晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

『8月6日』と『8月9日』は毎年やって来る。「核の無い平和な社会」はいまだやって来る気配もない。

2012-08-08 23:53:15 | 歴史と文化
今年も、8月6日はやって来た。
今年も、8月9日もやって来た。


昨年のこれらの日も、特別な日であった筈である。

原子力発電所が爆発し、放射能が国土を汚染した年の、原爆忌であったのだから。


そして、一年が過ぎて、今年のこの日は、更に加えて特別な日である筈であった。

停止されていた原発を、安全性の確認が何もなされないまま強引に、再稼働させた年であるのだから。



@asunokaori asunokaori(紫野明日香 脱原発に1票+α)
福島の女子高校生の挨拶。「普通の高校生だった私たちはある日突然被災者となりました。避難所の生活は辛く過酷なものでした。今回広島に来て、広島でも同じように放射能の悲しい過去があったことをたくさん学びました。これだけははっきり言えます。私たちの未来に核兵器や原発はいらない!!」



▶<平和記念式典>福島から広島へ 避難の小6が願い込め(毎日/見出し)

>「平和とは、世界中すべての人が幸せになること」。東京電力福島第1原発事故後、福島から広島に避難した小学6年、三浦友菜(ゆうな)さん(11)が、戦争と放射能汚染のない世界を願って書いた作文が、「平和の歌声・意見発表会」(広島市教委主催)で優秀作に選ばれた。

>友菜さんの作文「幸せな世界」の全文は次の通り

    ◇

>私は、平和とは、世界にいるすべての人間が幸せになる事だと思います。

>私には、家族がいます。私の事を支えてくれる家族がいます。私の友達にも家族がいます。三人の家族もいれば、五人の家族もいます。私の家族は五人います。でも今、広島にいるのは、四人だけです。お母さん、お姉ちゃん、妹と私はお母さんのふるさとの広島でくらしていますが、お父さんは今までみんなでくらしていた福島県いわき市にいます。なぜ、はなれてくらしているかというと、2011年3月11日の東日本大震災が起きてしまったからです。

>3月11日、地震がきました。とっても大きな地震で、建物がくずれたり、津波が来たりして、たくさんの死者が出ました。地震や津波だけなら福島にいられたのですが、その数日後、福島第1原発が爆発して大変な事になりました。

>「放射能をあびると体に悪いえいきょうがあるから福島にはいられない」。とお父さんは言いました。そして、私の家族は広島に住むことになりました。しかし、お父さんは会社の仕事をしなくてはならないので、広島に住むことができません。一人残って文ぼう具店の仕事を一しょうけん命しています。時々、私たちに会うために広島に来てくれますが、数日するとまた福島にもどります。お母さんも私たちの世話をしながら1ケ月に一度、家のことをしたり、福島の人に安全な野菜をとどける仕事をしたりしています。

>私はあの大震災が起きるまで家族はいつもいっしょにいるのがあたりまえの事だと思っていました。でも今はお父さんと、はなれてくらしていて、少しさみしい時があります。いわきの友達にも会ってみたいし、いっしょに遊びたいなと思う事もあります。

>世界には、戦争などで家族を失っている人がたくさんいて、一人ぼっちになってしまった子もいると思います。私は家族とははなれてくらしていますが、家族を失ってはいません。家族がいない人は私よりさみしい思いをしていると思うのです。

>去年の平和学習で平和記念資料館に行きました。そこにはひふがはがれている人のもけいや写真、ぼろぼろになったふくやおべんとう箱の実物などがあって、それを見た時、原爆ってほんとうにおそろしいな、目に見えない放射能ってすごい力をもっているんだなと思いました。そして、広島と福島とはなれてくらすことを決めた、お父さん、お母さんの気持ちがあらためて分かりました。

>私は、戦争をすると、する分だけ、世界から幸せが消えると思います。でも、戦争をしていなくても放射能のことを心配してくらさなければならない今の日本も決して平和とは言えないと思います。

>今、福島には、自分の家でくらしたくてもくらせない人がたくさんいるし、反対に福島第1原発からはなれたくても仕事でそこに入らなければならない人もいます。

>私は、世界から戦争が消えて、放射能の心配も消えて、いろいろな国と仲良くできたら良いと思います。早く世界のみんなも幸せになってほしいと願っています。そして、私も一日でも早く、福島で家族5人が安心して、楽しくくらせるあたり前の日が来てほしいと思っています。
【毎日新聞/8月6日(月)2時30分配信】



野田佳彦。
菅直人。
枝野幸男。
仙谷由人。
細野豪志。
勝俣恒久。
西沢敏夫。
班目春樹。
近藤駿介。
鈴木篤之。
山下俊一。


これらの子供達の声を、如何に聞く!



