joy - a day of my life -

日々の体験や思ったことを綴ります(by 涼風)。

リスニングあれこれ

2005年05月13日 | 語学
最近は英語の勉強はNHKのラジオ講座や英語ニュースを聴いたりCDを聴いたり、主にリスニング中心になっている。

NHKのラジオ講座は『英会話初・中・上級』と『レッツ・スピーク』『やさしいビジネス英会話』。これらの番組は易しくもあり、難しくもある。

たとえ英会話初級でも、英語のスキットだけをずっと流されたら一回で理解するのは難しいかもしれない。たとえどんなに簡単な論理の英語でも、耳で理解するのは難しいのだ。ある英語サイトでは、初級の単語ほど聴き取るのは難しいと言ってあった。またどんなに簡単な英語でも、英語の発音では単語が連続して発音されるので、前後の単語で微妙に発音が変わったりする。

逆に、どれほど難しい論理の英語でも、日本語の解説が入ることで分かってしまうことがある。その点では、やっぱりラジオ講座は日本語の解説が多すぎるかもしれない。

ただ、自分で本やCDを買って勉強するというスタイルだけだとなんだか孤独な感じがするので、“一緒にしている”という感覚を持つためにもラジオを聴いていこうと思います。

ただ、僕にとってはともかく、よくできる人にとっては英会話上級でも全然物足りないかもしれない。それに対して「やさしいビジネス英会話」は、大学の英語の先生ですら難しいと言っています。そうかもしれないけど、解説の杉田敏さんの話とか面白い。かならずしもビジネスに内容は限っていないし、本気で英語を勉強したい人にとってはこれが一番いいのでしょう。

いずれにしても、どの番組ももっと日本語を少なくしたほうがいいんじゃないだろうか。

ラジオの外国語ニュースは、例えばドイツ語だとドイツ人がしゃべっているのに、英語は日本人がしゃべっている。なぜだろう?アナウンサーを日本人にしたいのなら、日本人でもドイツ語を上手く話せる人はたくさんいるだろうし、そんなことはNHKだって知っているだろう。

ひょっとして、じつはネイティヴのようにドイツ語を話せる日本人はいないということなのだろうか?でもゲーテ・インスティテュート(世界一有名なドイツ語学校)でドイツ語教えている日本人もいるしなぁ。

CDは、神田昌典さん著『お金と英語の非常識な関係(上) 神田昌典&ウィリアム・リード、スペシャル対談CD付き』の付録のカナダ人ビジネスマンとの対談CDを聴いたりしている。最初は全然分からなかったのに、最近は聴くごとに分かる量が増えてきた。なんだか嬉しい。

『やさしいビジネス英会話』にしても『お金と英語の非常識な関係』にしても、やっぱり内容のある話だと理解できると楽しくなる。

日本に比べて欧米では、リスニング・ブック、つまりテープやCDを本代わりに聴く習慣が根づいているみたいで、いろいろなジャンルのCDが売ってある。僕がドイツにいたときも、本屋さんでたくさん朗読CDが売ってありました。ビジネスから文学・歴史・社会科学・エッセイ、他いろいろ。アマゾンで試しに買ってみようかな。

この朗読CD・テープというジャンルは、なぜ日本でもっと流行らないのだろうか?僕は最近買った本田健さんの講演会CDももう何度も聴いている。本だと2回も読めばもうそれ以上読む気はなくなるけど、CDやテープだと何度も聴こうというモチベイションが湧く。それは、たんに内容だけじゃなく、話者の息遣いみたいなのに触れるのが楽しいからだと思う。

でも、ホントは書籍を読んでいても書き手の息遣いみたいなのを読み手は感じることができる。だから僕には「作者の消滅」みたいな議論は最初から興味を感じなかった。

もちろん日本にも朗読CDはあるけど、名作文学とかに限定されている印象がある。もっとたくさん、例えばベストセラーになったらすぐ朗読CDを出してもいいと思うけど。『電車男』や『バカの壁』のCDとか(僕は両方とも読んでいないけれども)。

人間はラクな方へラクな方へ流れていく。本を読むより聴くほうがやはりラクなのです。ただ日本人にはまだその習慣がないだけで、一度その習慣ができると、あっという間に拡がる気はするのだけど。

自己啓発やビジネス関連ではたくさんテープとかあるだろう。でも、もっとベストセラーの本でCDを出したりすれば、本を買った人が再度購入したりするのではないだろうか。出版社にとっては一粒で二度おいしいのです。

なんだかとりとめのない内容になってしまいました。


涼風