ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

赤くて楽しいスーパーフード:ビーツ

2022-01-21 08:14:26 | イタリア:食材、レシピ

我が家の畑で5年ほど前から毎年栽培しているビーツ

イタリア語でBarbabietola又はRapa rossa

 

これ食べる輸血とかいわれるスーパーフードなんですよね

 

真っ赤な色から想像できるようにポリフェノールたっぷり

食物繊維にオリゴ糖

血圧を下げるカリウムや葉酸などなど

読めば読むほどスーパーフード

書くとながくなるので栄養面の詳細はググってみてくださいね

 

私がこの野菜を始めて食べたのはラルベロ→ここ の向かいにある

レストラン:Osteria Sataffa(新鮮な魚料理が自慢の地元の人もやってくる人気のお店)で

真っ赤で蒸してあるだけなのにめちゃくちゃ甘くて美味しい

驚きの甘さに自分でも作りたくなり畑で種まきからして作り始めました

発芽率ほぼ100%に近い

 

他の野菜に比べて手をかけなくてもすくすく育つ

夏と冬年2回収穫ができ、しかも虫にもあまり食われない

思えばあまり肥料も入れてない、定植まえに野菜カスでしっかり土づくりはしたけどね

 

収穫期がすぎてもそのまま畑に置き去りでも大丈夫

収穫しても日持ちすると いい事尽くし

 

でこれだけ収穫できたビーズをどうやって食べるかといろいろレシピを検索しいても

数年前まではボルシチ

このサワークリーム(プレーンヨーグルト)がめちゃくちゃ合うのです

かサラダくらいしかなかったレシピ

 

でもここ1,2年でいろんなレシピが掲載されるようになりました

その中でも面白いのがこれ天然の着色料になるのです

で遊び始めた私いろいろな物染めましたよ~

 

まずはビーツの冷製スープ ジャガイモ少しとビーズ多めで真っ赤です

彩に白の生クリーム ビーツを少な目にすると優しいピンクになりますよ

 

ギリシャの夏にはかかせないTzatziki(サジキ)→ ここ 

白とピンクで可愛くしてみました(ちょっと緩かった今度はもう少し固めに)

ポテトサラダもピンクに染めて、これだけ色付けしても味は普通のポテトサラダ

生ビーツと人参のラぺ (ひよこ豆はかさ増やしにあってもなくても) 

ミントを沢山入れるのがポイント

畑から抜いたばかりの新鮮なビーツで作ると格段に美味しく仕上がる

これ絶品です生食なので暑い夏でも火を使わず

切って味付けして混ぜて終わり簡単で美味しい

 

和食にだってできちゃうビーツと人参できんぴら

鳥ミンチのはさみ揚げ、日本はレンコンでつくりますね

ミンチも衣も白かったのに挟んで揚げただけで真っ赤に染まりました

 

そして私の一番のお気に入り “すし飯ピンク色“

サーモンの押し寿司見た目もバッチリ

ちょうど庭で育ち始めていたバジルと赤しその若葉が目に嬉しい

ばら寿司もピンク色で

ついでに葉っぱで握り寿司

さすが血管にいいだけあって見た目まじで血管 (ちょっとグロテスクかな:笑)

寿司酢に生のビーツのかけらを少し付けておくだけで驚くほどお酢が染まります

お寿司は桃の節句にいいですね

 

そしてイタリア料理にも赤いニョッキ

ゴルゴンゾーラのソースであえてみました、美味しかったのですが

見た目あまり綺麗じゃないのでこれは次回の課題

 

ピンクのリーゾフレッド

これ夏定番のイタリア風のバラ寿司です

イタリアはお米をサラダのようにして食べるのです

 

そしてリンゴジャムもピンクに染めました

ジャムは保存して長くおいておくと色が抜けてしまったので

作ったら1か月くらいで食べたほうが色楽しめますね

 

どれもビーツの味が際立つこともなく色が染まるので

遊ぶにはもってこいです

パーティー料理にも役立ちそうですね

 

さて次は何をそめようかな~

また新作できたらアップしますね

 


ベネチアンガラス 貴重なパスタ:モスグリーンとからし色

2022-01-10 02:53:26 | ベネチアンガラス

ひとえにベネチアンガラスと言っても多種多様

材料だけでもいろいろな種類があります

 

勿論一番有名なガラスはお花模様のガラス:ミッレフィオリ (主役)→ ここ ですが

主役を引き立てる名脇役のガラスが沢山あるのです

 

かなり以前に紹介したオッパリーノ:パステルカラーもその一つ → ここ

 