▶平和記念式典で首相「原発に依存せぬ社会」(日テレ/見出し)

>広島は6日、66年目の原爆の日を迎えた。平和記念式典に出席した菅首相は、国のエネルギー政策についてあらためて「原発に依存しない社会」を目指すとした。市民の受け止め方は様々だったようだ。

>広島市に原爆が投下された午前8時15分、式典に参加した約5万人が一斉に黙とうをささげた。

>静かな祈りの一方、福島第一原子力発電所の事故を受け、被爆地の市長が「平和宣言」の中で求めたのは、国のエネルギー政策の見直しだった。

>広島市・松井一実市長「原子力発電に対する国民の信頼を根底から崩してしまいました。日本政府は、このような現状を真摯(しんし)に受け止め、国民の理解と信頼を得られるよう早急にエネルギー政策を見直し、具体的な対応策を講じていくべきです」

>菅首相も、あらためてこの問題に言及した。

>菅首相「私は、原子力についてはこれまでの『安全神話』を深く反省し、事故原因の徹底的な検証と安全性確保のための抜本対策を講じるとともに、原発への依存度を引き下げ、『原発に依存しない社会』を目指してまいります」

>広島市民の女性「親も原爆に遭っているし、脱原発の方がいいと思う」

>広島市民の男性「原発は、今はまだ必要じゃないか。原爆はもう、絶対いかん」

>菅首相と懇談した被爆者からは、原発に関する首相の発言に対して注文もついた。

>広島県被団協・坪井直理事長「もうちょっと具体性が欲しいという願いはあるから、その面からいうと、まだまだこれからだ」

>菅首相は最後に、「放射能による色々な問題を引き起こさないような社会を目指す重要性を、あらためて強く感じた」と述べた。

>原発も含め、「核」について思いを巡らす66回目の「原爆の日」となった。
【日テレ24ニュース/8月6日 20時34分配信】



「原子力発電に対する国民の信頼を根底から崩してしまいました。日本政府は、このような現状を真摯(しんし)に受け止め、国民の理解と信頼を得られるよう早急にエネルギー政策を見直し、具体的な対応策を講じていくべきです」

松井一実広島市長のこの声明が、「産学官政報」一体になっての『原子力マフィア』の耳に届くとは、到底思えない。


「私は、原子力についてはこれまでの『安全神話』を深く反省し、事故原因の徹底的な検証と安全性確保のための抜本対策を講じるとともに、原発への依存度を引き下げ、『原発に依存しない社会』を目指してまいります」

菅直人の、この政界での存在回復の為の見え見えの発言が、広島はおろか福島や、ひいては日本全国の国民の琴線に触れるとは、到底思えない。


松井市長も、「原発廃止」と直接表現しない、或る種の「逃げ道」があざといのみである。



▶広島67回目の「原爆の日」総理や浪江町長らも参列(ANN/見出し)

>広島は原爆投下から67年を迎えました。野田総理大臣は平和記念式典で、エネルギー政策についてほとんど触れませんでした。

>松井一美広島市長:「日本政府は、市民の暮らしと安全を守るためのエネルギー政策を一刻も早く確立して下さい」

>一方、野田総理がエネルギー政策について触れたのは、約6分間のあいさつのうちわずかに一文です。

>野田総理大臣:「脱原発依存の基本方針のもと、中長期的に国民が安心できるエネルギー構成の確立を目指します」

>福島・浪江町、馬場有町長:「私は『中長期』なんて言葉で言い表してもらいたくなかった。本当にやる気があるのか分からない」
【ANNニュース/8月6日(月)13時13分配信】



