CuniCoの徒然・・・岩下邦子の独り言

日々の暮らしの中で、立ち止まったり、すれ違ったり。私の中のアレコレを思いつくまま、気の向くまま。

610.046km離れたところから(^.^)

2019-06-02 11:09:06 | 日記
昨日、城南高校三十三期軽音部主催城南祭Ⅱに参加した。

まぁその城南高校もいまや、六本木高校と名を変えてしまって、
『城南祭』の名を冠した文化祭は無くなってしまったわけで、
おらたちでやっちまおうじゃないか!てなノリで、
ずっとバンドなどをしてきている軽音部のメンバーが大人になってから
知り合ったミュージシャンの協力も得て、ライブハウスでの敢行である。
どうせなら、高校のあの体育館で・・・
坪当たりの固定資産税最も高いであろう西麻布の住所に体育館はある。
(ちなみに高校は道路を挟んだ六本木6-16-36という住所だ。)
その体育館でもいいじゃないかと思うが
機材の準備もその他の準備もアラカンには体力的に無理がある・・・
ってことかどうかは知らないが、新宿の老舗ライブハウスでの敢行となった。

ノリノリのナンバーでみんな今にも踊り出しそうになりながら時間がながれる。















なにしろ、あの時代の、六本木で高校三年間過ごしたわけで・・・
ディスコ在りましたから(笑)
ちなみに、私は人生一度もディスコに足を踏み入れてはいない、硬派である(笑)

そんなノリノリめっちゃ明るい、アラカンヤンキーな感じの空間で
私は『朝日楼』を歌った。

Bitches Brewの手伝いもあり、遅れて参上となったが、時間を作ってくれた・・・
(で、マロの曲がカットになったり、すまんかったのう)

表現する人間として、どんな時でもどんな場でも、その一つ一つを大切にする。
そのことを改めて認識した私なのでした。
褌を・・・帯をしっかり締め直して、立たなければいけないな・・・と
そんな風に感じた瞬間だった。

城南祭Ⅱ企画してくれたみなみなさま、ありがとうございました。

で、当然二次会に流れるわけだが、この二次会も私の丸まった背中を伸ばしてくれた。

「私は邦子の親友だからね!」とまっすぐ私をみつめて言ってくれるK子。
私は、記憶というものが乏しい。
短期記憶も長期記憶も、おぼつかない。
若い頃から、ずっと。
だから、高校の記憶があまりない。
まぁ彼氏が大学生だったこともあるが、『城南高校』での記憶は乏しい。
授業中眠っていて、授業終了のチャイムで目覚めると、
校庭の向こうに東京タワーが見えたことは覚えているが・・・
K子に「どーせ覚えていないだろうけれど・・・」といつも言われる。
「ごめん、覚えてない・・・」と答える私。
そんな私を『親友』と言ってくれるK子は、
とても静かな印象の子なのだが、芯がしっかりしている。
そして、友達も多い。
そんな彼女が真顔で言う。
「私はね○○キロ離れたところから、いつも邦子を応援してるんだからね!」
そう、彼女はいつも本気だ。
物静かだけど、芯はしっかりしている・・・こういう女性は、いつも本気である。
お酒も本気・・・生半可じゃない知識と愛がお酒に注がれている。
遠く離れたその地から、タイミングが合って
実家に戻っていれば、LIVEに顔を出してくれる。
そんな彼女は仕事もあるので、今日島根に帰るらしい。
「今回もいけなくって残念だけど、応援してるんだからね!」
まっすぐ私の目を見て彼女は言う。

勇気をもらった。
私は彼女とは正反対で、明るくて社交的でハキハキしているけれど、
実は自信の無い、迷ってばかりの女で、
誰かと旅行に行きたいとか食事したいとか思わないタイプだ。
そんな私は、いつものように昨日も座って踊るみんなを眺めていた。
しあわせそうなはじける笑顔で、
日常と違う表情でそこにいるみんなを眺めているのが好きだ。
でも、その世界に足を踏み入れることは無いし、望んでいないんだな、きっと。
眺めているのが、すきなんだ。

そんな私を、K子はまっすぐ見据えて言った。、
「応援してるんだからね!」
私の丸まった背筋が伸びた。

ありがとうね、K子。
お邦、頑張ります。

ちなみに、そのK子のお家と私の家の直線距離を検索してみた。
610.04km離れているらしい。
それが、どんな距離か実感できないけれど、K子はいつもそばにいるんだ・・・
そんな風に思えた。

昨日は、とても良い夜だった。

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