下市町栃原の「栃原道しるべ」の実生スイカ「吉野」
奈良県はかつてはスイカの名産地。
下市町もかつてはスイカ畑が広がっていました。
現在は少なくなりましたが、
旬の風物詩として、今も根強い人気があります。
栃原地区の直売所「栃原道しるべ」で登場したスイカ。
しかも品種は「吉野」。
さらに、このスイカ。只者ではありません。
「実生(みしょう)」なのです。
「自根」とも呼ばれたりします。
一般的にスイカは根が病気に弱いため、
ユウガオやカボチャなど他のウリ科の野菜に
「接木(つぎき)」されて育てられます。
ところがこちら「実生」は、接ぎ木されてない、
いわばスイカ本来の根で育ったものです。
「実生」で育てると、スイカ本来の甘みや歯ざわりなどが生きてきます。
ただ、病気のリスクが高くなりますので、
接ぎ木栽培よりもかなり手間がかかります。
更に、「実生」で育てた場合は連作が出来ません。
最低3年〜5年、中には10年以上あけないといけません。
口にした感じはシャリシャリ感があって、しかも、のど越しも滑らか。
また、甘味も強く、しかもインパクトのある甘味ではなく、
じわりじわりとした甘みで、爽快感があります。
スイカ好き、スイカ通(?)には甘味の感じ方やシャリシャリ感の違い(接木の方がやや固さを感じるなど)がすぐに分かるそうです。
※栃原道しるべの営業時間は
毎週土,日曜日 午前8時~午後4時
です。
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