私は、人類の頭上に「原子爆弾」を平然と投下したアメリカを、決して許せない。

勿論、原爆以外にも「如何に日本の市街地を焼き尽くすか」と『焼夷弾』の研究開発をしたアメリカの精神も許せない。

非戦闘員である民間人を攻撃目標にして、一晩で20万人もの市民を焼き殺した「東京大空襲」も、許せない。

勿論、大阪大空襲も、横浜大空襲も、その他米軍機が民間人を殺しまくった、総ての大空襲を許せない。


ちなみに、本土空襲の指揮を取っていたカーチス・E・ルメイ将軍は、明かに非戦闘員を狙ったとする批判に対して、戦後の回想記のなかで次の様に述べている。

「私は日本の民間人を殺したのではない。日本の軍需工場を破壊していたのだ。日本の都市の民家は全て軍需工場だった。ある家がボルトを作り、隣の家がナットを作り、向かいの家がワッシャを作っていた。木と紙でできた民家の一軒一軒が、全て我々を攻撃する武器の工場になっていたのだ。これをやっつけて何が悪いのか…。」

このカーチス・E・ルメイ将軍は、グアム島在米爆撃隊司令として、広島・長崎に投下された原子爆弾にも深く係っていた。


そして、極めつけ。


昭和39年、日本政府は「日本の航空自衛隊の育成に協力した」との理由から、カーチス・E・ルメイ将軍に対して勲一等旭日大綬章を贈っている。

時の総理大臣は、後にノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作だった。



これが、日米の関係性である。

わたしは、このような「白人以外」の人間の命に全く無頓着なアメリカ人が、許せない。



▶核廃絶への役割考えたい…原爆B29搭乗員の孫(讀賣/見出し)

>6日の広島原爆忌を前に、広島、長崎に原爆を投下した米軍爆撃機B29のレーダー士、ヤコブ・ビーザーさん(故人)の孫で写真家のアリ・メイヤー・ビーザーさん(24)が5日、訪問中の広島市で読売新聞のインタビューに応じた。

>アリさんは「日米の歴史を乗りこえた和解を求め、訪れた。核兵器廃絶という目標のため、果たせる役割を考えたい」と語った。

>祖父について「核時代の幕開けの先頭にいた」とする一方、「人類は世界を破壊する能力を持っているのだから、仲良く折り合いをつける方法を考えないといけない」と語っていたことを紹介。「核兵器廃絶に向けて、人類は責任がある。今回の訪問のように小さな歩みの積み重ねをしていきたい」と訴えた。
【讀賣新聞/8月7日(火)10時18分配信】


この手のアメリカ人が、どれだけ「和解」や「核兵器廃絶」などと言う言葉を使われても、どこか引っ掛かる物が有る。

素直に、手を差し伸べる気になれない。



▶トルーマン孫、長崎で献花=被爆者と面談「胸張り裂ける」(時事/見出し)

>広島と長崎への原爆投下を決定したトルーマン元米大統領の孫、クリフトン・トルーマン・ダニエルさん(55)が7日、長崎市内の「原爆落下中心地碑」に献花し、犠牲者の冥福を祈った。

>ダニエルさんは「皆さんの話を聞き、胸が張り裂ける思いだ。行動を起こさないといけない気持ちになった。米国に帰って若い人たちに何が起きたのかを伝える」と述べた。
【時事通信/8月7日(火)18時42分配信】


どなたかのブログに帰されていた言葉が、頭をよぎる。

「消費税を導入した責任を、竹下登の孫のDAIGOに求めても意味は無い」

確かに、その通りである。


そして。

平和に対する普遍的な価値観を広め、核の非人道性を世界中の人々に理解してもらう為にも、この手のアメリカ人の来日と原爆忌への参加は、有意義なのだろう。

頭では理解出来る。

しかし、心の奥で反発する何かが有る。

きっと、私は偏狭なのだろう。



▶<長崎原爆の日>9日の平和祈念式典 首相や米大使出席(毎日/見出し)

>長崎市は9日、67回目の「原爆の日」を迎える。平和公園(長崎市)で開かれる平和祈念式典は午前10時35分に始まり、被爆者や遺族の代表、野田佳彦首相ら政府関係者、各国大使らが出席。米政府代表として初めて駐日大使も参加する。原爆投下時刻の同11時2分に全員で黙とうをささげる。

>核保有国では、米国のジョン・ルース駐日大使のほか英、仏の大使も初参加するなど計43カ国(7日時点)の代表者を含む約6000人が出席予定。参加国は過去最多だった昨年の44カ国に次いで多い。

