ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

不思議な一日 パート①

2010-03-06 06:15:17 | ラルベロ(店)での出来事
今日も朝から濃霧のベニス一体太陽は何処へいったのやら?
観光シーズンインが待遠しい


この時期ラルベロは開店休業状態の日もちょくちょくある
今日も人通りもまばらながら午前と午後今日二組のお客様がいらっしゃった

まずは午前
私達が工房で作業中一組のご夫婦がご来店

開口一番! “ここなんか素敵な商品がいっぱいある”

“ベニス中見てまわったけどどこもかしこも同じようなものばかり
でもここの商品はまったく他の店とは違う”と、、、、

それを聞いたPinoここぞとばかりにいつものように工房奥にお連れして
製作しているものを見ていただいた

するとご主人の方は半狂乱状態に陥った!(ちょっと大げさかな?)

Pinoの一言二言に耳を傾け質問攻撃、かなり興奮している
探しまわっていたものをやっと見つけたという感じか?

奥様を工房内に呼び寄せ“ちょっとみてこれ凄いよ!”と

そのとき私は工房内でメダルの製作中だった
ピンセットではめ込んでいく様子をみて片言の英語でこれまた質問攻め

このご夫婦モナコからいらっしゃった

Pinoいろいろ商品をおみせし、奥の棚から例の時計もだしてきた
これだけ食い入るように商品を眺めてられたのでこれは間違いなく
なにか一つは大物が売れるなーと思っていた

結局1時間近く話し込んでいた
ランチの時間近くの美味しいピザを食べようと決めていたので
私さっそくオーダーに行った

ピザをもって帰ってくると
ご夫婦はちょうど帰られるところだった

二人がお店を後にされ、Pinoに“何を選ばれたの?”と聞くと

“残念だけど何も購入なし”、、、、

ちょっと驚いた!あれだけ大興奮されていたのできっとなにか一つは選ばれるとだろうと
思い込んでいた私もちょっと腰抜け状態

でもPino“作って欲しいものがあるということでお受けした”と

なになにと聞くと
“ムリーネで作った蝶々のガラス棒”と言う

どうらや彼は仕事で使う材料探しにベニスに来たようだ
名刺を置いていかれた

社名そのまま“蝶々:イタリア語でFarufalla”だった
ペーパーウエイトを作っている会社のようだ

“蝶々がらのペンダントあったでしょ”と言うと
 出来上がったものではなく材料としてガラス棒の状態で欲しいらしい

“そんなの作れるの?”と聞いてみた
やってみると彼は言う

こんな約束して本当に作れるのかな?ちょっと心配

出来上がったらメールすることになっているからと

帰宅後早速彼らのHPを見てみた
なかなか素敵なペーパーウエイトが沢山ある
かなりコレクター向きの手のこったものがある、中にはバカラのアンティーク物も

素晴らしい作品が沢山あった!以下興味のある方はどうぞ
私思わず全ての作品を閲覧してしまった、特にミレフィオリを使った作品は一見の価値有り!
ちょっとした美術館なみ?
HPから購入もできるようだ!
このショップのページで全ての作品が閲覧できる拡大写真もある

http://www.farfalla.de/

ペーパーウエイトは日本ではそれほど人気はないがアメリカやヨーロッパ(特にドイツ)
では沢山のコレクターがいるらしい

そういえば昔Pinoもラルベロデザインでペーパーウエイトを作っていた時期があった
最終仕上げはムラノ島に外注にださないといけないので
今はもう作っていない

さーどんなものをつくるのかな?

Pinoは今お皿のオーダーを3枚抱えている
日本のお客様のオーダーでいづれも結婚のお祝いに使いたいとのこと

これで宿題が二つになった!
ちゃんと作れるかな?私も興味深々だ!

そして午後にも不思議な話が、、、、

2010年最初の体験工房 in ベニス

2010-03-05 07:30:45 | ラルベロ(店)での出来事
日本から帰ってきてお店を開けてからまだ1週間もたたないうちに
今年最初の体験工房のお客様がこられた
昨年夏から1年間ベニスに留学している娘さんのお母さん

娘さんのほうは昨年夏に体験済み
お母さんは娘さんから聞きカーニバルにあわせてベニスにやってこられた
“体験できるだろうか”と昨日直接店までききにこられた

その日はPinoしか店に居なく翌日ならということでお返事した

翌日お母さんが約束の時間にお店にお見えになった!
なんとなくどこかでお見かけしたような感じ?

