ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

ズッパ ディ オルゾ

2010-04-15 07:00:23 | イタリア:食材、レシピ
4月に入ってやっとポカポカ暖かくなってきたと思ったら
最近また寒い何時まで経っても寒いベネチア
太陽が沈むととたんに家の中が寒くなる

こんな肌寒い夜はやっぱり体温まる食べ応えのあるスープを我が家はよくする
今宵はズッパ ディ オルゾ:イタリア語で麦のスープを作った



作り方はいたって簡単!超手抜き料理!でも美味しい!
3拍子揃っているから主婦には嬉しい

材料 : 3~4人分
冷蔵庫の残りもの野菜なんでもOK
プロシュートクルード:イタリアの生ハム(なけれはベーコンでもOK)
パルミジャーノレッジャーノ 少々
オルゾ(麦)約80~100g
香草:ローズマリー、バジリコ
塩、胡椒

まず鍋に小さくきった野菜とプロシュートクルードと水を入れ
野菜がやわらくなるまで煮る、煮れば煮るほど野菜からエキスがでて美味しくなる
私は山盛りの野菜を入れて40分ほど煮る途中で細かく刻んだ香草も入れる、
その後麦を入れてさらに20分

あとはお皿に盛り付けパルミジャーノをふりかける
お好みでオリーブオイルを少々かけても美味しい
麦が入っているので食べ応えは凄くある

このスープを作るときブイヨンは一切使わない
でも味わい深いのはやっぱりなんと言ってもプロシュートクルードからでる
出汁が効いている

イタリアのスーパーでは何処でも売っているプロシュートクルード
通常はその場で薄くスライスしてもらって買ってかえるが
これは結構お値段がはる、スープに入れるにはあまりにもったいない

でもこの塊のプロシュートクルード最後のほうは端くれになり硬くなって
スライスしては売れなくなる

そうなると最後の塊が格安で販売される:下記写真


これをゲットして小分けにして冷凍保存しておけばいろんな料理に使えて
凄く重宝する



イタリア野菜とプロシュートクルードからでる濃厚な味がポイントのスープ
そしてくくりはパルミジャーノレッジャーノ
これもあったほうが味がしまる

あー寒い夜はやっぱりこれだ!
早く暖かくなって欲しいよー!

再会

2010-04-14 07:57:22 | ラルベロ(店)での出来事
今日 5年前ベニスの語学学校に通っていた時に1年間一緒のクラスだった
I君がラルベロにひょっこり訪ねてくれた!

久しぶりの再会、あのころまだ23歳だった彼も
今ではすっかり大人っぽくなっていた

5年前語っていた夢に向かって今も進んでいる
“イタリアで商売やりたい”と、、、その準備?もかねてやってきたらしい

“若いっていいなー”と思ってしまった
なんていってもまだ20代、、、いろいろなことにチャレンジできる
I君頑張れ!ミラノに店オープンしたらPinoと飛んでいくぞー!

なんだか、、、

2010-04-10 05:23:39 | イタリア:事件
不景気だ!
今日イタリアの不景気の深刻さを痛感する出来事があった

つい1週間ほど前ラルベロの隣にあるドラックストアーの入り口ドアのガラスが
割られていた

朝開店のためにやってきた店主のフランカもびっくりしたらしい

幸い強化ガラスだったため割れ散らばることはなかったものの
フランカの気分はもうブルー!そりゃそうだ!

今までこのような出来事はなかった

犯人はもちろん店内にあるレジからお金を盗むのが目的!

あー物騒だ!

ショップ“ラルベロ”も大きなガラスウィンドーしかも強化ガラスではないので
“がーん”とやられたらもうバラバラになってしまう

対策を考えなければと言っていたら

今朝、今度はラルベロの向かいのBarの窓が同じ手口で割られていた

これまた幸いなことに強化ガラスだったためバラバラになることはなかった
もちろんレジのお金を盗むため、フランコもげんなりしていた

ひゃーこれには私達も不安になった“ラルベロ”がやられたら大変だ!
どうする、どうする、ってことになったがどうしようもない

やられないように祈るしかない!

その日の午後お店に一人の初老の男性がふらりと店に入ってきた
なんだかちょっと胡散臭い???

するとその男性
“あなたがこの店の店主ですか”とPinoに言うと
“ちょっと座らせてもらってもいいですか?”と勝手に椅子に座り込んだ

いやな感じがした私はすぐにその場を離れ奥の工房に引っ込んだ!

その男性最初はPinoに世間話を始めそしてこう切り出した

“私、今すごく困ったことがあるんです!かなり具合が悪いんだけど病院に行くお金がない”と

すかさずPino“あーお金なら無いよ!この店も今は売上げが大変でね”と

それでもその男性一方的に自分のことを話し帰る気配がまったくない

通常この手の物乞いはPinoが一言はなつとあきらめて帰っていく
しかし今日は違った!何度もしつこく自分の持ってきたものを買えと言い張る

Pinoも負けじと追い払おうとしたが一向に帰る気配がない
そのまま時間が過ぎ去りPinoついに代案にでた!

“判った!5ユーロあげるから貴方の問題を解決してくれるところに行きなさい”と
彼に5ユーロ渡した!

お金を受け取るとやっとその男性は店を出て行った!

いままで何度も物乞いをする人が店にやってきたけど
ここまでしつこい人は初めてだった

朝のガラスが割られてたこと、このしつこい男性、

イタリアの社会も相当おかしなことになってきている
(まー私からしたらイタリアは根本が狂っていると思うけど)

不景気、、、、いつまでつづくのだろか?

