CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

ノリの効いたシーツを見て、頭に浮かんだあれこれ・・・

2018-02-24 10:34:32 | 日記
久しぶりの日差しが、心地よい。
雨が降らなくては、作物は実らないし、
寒さを越えなければ、桜は咲かない。
もちろん、存じ上げておりますが、
やっぱりこの季節はお日様がありがたい。

とはいっても、日差しの強さは、
夏冬限らず強くなっていて、
そのことに驚いたりもする。

ここ数年、穏やかな日和・・・が少なくなってしまった。

社会全体もなんとなく、『強い』感じで、私は疲れてしまう。
穏やかな方がいいな・・・と感じるのは歳を重ねたためだろうか。

私の職場では、シーツと布団カバーをクリーニングに出している。
クリーニングからかえってきたシーツや、布団カバーは、ノリが効いている。
昨日、夜勤さんが、シーツを取り替えていて、
「このクリーニング屋のノリはかなりしっかり効いている」とおっしゃった。

それで思い出したが、我が母親は、かなり豊かな家庭の娘で、
商家だったこともあるが、男性の使用人が自宅にもいるような家庭で、
ひとりっ子だった母は、その使用人の方のお子さんたちと兄弟のように育ったようだ。
私も子どもの頃、『一郎おじさん』『勝子おばさん』の家に遊びに行ったものだ。
一郎おじさんは、悪戯心のある面白い叔父さんで、
勝子おばさんは、プリンという食べ物を教えてくれたおばさんだ。
あ・・・今日は、その話ではない。
つまり、我が母はかなりのお嬢様で、本所から蒲田に越してきたときも、
小学校にお手伝いさん、つまり、一郎おじさんのお父さんが、
昼になると温かいお弁当を届けてくれるような家で、
周りの子どもたちとは少し違っていて、かなりいじめられたようだ・・・
そんなお嬢様育ちの母は、洗濯もあまりしたことがなかったのかもしれない。
結婚も遅かったようだが、父と恋愛の末・・・結ばれた様で・・・

その新婚時代・・・とにかく大好きな正夫さんのためにと甲斐甲斐しく頑張ったのだろう。
洗濯物には『ノリ』を効かせたらしい・・・下着まで・・・
優しい父は、ノリのきいた、カタイカタイパンツに閉口したようだが、
しばらくは、我慢していたらしい・・・結果は、悲惨だったらしいが(笑)

父は、私によく言った・・・
「好きな男ができても、パンツにだけはノリはだめだ」と。。。

昨日、ノリの効いたシーツを見て、ふと、母を思い出した。
愛情たっぷりのノリの効いたパンツが風になびくのを眺めて、微笑んでいる母が目に浮かぶ。

パンツのノリも強すぎては、大変なことになる。
柔らかいくらいの優しい手ざわりがいいよなぁ・・・と思うわけです。

相手に良かれと思ってしていることも、
時には罪深い結果を生むことになったりするんだなぁ。
良かれと思っている相手の心を思いやるから、
なかなか言い出せず、悲惨な結果になることもある。

まぁ、関係というのは双方があり、
社会というのはいろんな関係がシナプスのように張り巡らされている。

ひとつのシナプスだけではどうにもならないこともあるかもしれないが、
たとえ、どうにもならなくても・・・
風に吹かれて、ニュートラルな状態で、様々を見つめ、思考したいと思う私なのでした。

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