ふとみると日本のデパートで私達が販売していたネックレスをつけておられる
そう横浜からおみえになられたこの方
小田急デパート町田にご来店いただいてご購入してくださってた

顔をみて思い出した!なんかすごく嬉しかった!

早速わいわい言いながら製作に入っていただいた
“楽しかった”と嬉しいお言葉





お母さんは我ショップ ラルベロ でベネチアンガラスの体験をされ
カーニバルでは素敵な貴婦人のような豪華衣装を身にまとわれ
仮面舞踏会を楽しまれていた

いやー素晴らしいベネチアでカーニバル変身とガラス体験両方ともされるとは
なかなかできない素晴らしい経験をされたことでしょう!

お母さん曰く“娘が言っていたけどイタリアっていろいろ大変なことがいっぱいだって”

“そうなんです!この大変さはこの地に住んだ人でないとわからないと思いますよ”
お答えした!
話すし出すときっと終わりがなくなるだろうから

それにしてもオレンジのコンフィーを忘れたのが残念だった!

タロッコの季節

2010-03-04 04:26:12 | イタリア:食材、レシピ
ベニスの冬場の楽しみといえばシチリア産のタロッコオレンジ
日本では“ブラッドオレンジ”として名が通っている

この赤いオレンジ、それはもうほっぺたが落ちるくらい甘くて
美味しい!私は毎日2.3個食べる

Pinoは毎朝2個生絞りジュースとして飲んでいる



で今回も昨年同様オレンジのコンフィーを作ってみた
素材がいいのでやっぱり美味しい

レシピは2009年3月25日に掲載

昨日今年初めの体験工房のお客様があったので
作ったオレンジのコンフィーを食べていただこうと朝持っていく用意をしていた

ががが、、、、店に到着
しっかり持ってくるのを忘れてしまった

最近物忘れが凄く激しい、、、、
Pino “佳奈枝、、、また忘れたの!おばちゃん!”って言われている始末

ちなみにこの“おばちゃん”と言う台詞Pinoはしっかり日本語で言う
こんな言葉だけはしっかり記憶に残っている!

あー私の脳みそ腐ってきてるかも?

やればできるやん!

2010-03-03 05:24:08 | イタリア:自宅&畑&花
昨日やっと冷蔵庫の最終取り付けに業者の人がきてくれた

金曜日に購入先に電話
棚が仕上がったので再度取り付けに来て欲しいと言うと

“じゃー折り返し電話します”と、、、、
折り返し電話かー????と私

案の定思ったとおり折り返しの電話などなく
翌朝再度こちらから電話した、、、いつもの事ながらやっぱり腹は立つ!

日本ではありえない、、、折り返し電話するといえば必ず電話はかかってくる

ところがどっこい!イタリアではかかってこないことの方が多い!
はーっイタリア!

で確認するとなんと月曜日朝8時に来るというでわないか!
朝の8時ってーと思いながらも、昼間まで待って店に行けなくなるより
づーっと良い

で月曜日の朝早めの朝食をとっていると

7時45分“リーン”という家のチャイムがなった

“えーまだ8時になってないやんもう来たの?”って感じ

鍵を開けると二人のおじさんが道具を抱えて入ってきた
早速冷蔵庫の取り付け開始、急いで中身を空にすると
手際よく仕事してくれた




8時10分全ての仕事を終えておじさんたちは帰っていった

なかなか気持ちの良い仕事ぶりだった
イタリア人は働かないって言うイメージを持っている人多いけど
それは大きな勘違いかも

やるときはやる、やれば出来るのだ!
いつもこのくらいの勢いで仕事にかかって欲しいもんだ!

少々驚きの一日だった
イタリアで起こるすべのとこがこのくらいスムーズに進むと
私のイライラはなくなるだろうに!