joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

中古商品の出品

2005年04月12日 | ネットでの取り引き
2月から「アマゾン・マーケットプレイス」や「楽天フリマ」に中古の書籍やCDを出品しています。最近は一日一点ぐらい出品している。

合計の売上げ金額だけであれば1万円を超えたほどです。もちろんそれから送料やアマゾン・楽天に払う手数料を引くと、純益は何千円ほどです。それに梱包や発送手続きなんかの手間ひまを考えると割りはよくないけど、やっていて面白い面もある。

こういう中古商品を個人で売っていると、時間との闘いですね。出品数自体は個人だからとても少ない。にもかかわらずその少ない商品をネットを通じて見つけてくれる「誰か」を待っていなければならない。「こんなものを買ってくれる人がいるのだろうか?」と思いながら出品し、なかなか売れなくて忘れた頃に「商品受注の連絡」というメールが来たりする。やはり願いは忘れた頃にかなうんだね。

でも、こういうシステムができるのなら、昔買ったCDや本なんかもとっておけばよかった。古本屋に持っていっても二束三文で売るのは嫌なので、大量に人にあげたりしたもんなぁ。まぁ、それはそれで喜ばれたからいいんですけどね。

ブックオフとかにもっていっても、CDも本も50円とか100円で買い取られる。しかしそれが店頭で1000円で売られたりする。まあ、会社としては人件費も場所代も維持費もかかるから、そうせざるをえないのだろうけど。

しかし、やはり個人でネットに出品したほうがやはり割りはいいんだと思います。売れるまでに時間がかかるけれども。少しおこづかいが欲しい人には、押入れに眠ってあるいらないCDや本が売れたりするかもしれないですよ。

「商品」というものを売っていて感じたのは、心のどこかで「お客さん」を“敵”のように考えてしまう時があること。“敵”と言うと大袈裟だけど、なんというか、こちらを煩わせる人という風に見ているのです。

自分の梱包やメールでの対応が上手く行っているかどうか神経質になったときに、イライラしてきて、知らず知らずに相手の気持ちを考えずにこっちの都合のいいように解釈して物事を進めようとしたりすることがある。もちろん、面と向かって失礼なメールを出したりはしないけど、気持ちのどこかでお客さんのことが「なんかうっとおしいなぁ」と思っている。

扱う金額のレベルはちがうけど、すべてのビジネスマンは同じようなことを経験しているんでしょうね。お客であるにもかかわらず、また仕事がもらえて嬉しいにもかかわらず、相手を自分の道具のように見てしまうのです。自分が仕事を進めるための道具。自分に神経を使わせるやっかい者。というふうに。

ビジネスはお金を得る手段であるために、お客もお金を得る道具として見てしまう。それは不可避なんだと思います。大切なのは、自分が相手を道具として見ていることを自覚すること。自覚しながら、しかし相手を一人の人間として見て、相手の感情に配慮することを学び、対等に接することができるよう自分の感情を安定させることを学ぶことなのかな。

相手に提供する商品(サーヴィス)が相手にとって重要であると確信し、その取引から自分がお金を得ることを肯定できること。そのときはじめて、相手と対等な関係を作ることができる。

相手からお金を「奪おう」とすれば、ヘンにへりくだったり、横柄になって押し売りすることになる。

などなど考えさせられて、面白いです。


涼風


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