joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

歩きにくいなぁ

2006年10月22日 | 見たこと感じたこと



わたしは神戸で生れて高校が終るまで過ごし、それから各地を転々とし、また神戸に戻ってきたけれど、それほど神戸のことを知っているわけではありません。

高校生のときまで神戸にいても、飲みに行く場所など大人が遊ぶ場所は当然知らないのです。神戸のデートスポットなんていうのも知りません。

高校生の頃に三ノ宮(神戸の中心)に行っても、いつも輸入盤が置いてあるタワー・レコード店に行き、12インチレコードをよく買ったりしていました。当時はCDとはべつに、12インチシングルというジャンルがあったのですよ。今は全部CDシングルに入っているのかな?

なので、三ノ宮でもそのレコード店以外の場所はろくに知りませんでした。今でもそんなに知らない。

「オルゼー美術館展」を観に神戸市立博物館に行くと、いわゆる「旧居留地」という場所を通ります。どういう歴史を持つ建物なのかよく知らないけど、“外人さん”が昔神戸港で仕事などをしていた場所で、“昔の洋風”な建物があります。

そう言えば、子供の頃に三ノ宮に行くと、母親に「三ノ宮には外人さんがたくさんいるのよ」と言われ、ホントに外国から来た人がたくさん歩いている場面に遭遇して、ポカンと眺めていました。

今ではそういう光景をむしろ見ないなぁ。欧米から来た学生風の人はよく見るけど、ビジネスマンは見ないような気がする。もっとも北野町なんかには欧米から来た母親と子供がよく歩いているから、お父さんも神戸で働いているのだろうけど。

先日「旧居留地」に行くと、なんだかブランド店が並ぶ場所となっていました。これはいつの頃からだろう?僕が子供の頃からあったのだろうか。それとも震災後?

いずれにしても、なんだか「旧居留地」がとても安っぽい場所になっているように感じました。それなりに高級そうなブランド店(よく分からないけど)が並んではいます。でも、こういう本来は歴史を感じさせることで魅力を醸し出すはずの場所に、おされだからという理由で資本が出店してきているのだろうけど、それによってかえって「旧居留地」という場所の魅力はなくなっているようです。

これは僕の偏見かな。ブランド店やそれを目当てに来るお客さんが多いと、「旧居留地」というのが、いい服を着たおしゃれなカップルや女性たちや親子連ればかりになってしまい、なんだかとても“ギラギラ”した場所になっているようです。欲と虚飾にまみれている感じで。みんなきれいな格好で、顔も化粧で表面は綺麗なんだけど、本当の顔が見えない感じ。やっぱり偏見かな。

でも、北野町にしても旧居留地にしても、日常とは違う雰囲気を出してこそなのに、ブランド店が占めることで、俗っぽい欲が彩る場所になっている気がする。


涼風


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