※ 音質 ( 周波数帯域 ) は混信の無い ローカル 中波局に限って考察したに過ぎません。

   しかしより質の高い DAC の使用により SWL, BCL であっても、

  より高音質が期待できるでしょう。

コメント (8)
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