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日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

知と感情 ―Do you have an open mind?―

2005年11月02日 | 日記
    “To his detriment as a scientist, he was too dogmatic in his beliefs to look at problems and solutions with an open mind.”


政治についての意見を書いていると、すっきりするどころか、一日中頭に血が上っていることがあります。昨日もすっかり一日中悪い気分でいました。

最近はあまり人と会わない生活をしているのですが、もし今の自分に現在の政権を支持する人が来て挑発的に感じられる言動を取ってきたら、たとえそれが身近な人であっても、自分は全力で反撃に出て相手の人格に徹底的な攻撃を加えるのではないかと、そう感じます。

以前わたしの周りには、自身と意見が異なるだけで感情的に攻撃をしてくるひとたちがいるように感じて、「あぁ、どうしようもない子供だなぁ」とわたしは解釈して、必死で「鼻で笑おう」としていました。そうすることで自分を正当化し、相手の「攻撃」を無視しようとしていました。しかし、今の自分をみると、まったく同じ傾向を自分ももっているのだなぁと改めて気づかされます。まさに「紅茶を無視しているとコーヒーという現実に向き合わざるをえない」(『なまけ者のさとり方』)です。

betterな社会をデザインするという欲求は多くの人がもっているけど、それを実践する上で意見が違う人がいると、どうしても相手を悪人とみなして攻撃してしまいます。

「批判」ではなく建設的な「指摘」ができればいいのですが、どうしても利害感情が混ざって、他人を貶めるような言動をしてしまいます。

これはどんなに頭のいい人でも脱することができない傾向ですね。知的であることが優秀であるという文化に育っているため、たまたま知的遊戯が得意なだけでその人は社会全体の人を見下してしまうという文化に日本もなっています。

社会について考えたいというのは、べつに奉仕ではなくてその人の欲求から出てくるのですが、どうしても他人への攻撃を伴う場合が出てきます。

抜群に頭がよくてかつ他人をニュートラルに判断できる人もいます。しかし歴史上の知的ブレイクスルーを果たした「偉人」が自分の周りの人を奴隷のように扱ったという例も多すぎるほどあります。まして・・・

なかなか難しいところです。


涼風


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