ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

とうとうラルベロが、、、、パート①

2010-04-29 04:20:49 | イタリア:怒り&忍耐
恐れていた出来事が起こってしまった

事件発生から数日が経った
心もやっと穏やかになってきたのでこのブログに書こうと思う

我ショップラルベロのある“オスぺアレット商店街”(これ私が勝手に命名している)で起こっていること

事の始まりは月曜日の早朝、5時に家の電話がなった、、、、

一体こんな時間に誰?きっと間違い電話だろうと思いながら受話器をとると

“インゼリッロさん?(Pinoの苗字)”と言う声

“チビスです(保安会社)”と言う

私寝ぼけていたせいもあったのか何を言っているのかあまり良くわからなかったので
とにかくPinoに代わった

Pinoなにやら返答している
そして受話器を置き一言
Pino “あーっ!”と叫んでいる
私 “どうしたの?何があったの?”

Pino “やられた!店に泥棒が入った!チビスがそれを見つけて電話してきた!”
私 “えーっ!!!なんてこと!!!”

頭が一瞬真っ白になった
とにかくすぐに店に行こうということで慌てて用意して家をでた

自宅から店までの道中約1時間半
その間私達の頭の中はもうバラバラになってしまったウィンドーのガラスと
一体どれだけのものが盗まれ、どれだけの物を壊されたかと想像するだけで頭が
くらくらしてきて二人とも無言だった

間が悪いことにいつもなら少々のつり銭を残して売上金は全て
持ち帰っていたにもかかわらず昨日に限って200ユーロ(26000円)も置いてきていた

まーこれはまだあきらめのつく金額

それよりも割られたウィンドーのガラスを新しく作り直す金額や時間
せっかく作った商品が盗まれたり、この衝撃で割れたりして売り物にならないことを考えると二人とも言葉がなかった

そして今週末からはゴールデンウィークで日本からのお客様も増える
そのために良い商品をこの時期に合わせて用意してきたのに
それも全てパーとなる、虚しい!虚しすぎる、、、

勿論割られたウィンドーでは商売すらもできない
一体どれだけの損失がでるのか?、、、、、ますます暗くなる私達

それでも起こってしまった!泣いていてもどうしようもない!なんとかしなければ!
道中二人で話し合った

①今夜割れたウィンドーをどのようにして鍵をかけるか? 
②一刻も早く商売できる状態にするにはどうしたらいいか?
大きな二つの問題を抱えながら背中を落としながらリアルト橋から店に向かった

店の手前の運河までやってきたら保安会社の人が私達の到着を待っていてくれたのが見えた
あーどんな状態になっているのか?見るのが怖かった

続きは明日