途方にくれる

学校の人数が300人であるとき、「あなたは150番」と言われた子供が勉強しようなどと言う気を起こすでしょうか。がんばっても100番ぐらいです。まして230番の子供が勉強しようという気を起こすでしょうか？

メディアには東大や早稲田を出た人間がどういうように社会で活躍しているのかという実例にはあふれています。だから「一流大学」に行くことのできる子供は自分の将来像を描きやすくなります。

しかし、公立中学で200番の成績の子供に、どういう将来を描けというでしょう？あなたは「200番目」と言われて、10番以内に入らなければ自分がどうなるか分からない状況で、勉強にがんばる気が起きるわけがありません。

どういうことなのさ？

携帯910SHで撮った写真はどうすれば取り込めんるんだろう？

ソフトウェアをダウンロードしてUSBケーブルでつないでも動かないぞ。

あれ？

パソコン上では今日の気温は13度で晴れ。

でも朝起きたときはとても寒かったよ。

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』

今やすっかり時の人となられた勝間和代さんの『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』を読みました。

内容はすでに多くのブログで取り上げられているし、書店のビジネスコーナーで平積みされているので、手に取ったことのある人も多いと思います。

私にとって印象が一番強かったのが、著者が述べる「アウトプット」の方法。著者がマッキンゼーにいたときに身につけた方法だそうですが、相手に自分の言いたいことを効果的に伝えるための方法のようです。

たとえば、自分の言いたいことの優先順位をはっきりさせ、とにかく重要なことのみで内容を組み立てることです。

一見当たり前のようでいて、実はこれは難しい。人って、自分の言っていることから自分で平気に脱線していきますからね。

著者が紹介する『ロジカル・シンキング』という本を読んでみたくなりました。


この本で著者が述べていることは、一つ一つは大げさなことではありません。ただ著者が普通の人と違うのは、日々の生活・仕事で「こうした方がより効率的」という小さなことにたくさんきづき、かつそれら一つ一つを突き詰めることだと思います。思うだけでなく、生活の中で実行・継続していくのです。

それは「大発明」でも「ひらめき」でもないかもしれませんが、その多くの小さなことを継続できることが、著者を普通の人から区別しているように感じました。