パスクワ:イースター

2010-04-06 03:32:54 | イタリア:その他
昨日はイタリアではパスクワ(イースター:キリストの復活祭)
今日はパスクワの翌日の祭日、ベニス島内は人で溢れかえっいた

イタリアではパスクワの前日には会う人皆が“ボーナ パスクワ”(いいパスクワを)と言い
当日は“アウグーリ!”(おめでとう!)と言い合う

日本で言う年末の“良いお年を”元旦の“明けましておめでとう!”って感じかな?

そしてパスクワ当日は親戚や友人が集まり皆で長時間かけて食べまくる!
イタリア人本当にものすごい量を食べる

まるで本当に日本のお正月のようだ!

パスクワ当日の夜、ベニスの隣町のパドバで3軒のレストランで食べ過ぎたお客さんが
具合がわるくなり救急車で運ばれたとテレビニュースで言っていた

さすが食い倒れの国だ!救急車で運ばれるほど食べ続けるなんて

笑ってしまった!


イタリアにて餃子

2010-04-04 02:31:59 | イタリア:食材、レシピ
無性に餃子が食べたくなった!



日本からイタリアに帰る時いつも餃子の皮を何袋か買って持ってきていた

今回はスーツケースの重量オーバーで持ってくることが出来なかった

仕方がないので皮から作ることにした

京都の実家では餃子といえば母の手作り

5人家族でいつも100個近く作っていたがさすがに皮は市販のものを買っていた
正直我が家の餃子は外で食べるどんな餃子よりも美味しい!

Pinoも母の餃子は凄く美味しいと絶賛

私も子供の頃から餃子包みは手伝っていたので包むのはバッチリ!

が皮からとなると、、、中学生の時の料理実習の時以来だ!
早速ネットでレシピを探し作り始めた

難しくはないがやっぱり非常に手間がかかる
二人分30個ほど作った!

市販の皮より一回り大きくなり当然中身も沢山詰まるわけで
巨大な餃子に仕上がった!




通常の2倍近くの大きさ

なかなかうまく出来た!この大きさでPinoは13個も食べた!



これだけ喜んで食べてくれると作った甲斐があった!

と言うことでもう次回から餃子の皮を持ってくる必要はなくなった!

美しい運河

2010-04-03 06:32:20 | ベニス:お奨めスポット
水上の街ベネチア、この街に最初に到着したときは
まるでタイムスリップしたような錯覚に陥った
それまでの時間の流れが止まり異次元の世界に迷い込んだような
まさに迷宮都市

世界中の人があこがれるベネチア、
そんな街で暮らしているなんてなんだか今でも信じられない
こちらで生活を始めたらゆっくりいろいろなところを見て回れると思っていた

ところが、、、、
いざ始まると毎日の生活に追われ店と家の往復ばかり

それでも少しずつ私が個人的に好きな場所をこれからゆっくり紹介して行きたいと思う

まずは第一弾迷路のようなベネチア、300以上もある運河でつながったこの街は
一旦入り込むと地図はあまり役にたたない

どこも同じ様に見える景色でもそれぞれ雰囲気がちがう

我ショップラルベロはベネチアのカステッロ地区にある下町情緒あふれる場所にある

“ラルベロ”のご近所さんはみな親切で感じのいい人ばかり
そう昔の日本の商店街のような感じ

そんな“ラルベロ”の近くにこんな素敵なスポットがある



建物を挟んで運河が両脇に分かれて流れている

なんだか不思議な光景
初めて見たときなんか素敵な風景だなーと思っていたら

篠さんのガイドブックに掲載されていた(P63)

ガイドブックには
ベニスの中でも美しい運河の眺めとして知られている、、、
と記載されていた

そうなんだ!知らなかった、、、
この写真を撮ったのは3月中旬
通常5月になれは色とりどりの花で窓際が美しく飾り立てられる

お時間ある方は一度ごらんになってください

行きかた
ラルベロからサンジョバン二パオロ広場に向かっていく

広場にでるまでにある小道:Calle dela Madonnaを左に曲がる

(脇にはカフェレストランとおみやげ物屋がある)

そのまま突き当りまでいき左にまがると下記の景色がみえます!

写真橋の上からの眺めが最初の写真です

食べ続けてます!

2010-04-02 04:11:23 | イタリア:食材、レシピ
私達この時期ひたすら食べ続けてるものがある

“フォカッチャ”昨年のブログでも紹介したが

パスクワ(イースターの復活祭:毎年4月の始め頃)の時期に合わせて
売り出されるスポンジケーキ



見たとおりすごくシンプルなお菓子なのに
一口食べたら“何これ”と思うくらい美味しい



あまりの美味しさに毎晩夕食後に下記写真の大きさのものをペロリと食べてしまう



この時期だいたいどこのケーキ屋(Pasticeria)でも売られているけど
店によって味も値段もまったく違う
ベニス島内のように物価の高いところは写真の大きさ(1kg)で3000円ちょっとする
しかもあまり美味しくなかったりするところもある!

ところが私達の住まい近くのケーキショップではなんと同じ大きさでも
約半額の1500円ほどしかも味は最高に美味しいとくる!
期間限定のケーキなので1週間に1回は必ず買いに行く

日本でありそうでないこのケーキ
日本の友人にお土産に持ってかえりたいけれども
この時期にしか売り出されない
残念だ!

この時期だけのちょっとした贅沢!
今宵もフォカッチャで酔いしれる!