>福島第1原発事故で被害を受ける福島県川内村の遠藤雄幸村長も参加する。

>米政府代表者の出席は昨年の首席公使が初だった。ルース大使の出席について、米国大使館は7日、「第二次世界大戦の全ての犠牲者に敬意を表すため、式典に出席することを光栄に思う。現在の日米の友好関係はこれまでになく強固であると誇りを持って言える」との同大使のコメントを発表した。
【毎日新聞/8月7日(火)19時18分配信】


「自分達が投下した<原爆の被害者>の冥福を祈るため」とは、彼等は言わない。

絶対に。

あくまで「第二次世界大戦の全ての犠牲者に敬意を表すため」に参加するのだ。

その中には、当然アメリカ兵も含まれる。

彼等の冥福を祈る事も、当然重要である。

一昨年まで、米国政府代表が参加しなかった事を考えれば、大きな前進なのだろう。

しかし、頭が理解しても、感情が納得しない。

私はやはり、偏狭なのだ。



それよりも。

その、ヤブ蚊を殺す様に平然と他国の人間を殺す事に、何ら胸を痛める事も無いアメリカに拝跪して、尻尾を振り振りすりよる日本の政界官階財界の面々に、反吐が出るのだ。


時あたかも、野田佳彦総理大臣は、消費税大増税を強行する為に「税と社会保障との一体改革」などと、根拠の無いタイトルで国民をたばかりながら、野党「自民党」と「公明党」との談合政治を繰り広げている。

何の為の増税か。

5%の増税分のうち、1%を社会保障の財源に回すそうである。

残りの4%?

公共事業費に回すと話し合っていた事は、半年前から洩れ伝わっている。

ゼネコンの為、つまり大企業のため。

その公共事業の差配を振る事で、かなりの部分を中抜きする関係省庁と特別法人のため。

官僚が、知恵をひねる事無く「自由に」「楽に」税金を使える様に。

その官僚は、日本国民に使えている訳では無く…。


情けない。

ウワバミの如く、国民の血税を吸い付くし、自分の役所と自分の老後の為に国民を裏切り、何もかも宗主国アメリカに有利に作用する様に、法案整備や経済制度をねじ曲げて恥じない。


そして、永田町も霞ヶ関も、福島第一原発事故の責任追及もなされず、東電の解体も行われず、瓦礫を食品を全国にばらまく事で汚染を希釈し、東電の責任を希釈し、目立たなくして責任を曖昧にぼかす為にのみ、頭を使っている。



▶東日本大震災:福島第1原発事故 政府事故調報告書説明会 「誰も責任取らない」 首長から不満や不信 /福島(毎日/見出し)

>福島第1原発事故を調べていた政府の事故調査・検証委員会(畑村洋太郎委員長)は7日、福島市で県内の自治体に対し先月出した最終報告書の内容を説明した。出席した県と55市町村の首長ら75人からは「誰も責任を取らない」「最終報告とは残念」などとの不満や、原発再稼働に対する不信の声が相次いだ。

>報告書は津波対策や事故発生時の住民避難の準備の不十分さを指摘、東京電力や政府に「複合的な問題があった」と結論づけている。

>「長時間の全電源喪失や外的要因による過酷事故を想定しておらず、最悪の事態への備えが行われていなかった。想定外に対応できる教育や組織文化がなかった」と述べ、日本社会に危険を認め対応する文化が欠如していると指摘した。

>出席者は報告書の内容を評価する一方、事故調が調査目的を責任追及ではないとしたことについて、疑問視する声も上がった。

>檜野照行・浪江副町長も「事故で町民はこの国では何を起こしても誰も責任を取らないと実感した。素晴らしい報告書ができたと床の間に飾って、見たくないものは見ないで済んでしまう」と皮肉った。政府が提言を生かさず「免罪符」に利用しかねないことに懸念を示したとみられる。

>浅和定次・大玉村長は「報告書を生かさなければいけない。責任を感じていない政府、国会議員に対しても説明会を持ってほしい」と述べた。委員は検察などが調査結果を踏まえて責任追及すべきだとした。

>井戸川克隆・双葉町長は、被害の実態を継続的に調査していく必要性を訴えた。「我々にとって事故は3・11以前の姿になって初めて終わる。最終報告書となったのは残念。住む家を失い、町も放射能のゴミ置き場にされようとしていることも歴史に残さないといけない」

