joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

Can't they move?

2007年01月27日 | 店舗を観察して

             「円いベンチ」


キーワード:大手は、ゲリラ的な新規参入者の価格低下に、当面追従できない。

解説:大手は速いスピードで動けない。価格低下をすれば、大手が追従することもあるが、大手はその低価格品を売っても、社内で誰も評価しないため、販売に真剣になることはない。

--「仕事のヒント」神田昌典365日語録--  No.194


写真の現像で、最近は二度ほどDPONEというネットのお店を利用してみました。

この店の特徴はその安さ。L判1枚10円で5ポイントつくので、次回ものこのお店を利用すれば実質1枚5円になります。

元々わたしはcanon selphyを使って家でプリンしていました。これだとでインクと紙を買って1枚20円強です。それでも写真屋さんで現像してもらうよりは安いかもしれませんが、110枚の用紙入りのインクセットを買うのに毎回2千円以上かかるので、一回や二回ならともかく、ずっと買い続けるのは結構キツイです。

それに対して上のお店だと1枚実質5円なので、家でプリントするよりも4分の1安くなります。送料も80円です。またポイントを使えるのは二回目からですが、初回利用時には200ポイントが同時に利用できます。

質のほうは、元々画質にこだわらない私には、ちょっと補正が効き過ぎているのかな?という感じの、くっきりした濃い目の色合いになりますが、とりあえずは満足です。

同じネットサービスでも、フジカラーの料金を見てみると、L判1枚37円。DPONEの7倍の値段です。しかし大手のメーカーに7倍の画像のよさがあるかというと、ちょっとそれは想像できません。

どうしてここまで値段の開きが出てしまうのだろう?

そもそも1枚5円で運営している会社があるということは、それだけの値段でも利益は出るぐらい、インクと紙の単価は本来安いということなのでしょうか?

だとしたら、これまで一枚30円強で商売してきた大手メーカーは、このビジネスはかなりの利益率を上げていた部門だということになります。

もともと大手のフィルムメーカーは町の写真屋さんと提携していて、それら町の写真屋さんの店舗維持費用もかかったから、1枚40~50円が必要だったのかもしれない。

でもネットではそのような店舗維持のコストが消えるので、1枚5円でも通用するのかな。

しかしだとしたら、大手メーカーの1枚30円強という値段は、プリントメーカーのインク代も含めて、ネットを通じた現像サービスの時代に生き残るのはかなり難しいように思う。

どうしてここまで値段の差が開くのだろう?また差が開いている状態が続いているのだろう?大手メーカーはどういう考えをもっているのだろう?



最新の画像もっと見る

post a comment