先日のエントリーで川島隆太さんのボケる条件でテレビやインターネットを見ることという話を書きましたが、ある人にそのことを話してみました。
川島さんの話に対するその人の感想は、「テレビを見ることが悪いとは限らず、楽しみを探すための代替物としてだらだらとテレビを見ることが脳に悪いのでしょう。そういう時は結局テレビを見ること自体には楽しみを見出していないので、満足を得ることができず長時間テレビを見てしまう。本当に楽しくテレビを見るときは、番組を見終わったらさっとスイッチを切ることができる」というのがその人の感想でした。
なるほど。本当に楽しいときはさっと止められるというのはそうかもしれない。
以前僕はドトールにほぼ毎日のように通っていたことがあります。東京の国立市に住んでいたとき、そこの大学通りにあるドトールのお店はとても雰囲気が良く、そこで本を読みながらロイヤルミルクティーを飲んだりすることはこの上もない至福のときでした。
しかし、雰囲気をよく楽しみ、お茶をおいしく飲み、本を楽しく読めたときは、じつは30分ぐらいで切り上げても満足感一杯でお店を後にすることが出来ます。
それに対して、なんか気分がしっくりこないなぁとかイライラしているときは、何とか喫茶店から「楽しみ」「快適さ」を引き出そうとして1時間以上粘ることもありました。
何かをしていて楽しいときは、短時間で切り上げても満足感がある。楽しくないときは、無理にでも楽しくなろうと長時間粘る。それは喫茶店でもテレビでもインターネットでもゲームでも(僕はゲームをしないが)読書でも同じなんでしょう。
楽しくないのに「楽しいはずだ」と思いこんですること、それが「脳」に良いか悪いかは知らないが、気分にはよくないと思う。気分によくないことは脳に悪いんじゃないだろうか。
テレビでも映画でもインターネットでも音楽でも、たくさん長時間接していて、それでも頭がよくまわる人というのはたくさんいるだろう。音楽家なんてずっと音楽聴いているし。
テレビや音楽自体がわるいわけではないんでしょう。
涼風
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