>伊藤勝・西会津町長は「政府は調査にどれだけ重きを置いているのか。福島の事故を(原発政策に)生かしていない」と批判。
【毎日新聞/ 8月8日(水)12時51分配信】



「想定外に対応できる教育や組織文化がなかった」と述べ、日本社会に危険を認め対応する文化が欠如している」

早い話が、東電の責任である筈の事故原因を、「日本の文化」にすり替えて、責任を希釈し、ぼかしてしまいたい事が垣間見える。



▶福島第1原発事故 原因究明に加え、刑事責任の追及も1つの焦点に(FNN/タイトル)

>福島第1原発の事故をめぐっては、原因究明に加えて、刑事責任の追及がもう1つの焦点となっている。検察当局の思惑とその課題を取材した。

>2011年3月13日午後7時前、東電・勝俣恒久会長と武黒フェロー(いずれも当時)は、電話で「水素の問題? 国民を騒がせるのがよいのかどうかの判断だけども、次の社長会見で、それを聞かれたら、それ(水素の問題)は否定するよ。それはやっぱり『あり得ない』と」と話していた。

>3号機の水素爆発の前日、迫り来る危機を会見で否定することを示唆していた。

>原発事故から1年5カ月。

>東電によるテレビ会議映像の公開を受け、あらためて、責任の所在を問う声が上がっている中、福島第1原発事故をめぐる告訴や告発を、8月に入り、東京地検など各地の検察当局が相次いで受理した。

>その対象は、東電の勝俣前会長ら東電元幹部をはじめ、菅前首相や班目原子力安全委員長ら、政府関係者など、延べ50人以上。

>若狭 勝弁護士は「(検察にとって)こうした事故の場合は、かなり特殊であり、初めてのケース。起訴するにあたって、そうした『壁』、『ハードル』を乗り越えるのは結構難しい」と述べた。

>ある検察幹部は「今回の事故が、天災なのか人災なのか、『特定』をしていかないといけないが、現状では難しい。原発内部の態勢について、どうだったのか、現場に入って調べたいが、現実的にかなり難しい」と話している。

>これまで調査にあたった4つの事故調査委員会の報告書でも、見解が分かれる事故原因。

>さらに今もなお、原発内部には立ち入れず、現場検証ができない現状で、事故原因を特定することは困難との声もある。

>事故後の対応策が適切に行われていたかについてや、業務上過失致死傷罪の適用についても、ある検察幹部は「(東電が)何も措置を講じてないわけではないし、そもそも被ばくを傷害ととらえられるか、というのが難しい」と話した。

>「『自然災害』でなくこれは人災だと、ある程度、確定的に言えないと、(立件は難しい)」

>検察当局は、民意に基づく検察審査会によって、強制起訴になる可能性も視野に入れていた。

>ある検察幹部は「最大限の努力を尽くして、捜査を進める。結果的に起訴できなかったとしても、少なくとも誰に責任の所在があるのかという部分は明らかにしたい」としている。
【FNN ニュース/8月8日(水)18時32分配信】



いよいよ、67回目の「長崎原爆忌」である。


広島のそれと並んで、「厳粛な」式典が執り行われるのであろう。

野田佳彦も、何のおく面も無く参加し、広島でのと同じ様な「意味の無い」スピーチをするのだろう。

ルース駐日米大使も参列するのであろう。

トルーマンの孫も、思いを新たにするのであろう。


そして。

田上富久長崎市長は、政府に「再生エネルギーへの転換政策の推進の明確化」を訴えるのであろう。


しかし、「原発廃絶」は口にしないのだ。

最後の一線を越える発言は、絶対しない。


広暇と長崎の市民達こそが、福島県民と共に「原発政策の廃止」を訴える一番の有資格者である筈なのに。

そして、広島市民と長崎市民の「代弁者」が、市長である筈なのに。


その間にも、大飯原発は最高出力で核分裂を続行し、日本周辺の海底ではプレートが歪み続けているのであろう。


ようするに、何も変わらない。


8月6日は、平穏に過ぎ去った。

野田佳彦に「腐った卵」が飛んだ訳でもなく、「帰れコール」が怒った訳でもなかった。


そして、8月9日も厳粛に過ぎ去るのだろう。

もどかしい限りである。



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