今回はパスタについて

パスタと言っても食べるパスタではありませんよ(笑) 

ベネチアンガラスのパスタカラー

いわゆる光が透らない不透明な一色のガラスをパスタと呼びます

 

ラルベロには赤・黒・青・黄色などなど

絵の具のように色とりどりのパスタガラスの在庫が沢山あるのですが

 

そんなパスタにもとても貴重な色があるのです

貴重な色・モスグリーンとカラシ色

私がイタリアに来るよりもはるか以前にPinoが入手していたこの材料

工房でも残り僅かとなりかなり貴重な材料となってきております

 

特にこのモスグリーンはムラノ島のガラス材料屋に仕入れに行くたびに

確認するのですが “その色はないね~” と

と言うよりももう作りだせない色になっているようです

 

青みがかったモスグリーン(下記)は手に入ったのですが違うんだな~

 

この深い色のモスグリーン(下記)がいい色なのです

そしてこのガラスは焼くと薄く渦巻模様がでてくるんですよね

これがまた作品にいい味出してくれるんです

シックな作品に仕上がります

 

カラシ色も同じく焼くとうっすら渦巻

昔の古い材料は焼くと渦巻模様がでてくるものが多いです

 

今では幻となってしまったパープル:この色はもう工房にもありません

やっぱり渦蒔いてます~

こうして見ていると本当に良い色だわ~欲しい!

 

そしてこのこげ茶色もかなり古めの材料

アンティークミレフィオリをふんだんに使った→ ここ 

ラルベロスペシャル:アフリカの木 です

乾いた大地をイメージして使用したこのこげ茶パスタ

いい味出してくれました

 

そして私の宝物YUNIK(スイス時計:ラルベロオリジナル)→ここ にも一部使用しました

もちろんこのグルグル渦巻模様を計算して使用

実はこの時計は “こんな色の時計が欲しい” と私がデザインしたので

思い入れいっぱいなのです

 

言い出したら切りがないですねガラス奥深いです

 

そしてこの貴重なモスグリーンを使った特大ラルベロ(最新作)がこちら

現在店頭在庫ございます(2022 1/10 現在)

この特大サイズもなかなか制作数が少ないです(現在これのみ)

しっかりグルグル渦巻でております

 

私達がガラスのカメオと呼んでいるこのシリーズ

身に着けて頂くと存在感たっぷりです

 

下記写真大きさ比較です

右端:ノーマルサイズ (価格:42ユーロより)

中心:スペシャルシーズ(2022年1/10現在庫あり:価格180ユーロより)

左端:スペシャル特大サイズ

 

モスグリーン特大ラルベロ店頭価格 250ユーロ(付属簡易ネックレス付)+送料13ユーロ

日本へも発送可能です(日本円にて銀行振込可です)

スペシャルシリーズ現在他の色&デザインで豊富に在庫ございます

数が多すぎてすべて掲載するのは無理なので

個別メールにて写真送付いたしますので、

その他ご希望の物がございましたらお気軽にお問合せくださいませ

 

メールアドレス: infoアットalberovenezia.com (アット部分は:@に変えてくださいね)


2022年 新年明けましておめでとうございます。

2022-01-01 08:21:36 | ラルベロ(店)での出来事

2022年 新年明けましておめでとうございます

今年もL’albero Venezia共々どうかよろしくお願いいたします

最近二人で撮影している写真が少なくいつもの夏山の写真です

コロナ禍でも夏山だけは欠かせません(笑)

 

思い起こせばコロナ禍2年目の2021年も

あっという間に過ぎ去ったように感じます

 

何度かあったロックダウンも今となっては懐かしい感じ(もう嫌ですけどね:笑)

きっともう二度とこんなことはないと信じたいですね

 

何が起こっているのかよくわからなかった初年度2020年

パニックから抜け出したものの収束しそうで終わらないコロナ禍2021年

長引くコロナ禍で人々の間で言い争いやいがみ合いも日常茶飯事

 

もうこんな状況は2021年で終わって2022年こそ明るい未来 

脱:コロナ禍であること願います

 

今年の年末年始お店:L’albero Veneziaは開店しておりますよ

 

昨日(12/31)の陽性者数:14万人(先週まで数万人だった)ってことですが

正直あまり実感もなく数字的には慣れてきております(笑)

今のところ至って普通に暮らしております

 

今日も張り切って出勤です!Veneziaこんな状況下でも観光客結構入っています

さてお正月明けはどうなっているのでしょうかね?