晴れのち曇り、時々パリ

もう、これ以上、黙っていられない! 人が、社会が、日本全体が、壊れかかっている。

旅から帰ってみると、又々<日本の平和ボケ>に怒り心頭!

2008-05-09 23:03:03 | 社会問題
西アフリカ<ベナン共和国>に行っていました。

帰ってみると、<パンダ>だって!!

中国主席と我が福田『総理大臣』の首脳会談の主軸の話題が<パンダの日本への貸し出し>依頼だった。。。

NHKの7時のニュース(衛生放送でパリでも見られるのです)の最初のタイトルが<中国主席は日本へのパンダ貸し出しに前向き>だった、と愚妻から聞いた瞬間爆発してしまいました。
NHKの7時のニュースは、一応日本の<知的レベル>のバロメーターなのですよ。
それが<パンダ>だって!!

もちろん民放の話題は、その日一日中<パンダ>。

自称<世界の超大国>同士の<首脳会談>の中心議題がパンダ。。。
恥ずかしい!

愚妻いわく。
「このニュースを見たトタン<福田さんってこんなにバカだったんだ。。>と思った!」

愚妻かさねて曰く。
「今この時期だからこそ、他に<話題>が有るでしょ。。。!

<毒ギョウザ問題を始めとする、世界中を脅かしている中国製品の安全問題>しかり。
<チベット問題を始めとする中国政府の人権に対する意識の問題>しかり。
<東シナ海の不法ガス田開発問題を始めとする、日本の主権侵害問題>しかり!」


とまあ、ここまでは<普通>の反応デス。

ただ、<首脳会談>なんて物は、所詮事務方(=外務カンリョウ)の前もって決めたシナリオに則って進められるもの。

オリンピックとその後の万博という、彼等の<自尊心>を多いに満たす<大イベント>を控えた中国側に取って、彼等の微妙な問題は決して表だたせたくない。

長く続いたギスギスした両国の関係が、福田<チョー親中政権>の誕生により、改善の兆しが見えて来た現在、今後の両国の関係の良好な維持の為には、<話題>はホノボノとして、<毒にも薬にもならない>ような<平和>っポイ話題が一番、と言う事で決められたシナリオだったのでしょう。
タイムリーな話題でもあるし。

所詮日本の官僚の考える事はその辺のレベルどまりなんだ、やっぱり。。。

だがしかし!!
やっぱりチガウだろ。

中華人民共和国は、かねてより<指導部>と称する一部少数による<独裁国家>で、近年、国内は<貧富の差>の著しい拡大と、党幹部の腐敗により一触即発の状態に有る事は、世界中の認める所。

そのような国内の危険な状況は、日本と言う<スケープゴート>に国民の目を向けさせることで、辛うじて切り抜けて、少数<指導部>の権力維持が出来ていた訳です。

受け入れ国側(つまり中国)に、安全確保が100%義務づけられている外国公館である<日本大使館>に、ウンカのごとく押寄せたデモ隊が投石を続けるのを、大使館警備の任に有る警察官達が<笑顔>で見ているだけで、何の手出しも警備もしない。

(この映像は世界中のテレビで流されて、<中華人民共和国の後進性>を多いに世界に宣伝したものでした)

そのくせ、その出来事の直後に日本で開かれた<国際環境会議>(タイトルはウロ覚えですが)にはちゃっかり代表団を送って来て、「中日両国はこの問題では多いに協力しあえる関係にある」とニコニコと記者会見していた。

<協力できる>ではなくて、『助けてください』ダロ!

<小泉>と<安倍>と言う<反中国>政権の間は、それが巧く作動して来た。

そこへ持って来て、日本の<親中国政権>誕生により、オオッピラに日本にすり寄って行ける環境が整った。

前述した通り、中国は日本を<悪者>にしておきたい。
ただし、中国政府は、日本の技術が欲しくて欲しくてたまらない。
末期的症状に達している国内の汚染と環境問題は、今の所対処できる技術を持っているのは日本だけのようで。。

そうした状況下での、コキントウ主席の来日だった訳でした。

そのような状況にあればこそ、日本としては、はっきりと主張すべきは主張する。
それが、日本の国益と安全を代表する『首相』の役割でしょうが。

中国側がオリンピックを控えて焦っている、今この時期だからこそ、はっきり言えるハズなのですよ!

そんな事も読めない、コーキュー官僚と政治家サン達。。。

そして国民はと言うと、<パンダ>で国中大騒ぎ。
一頭借り受けるのに一億円ですゾ!
しかも<税金>で払う訳だろ!

パンダが居なくても、日本の安全も国益も損なわれる事は無い。

しかし、中国製品の安全が確認できないと、日本の子孫達の安全は確保できないのです!
(何世代後にトンでもない影響が出てくるのか。。。)

わが領土内の天然資源を、領海ぎりぎりから<盗掘>されると、日本の将来の経済は確保できないのです!

中国が人権擁護の意味を理解しないと、そんな野蛮な<超大国>を隣に持つ日本の安全は、確保できないのです!

そして何より、チベット問題が明確にならないと、<センカク列島>などの我が国日本の<固有の領土>の保全が、危ういのです!!!

<超大国>だと自ら勝手に思い込んでいて、それを改めて世界中に認知させたい両国の首脳は、その自らが求める国力のレベルの器でなくてはならないのですよ。。。

<東シナ海>に建設した盗掘施設は、今更撤去なんて出来ない。
ギョーザだって国内の<労働争議>の陰が見え隠れする以上、あくまで<日本>側に責任をなすり付けるしかない。
ましてや、チベットを手放せる訳が無い。

そんな<彼等>の心中に、まるで<おもねった>かの様に、全く触れないですませられた。
今頃彼等は、ホクソ笑んで居る事でしょう。

やっぱり日本は<チョロかった>ってね。

オリンピックどころでは無いのですよ、コキントウさん!
パンダどころでは無いのですよ、福田サン!

<首脳会談>のお膳立ての裏を愚妻に説明した所、曰く。
「それでもやっぱりフクダサンはバカ!」

我が愚妻に拍手でした。


コメント (1)
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